はじめに
第1回では、経緯と仕様についてお伝えしました。
https://qiita.com/AbridgeOkinawa/items/2fe5881cb2274144bd91
第2回はGoogle Workspace制限について記事にします。
Gmail制限とGAS制限
GASには業務効率化に役立つツールですが、有料・無料に関わらず利用にあたっては様々な制限事項があります。
私自身、不正利用などを考慮してかなと考えていますが、ここまであるのかとビックリしました。
全ての制限については、公式サイトをご確認頂くこととして、当記事では、今回考慮する必要があった制限についてご紹介します。
Gmail制限
- 送信制限
Gmailにおいて24時間以内に送信できる件数が決まっています。制限に達してしまうと、メール送信不可となり、解消は24時間後になってしまっています。
種別 | 制限 |
---|---|
個人アカウント(無料) | 100通 |
無料試用アカウント | 500通 |
有料アカウント | 2.000通 |
※今回は、個人アカウント(無料)で実装しました。他サイトでは500通で送信不可と紹介されているようですが、私の場合、100通程度で送信不可となりました
もし、100通以上のメール送信するのであれば、Google Workspaceと呼ばれる、企業向けのクラウドツールを利用すると上限を引き上げることができます。
ただ、容易に有料アカウントにすることはできないことに注意したいです。
まず、試用期間(14日)があり、その期間は有料アカウントに変更することはできません。(2022年11月時点)
試用期間終了して2,000通メール送信できる!ではなく・・・
ドメインに対する請求額が100米ドルに達成且つ、その請求額に達してから60日以上経過しなければ上限を引き上げしないそうです。(2022年11月時点)
つまり、直ぐに2,000通を送るためには、早くても60日後です。
(何とも厳しい。)
GASスクリプト制限
6分の壁をご存知でしょうか?
GASには、スクリプトの実行時間が6分という制限があり、これは、個人ユーザーや有料アカウントに関わらず6分です。
そのため、6分以上になるとタイムアウトエラーが発生して、強制終了します。
6分以内で実行できたら良いのですが、今回の大量メール送信では無理と判断して、トリガーを発行する方法で6分の壁に挑戦することにしました。
特徴 | 個人アカウント | 有料アカウント |
---|---|---|
スクリプト実行時間 | 6分/実行 | 6分/実行 |
トリガー | 20ユーザー/スクリプト | 20ユーザー/スクリプト |
おわり
第2回はへぇーって内容でスミマセン