経緯
PowerAutomateDesktop(PAD)でメール送信(Gmail)フロー作成した際に、以下の情報が。
「アカウントを安全に保つため、2022年5月30日より、Googleは、ユーザー名とパスワードのみでGoogleアカウントにログインするサードパーティ製のアプリとデバイスについてサポートを終了いたします。」と発表がありました。
要するに、外部アプリからGoogleアカウント利用に対して制限をかけるとのこと。
確かに、セキュリティ的にも危険ではありますからね。
サードパーティーがダメなら、GoogleAppsScript(GAS)であれば、送信できるのかな?と考えて、実装しました。
ちなみに実業務では使っておりません^^
GASで実装してみて
1.プログラミング初心者向き
PHP・Javaなど学習することももちろん良いですが、GASは環境構築は不要なため、直ぐに始めることできます。
また、JavaScripをベースに作られているようなので、JavaScriptの勉強にもなります。
2.課題解決力向上
スクリプト実行回数、1日のメール送信件数などGoogleには様々な制限があり、それに対してどう解決できるかを考えるため、課題解決力向上が見込めます。
仕様
給与明細及び勤怠表をメール送信
当システムを使用する方は、非エンジニア
対象
200人のスタッフ
項目
- スタッフ情報
- ID 国別コード(2桁) + 数字5桁
- 社員名
- メールアドレス
- メールテンプレート
- 複数あり
- 勤怠表
- 複数(上限3ファイル)
- 給与明細
- 1ファイル
全体図
送信対象リスト
当リストを元にメール送信実行
- 社員ID
- 社員名
- mailアドレス
- mailテンプレート(パターン1、2、3)
- 勤怠表1
- 勤怠表2
- 勤怠表3
- 給与明細
- 送信結果
国別フォルダ管理
当リストを国ごとにフォルダIDを事前に保管。
※フォルダIDとは、Google Drive内で該当フォルダがどこあるのかを示す一意IDのことです。
- 国コード
- 勤怠表フォルダID
- 給与明細フォルダID
勤怠表フォルダ管理
処理速度を考慮して、国コードフォルダ配下に国コードに応じたファイルを保管。
給与明細フォルダ管理
処理速度を考慮して、国コードフォルダ配下に国コードに応じたファイルを保管。
mailテンプレート
様々な文書に対応できるように、テンプレートを保管。
おわり
第1回はこの辺で。