1. はじめに
こんにちは!
2025年7月、AWS Certified Solutions Architect - Associate(SAA-C03) に、1カ月の学習で無事合格しました!
かなりギリギリですが。。。😅
この記事では、試験の概要から出題傾向、使った教材、学習方法、試験のリアルな感想までを、「これから本気でSAAに挑戦する人向け」にまとめました。
2. 受験の動機
私がこの試験を受けようと思った理由は、AWSのクラウド全般の知識を体系的に身につけたいと考えたからです。
また、今後の転職活動を有利に進めるためにも、AWSの代表的資格であるSAAは取得しておきたいという思いがありました。
すでにAI Practitionerにも合格していたので、次のステップとしてインフラ・アーキテクチャ視点のスキル強化に挑戦した形です。
3. AWS Certified Solutions Architect - Associate(SAA-C03)とは?
AWS公式サイトによると、本資格の概要は以下の通りです:
分散システムの設計に関するベストプラクティスに基づき、耐障害性・コスト効率・セキュリティ・可用性を考慮したAWS上のアーキテクチャを構築・提案できる能力を評価
試験概要
項目 | 内容 |
---|---|
試験コード | SAA-C03 |
試験時間 | 130分 |
問題数 | 約65問 |
問題形式 | 単一選択・複数選択 |
合格ライン | 720点 / 1000点 |
試験言語 | 日本語・英語ほか |
受験料 | $150 |
有効期限 | 3年 |
4. 学習方法と使った教材(学習期間:1カ月)
学習戦略
- サービス理解(CloudTechの動画)
- 実機ハンズオン(手を動かしてAWSを触る)
- 問題演習で知識定着(Cloud License)
① CloudTech(動画 + ハンズオン)
- 動画を視聴しながらAWS環境を構築し、実際に触りながら理解を深める形式
- 「このサービスって何ができるの?」という疑問に答えてくれる構成
- IAM, VPC, EC2, S3, RDSなど、頻出サービスの使い方を学べる
✅ 良かった点
- 文字だけでなく、画面操作で覚えられるので記憶に残る
- AWSに不慣れな人でも学習の導線が明確
- インフラ初心者にとって、「とっつきやすさ」と「網羅性」のバランスが良い
※SAA対策の問題集が刷新されたため、今回は使用せず。
② Cloud License(問題集)
- 問題番号 #61~#170までを2周し、3週目は間違えた問題を中心に復習
- 本番と近いフォーマットでの演習が可能
✅ 良かった点
- 問題文・選択肢の言い回しが本試験に非常に近い
- コスト最適化、スケーラビリティ、耐障害性などの設計思想が身につく
- 解説がしっかりしているので、自信を持って選択肢を切れるようになる
5. 本試験の感想と出題傾向
🔗 参考記事:
実際の感触としては:
- 2択までは絞れるけど、そこからの選択が難しい
- 正解率は高いと感じていたが、実際の得点は想定より低め
- 設計意図やサービス間の比較に弱いと失点しやすい
6. 印象に残った出題ポイント
特に意識すべきと感じたのは以下の点:
- S3、EC2、RDS、VPC など、基礎サービスの構成とユースケース
- スケーラビリティ・冗長性・コスト効率を両立する構成パターン
- IAMロールやセキュリティグループなどのアクセス管理の適用場面
- Auto Scaling、ELB、Route53の連携
- CloudWatch、CloudTrailの役割の違い
→ 設計意図を正しく読み取り、「なぜそれを使うか」を説明できるレベルが求められる
7. 資格取得で得られたこと
✅ AWSの全体像がつかめた
- サービス単体ではなく、構成全体の中でどう活用されるかが見えるようになった
- それぞれのAWSサービスが、どのように連携して動作するかの理解が深まった
✅ 転職市場での反応が変化
- SAA取得後、転職サイトでのスカウトメールが増加
- クラウド知識を証明できるスキルとして、市場価値の底上げに効果あり
8. 今後の展望
-
真にクラウドを理解するにはオンプレの知識も重要と感じたため、
LPICやCCNAなどの取得にも着手予定 -
AWS関連では引き続き以下を目指します:
- AWS Certified Developer – Associate(DVA)
- AWS Certified SysOps Administrator – Associate(SOA)
また、オンプレ環境に関われる案件にも積極的にアピールしていきたいと考えています。
9. まとめ
SAAはAWS資格の中でも“中核的な設計力”を問われる試験です。
- クラウドアーキテクチャを体系的に学べる
- 実務や転職に直結するレベルのスキルが身につく
- 初心者でも動画 + ハンズオン + 問題演習で十分到達可能!
10. おわりに
「AWSって難しそう」「構成設計とかまだ早いかも」と思っている方へ。
SAAは“クラウドの全体像を一気に掴める”最高の資格です。
手を動かし、問題を解き、1カ月本気で取り組めば、合格は十分に狙えます。
この記事が、これからSAAに挑戦する方の背中を少しでも押すことができれば幸いです。
自分のペースで、でも確実に、一歩一歩進んでいきましょう。応援しています!🚀