SAP導入の全体像と初心者がどのフェーズからプロジェクトに参画するかまとめましたのでよかったら読んでみてください。
SAP ERP導入の全体像(初心者向けまとめ)
1. プロジェクト準備
何のために導入するのか、目標・計画・体制を決める段階。
車なら「どんな車にする?誰が乗る?」を決めるイメージ。
2. 要件定義
現状(As-Is)を調査し、理想(To-Be)を考える。標準機能で対応できる部分(Fit)・できない部分(Gap)を明確にし、対応方法を決定。
車なら「今の車の不満→理想の車像→必要なオプション」を考えるイメージ。
3. 基本設計
システム全体の大まかな構成や機能を整理。使い方、必要な機能、他システムとの連携、予算などを検討。
車なら「色・人数・用途・装備・予算」など概要を決める段階。
4. 詳細設計
画面・項目・データの流れ・帳票レイアウト・アドオン開発などを具体的に設計。
車なら「スマートキーやナビ、装備の詳細、使い方まで決める」イメージ。
5. システム開発
設計内容をもとに、実際にプログラム(ABAPなど)を開発。業務ルールや自動処理のロジックも組み込む。
車なら「設計図通りに組み立ててプログラムする」段階。
6. テスト
単体→結合→総合→ユーザテストの順で、不具合や使い勝手をチェック。
車なら「パーツごと→組み合わせ→実際に走行→試乗チェック」と順にテストするイメージ。
7. データ移行
旧システムの大事なデータ(顧客情報、履歴など)をSAPへ移す。
車なら「古い車からナビ設定やシート位置を新車に引き継ぐ」作業。
8. ユーザ教育
新システムの使い方を現場の人に教える。
車なら「新車の操作説明や教習所での練習」イメージ。
9. 本番稼働
新システムで実際に業務を開始。サポート体制も重要。
車なら「ついに公道デビュー。最初は慎重に!」
10. 運用保守
稼働後も点検・メンテナンス・改善・トラブル対応を継続。
車なら「納車後の定期点検・修理・アップデート」などを続けるイメージ。
まとめ
ERP導入=業務改革。準備・設計・テスト・教育・運用の流れが大切
どの工程も“車選びと買い替え”の感覚でイメージすると理解しやすい
導入後も使いながら改善を続けることが大事
どのフェーズも現場・IT双方の連携がカギ。初心者でも「全体の流れと役割」を意識すれば、プロジェクトのイメージがつかめます!
さらに詳しい解説はNoteの記事で公開中!
「SAP ERPの導入とは?」から始めたい方はぜひご覧ください。
https://note.com/abap_base/n/n33116378d908