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ChatGPTからQiita記事を直接投稿する【qiita-mcp-server】

Last updated at Posted at 2025-09-21

ChatGPTスケジュールと組み合わせると、HOOTLで毎日ニュースなどを収集してQiita記事を投稿できます。
HOOTL: Human out of the Loop

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ChatGPTからnote.com記事を直接投稿する note-mcp-server
https://note.com/mandalay/n/n855bb8020a90

ChatGPT(開発者モード/MCP対応)に「Qiita」コネクタを足して、チャットの指示だけで記事を下書き作成・公開まで行う手順をまとめました。使うのは公開MCPサーバー qiita-mcp-server(FastMCP Cloud 上)です。(GitHub)


この記事でできること

  • ChatGPT から Qiita の下書き作成公開ができる
  • タイトル・本文・タグ・公開/非公開を会話で指定できる
  • チームや組織運用でも使えるよう、権限とセキュリティの注意点を理解できる
    (MCP=Model Context Protocol 経由で ChatGPT が外部サーバーのツールを実行します) (gofastmcp.com)

前提条件

  • ChatGPT(Pro/Business/Enterprise 等)でConnectorsDeveloper Modeが使えること(管理者設定や地域で利用可否が異なる場合あり)。設定 → Connectors で有効化します。(OpenAI Help Center)
  • Qiita アカウントを持っていること。個人用アクセストークン(scope: write_qiita 推奨)を用意します。(Qiita)

手順①:Qiita アクセストークンを発行

  1. Qiita にログインし、設定 → アクセストークンから新規発行(read_qiitawrite_qiita にチェック推奨)。トークンは一度しか表示されません。(Qiita)
  2. API では認可ヘッダに Authorization: Bearer <token> を付けます(仕組み理解用)。(Qiita)

手順②:ChatGPTで Developer Mode を有効化

  1. ChatGPT の Settings → Connectors を開く
  2. Developer Mode をオンにする(ベータ機能)。(OpenAI Help Center)

補足:ChatGPT の MCP 対応は Developer Mode で提供され、カスタム MCP サーバーを直接登録できます。(OpenAI Community)

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手順③:qiita-mcp-server をコネクタとして追加

  1. Add MCP Server」等のボタンから新規コネクタを作成

  2. Name: Qiita(任意)

  3. MCP Server URL に次を設定(自分のトークンを入れて置換)

    https://qiita-com.fastmcp.app/mcp?token=YOUR_ACCESS_TOKEN
    

    認証方式は No Auth(URLパラメータにトークンを付けるモデル)。(GitHub)

  4. 作成後、Qiita コネクタを有効化します。(GitHub)

このサーバーは FastMCP Cloud 上のリモート MCPで、クライアント(ChatGPT など)から即接続できるようにホスティングされています。(FastMCP)

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手順④:ChatGPTから実際に投稿してみる(プロンプト例)

ChatGPT(Qiita コネクタ有効)との通常のチャットに、そのまま話しかけます。

  • 下書きを作る

    Qiita に下書きを作成。
    タイトル: ChatGPTからQiita記事を直接投稿する
    タグ: qiita, chatgpt, mcp
    本文: この記事では、ChatGPTのコネクタ(MCP)を使ってQiitaに下書きを作る手順を解説します...
    公開: false
    
  • 公開で投稿する

    タイトルと本文、タグは同じで「公開: true」で投稿して
    
  • あとから更新する

    さっき投稿した記事の本文に「トラブルシュート」を追記して再公開して
    

サーバー側は Qiita API v2 の POST /api/v2/items(作成)や PATCH /api/v2/items/:item_id(更新)を呼び出すイメージです。本文・タイトル・タグ([{name, versions}])や private(公開/非公開)などを扱います。(Qiita)


仕組み(ざっくり理解)

  • MCP(Model Context Protocol)は LLM クライアントが外部のツールリソースへ安全にアクセスするための標準プロトコル。ChatGPT Developer Mode は MCP クライアント機能を持ち、登録した MCP サーバーのツールを自動発見・実行できます。(gofastmcp.com)
  • qiita-mcp-server はその MCP サーバー実装で、最小構成の Python サーバーとして Qiita への記事作成に特化しています(URL 形式・導入手順はリポジトリ記載の通り)。(GitHub)

ベストプラクティス(タグ・公開設定など)

  • タグは Qiita 側で実体があるものを選ぶと露出に有利。必要ならまず人気タグ一覧で傾向を確認。(Qiita)
  • 初回は下書きprivate: true)で作成し、プレビューを ChatGPT に要約確認してもらってから公開するのが安全。Qiita API は認証済みリクエストで十分なレート(目安 1000/時)があります。(Qiita)

トラブルシュート

  • Developer Mode が見当たらない
    → プランや管理者設定、地域のロールアウト状況の影響があり得ます。管理者にConnectors の有効化を依頼してください。(OpenAI Help Center)
  • カスタム MCP サーバーの追加に失敗
    → コネクタ作成時のURLやガイドライン準拠を再確認。Community の同種事例では、仕様と異なるディスカバリーパスや OAuth 周りが原因になることがあります。(OpenAI Community)
  • 投稿に必要な権限がない
    → トークン scope に write_qiita が含まれているか確認し、必要なら再発行します。(Qiita)

セキュリティ注意点

  • 今回のサーバーはURLクエリでトークンを渡す方式です。共有や画面録画・スクショには注意し、再生成しやすい短命トークンの利用や、不要になったら即失効を徹底しましょう。(GitHub)
  • 組織利用では、ChatGPT 側のコネクタ権限管理や監査の方針も合わせて確認してください。(OpenAI Help Center)

参考リンク

  • リポジトリ:GitHub30/qiita-mcp-server(導入手順・MCP URL 記載)(GitHub)
  • Qiita API v2 ドキュメント(認証・スコープ・アイテム作成)(Qiita)
  • ChatGPT Connectors / Developer Mode の概要とリリースノート(利用可否・設定)(OpenAI Help Center)
  • FastMCP / FastMCP Cloud(MCP実装とホスティング)(gofastmcp.com)

まとめ

  • 最短 3 ステップ(Qiitaトークン → ChatGPTでDeveloper Mode → MCP URL追加)で、ChatGPT から Qiita へ直接投稿できます。(GitHub)
  • MCP を使えば「書く→直す→公開」までを会話で自動化でき、技術ブログ運用の生産性が一段上がります。(gofastmcp.com)

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