4
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

IBM i 開発環境 2025

Last updated at Posted at 2025-12-14

2025/12/15 引用でない場合の Bob の名称を「Project Bob」から「IBM Bob」に統一しました。

2025年も残りわずかになりました。
今回は、2025年に出た、IBM i 開発環境の更新情報を振り返ります。

IBM Bob の登場

一番の今年のIBM i 開発環境のトピックは IBM Bob の登場でしょう。
IBMからの紹介Blogは「IBM Project Bobの発表:より迅速でスマートなソフトウェア開発を実現するAIパートナー」です。

IBM Bob は、下記のような特徴を持った AI パートナーです。

  • IBM BobはAI搭載のソフトウェア開発パートナー
  • ITエンジニアや開発者、インフラ担当者など、さまざまなタスクを自動化•オープンソース版のVS Code互換のエディターにBobとのチャット機能が入った統合開発環境(IDE)とコマンド・ライン・インターフェイス(CLI)をご提供
  • ソフトウェアの要件定義、設計、実装、テスト、デプロイ、分析、リファクタリングに対応
  • GitHubのSpec Kitにも対応し、仕様駆動開発にも活用可能
  • 画面デザインの実装、可観測性のグラフから状況の分析、画面に表示されているエラーメッセージをBobに伝えて原因分析も可能
  • z/OSのCobolやAS/400 RPGにも対応

iEVO 2025」でも「IBM TechXchange Summit Japan 2025」でも大きな話題になりました。

実際の RPG 環境への適用の日本語デモが、「Project Bob IBM i Demo (日本語)」にまとめられています。
実践的な動作が確認できます。

Hideo Yanagi @yanagih さんの一人アドベントカレンダー「『IBM愛』で綴る IBM i アドベントカレンダー Advent Calendar 2025」でも毎日紹介されています。

また、「IBM Bob」YouTube チャンネルでは、RPG/36 への適用なども紹介されています。

IBM Bob 早期アクセスへ急げ

IBM では、現在、IBM Bob 早期アクセスの参加者を募集しています。

申し込みURL: https://ibm.biz/Try-Bob

  • ビジネス用メールアドレスで登録ください
  • 先着順となります.早めのサインアップをお願いいたします
  • 一般提供を開始するまでご利用可能です

Merlin の EOM/EOS

Bob 登場の一方で IBM i Modernization Engine for Lifecycle Integration (Merlin) が 2025/10/07 に EOM/EOS になりました。

発表は「マーケティングおよびサービスからの撤退: IBM i Modernization Engine for Lifecycle Integration (マーリン) 2.0.0」です。

RDi 9.9 利用可能

IBM Rational Developer for i RPG and COBOL Tools Edition V9.9 は、2025/10/07 に発表され、2025/12/05 から利用可能になりました。

RDi の情報はここにまとまっています。

RDi 9.8 EOM/EOS

RDi 9.9 が利用可能になった一方、RDi 9.8 の EOM/EOS が発表になりました。
下記のようなスケジュールになっています。

RDi 情報と評価版

こちらに、RDi の紹介情報があります。

評価版は、下記からダウンロード可能です。

Code for IBM i

Code for IBM i は、Visual Studio Code 上で、IBM i の開発を使うためのオープンソース(MIT License)のツールで Visual Studio Code の Marketplace から入手可能です。

活発に更新されていて、2025/12/12 に Ver 2.18.1 が登場しました。

image.png


許可の無い転載を禁じます。
この記事は筆者の個人的な責任で無保証で提供しています。
当記事に関してIBMやビジネスパートナーに問い合わせることは、固くお断りします。

4
0
8

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?