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サブプログラム①の作成に挑戦 ~日付と時間の取得~ 

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1. 検証の前提・環境

・使用環境 
 IBM i V7R5
 RPGLE型式 固定長

・検証方針
 ChatGPTとCopilotの両方に同じプロンプトを提示
 →Copilotの検証はできず。

 生成されたコードをそのままコピペしてコンパイル・実行して挙動を確認

 初級者目線で「理解しやすいか」「修正が必要か」を評価

2. 検証内容1:日付取得サブプログラム

(プロンプト内容)
あなたはRPGⅣのプログラマーのプロフェッショナルです。
システム日付から年月日と曜日を作成する固定長のプログラムを作成して下さい。
日付の変数は「YDM_TMP」として8桁の文字列として「YYMMDD」のように作成して下さい。曜日の変数は「YOUBI_TMP」として、2桁の文字列として作成して下さい。

ChatGPTの出力コード

image.png

3. 検証内容2:時間取得サブプログラム

(プロンプト内容)

あたなはRPGⅣのプログラマーのプロフェッショナルです。
システム時刻から時間、分、秒を作成する固定長のプログラムを作成して下さい。時刻の変数は「hhmmss」として8桁の数字で作成して下さい。

ChatGPTの出力コード

image.png

4. 実行結果と評価

〇正常に動作したか
⇒生成AIから得られた回答をコピペするだけでは、桁ズレが生じてコンパイルが通らなかった。

〇初学者が理解しやすい構文か
⇒未経験者では、構文や構造を理解することは難しいと感じたが分からない箇所は都度生成AIに確認することで理解することはできると感じた。

〇改良が必要だった点
⇒プロンプトによって回答が大きく異なる為、プロンプトの参考例があれば活用しやすいと感じた。
⇒生成AIから得られた回答をそのままコピペするだけではコンパイルが通らなかった為、自力で整形する必要がある。
⇒コンパイル結果にエラーが出た場合、都度生成AIにエラー箇所をなげて修正する必要がある。

5. まとめ

• 生成AIはRPGLE初級者の学習・コーディング補助として有効
• 実務利用では、AIコードをそのまま使うのではなく、補助ツールとして併用するのが現実的
• 今回は一つの生成AIでの検証になってしまったが、他の生成AIでの回答と比較して、得意分野ごとに使い分けができるようになりたい。


■ 当記事の著作権はIBMに帰属します。詳細はこちらを参照ください。

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