EnterpriseDBに関する情報整理

EnterpriseDB（EDB）に関する以下の情報を整理

1. EnterpriseDB（EDB）とは
2. EDBのサブスクリプションプラン
3. EDB Postgres Distributedとは
4. EDB Postgres for Kubernetesとは
5. サポートプランについて

本記事の日本語訳について

• 本記事の日本語訳は、公式サイトの記載を独自に翻訳したものであり、正確ではない可能性があります。
• 正確な情報は公式サイトや公式ドキュメントの英語の記載をご確認いただき、解釈は各自の責任でご判断ください。

1. EnterpriseDB（EDB）とは

• オープンソースのRDBMSであるPostgreSQLをベースに、 エンタープライズ環境で利用するための機能を追加した、企業向けの商用RDBMS製品。
• EnterpriseDB Corporationによって上記製品が提供されている。

ChatGPTによる説明

EnterpriseDB (EDB)は、PostgreSQLのエンタープライズグレードのバージョンであり、高可用性、スケーラビリティ、セキュリティなどのエンタープライズ向けの機能を提供します。EDBは、Oracle Database互換性を提供するための追加のツールや機能も提供しており、Oracle Databaseからの移行を容易にすることができます。また、EDBは、PostgreSQLのオープンソース版とは別に開発されており、製品サポートやマイグレーションアシスタンスなどのサービスも提供しています。

2. EDBのサブスクリプションプラン

• EDBには以下のサブスクリプションプランがEnterpriseDB Corporationにより提供されている。

  • EDB Community 360 Plan
  • EDB Standard Plan
  • EDB Enterprise Plan

• 「EDB Standard Plan」と「EDB Enterprise Plan」で「Extreme High Availability」アドオンを利用可能。

EDB Community 360 Plan

Open-source-first strategy leveraging the power of Community PostgreSQL, managed by you.
利用者によって管理されるPostgreSQLコミュニティの力を活用したオープンソースファーストの戦略。

EDB Standard Plan

Increase the Power of PostgreSQL with Enterprise Tooling when legacy database compatibility is not needed.
レガシーデータベースとの互換性が必要ない場合、エンタープライズツールでPostgreSQLのパワーを増大。

EDB Enterprise Plan

Legacy database migrations; Oracle compatibility; extending PostgreSQL with security and performance capabilities for enterprises.
レガシーデータベースの移行、Oracleとの互換性、企業向けのセキュリティとパフォーマンス機能を備えたPostgreSQLの拡張。

Extreme High Availability add-on

• 以下２つのプランについては、「Extreme High Availability」アドオンが選択可能。
  • EDB Standard Plan
  • EDB Enterprise Plan
• 「Extreme High Availability」アドオンにより、「EDB Postgres Distributed」が利用可能となる。

Extreme High Availability Postgres
https://www.enterprisedb.com/solutions/extreme-high-availability
Protect mission-critical applications against costly downtime and disruption with multi-master replication, cluster management and advanced logical replication.
マルチマスターレプリケーション、クラスタ管理、高度な論理レプリケーションにより、コストのかかるダウンタイムや中断からミッションクリティカルなアプリケーションを保護します。

3. EDB Postgres Distributedとは

Get the confidence and security of true extreme high availability with EDB Postgres Distributed (formerly BDR). Designed as a add on to the EDB Standard or EDB Enterprise Plans, you get:

• Unparalleled protection for your mission-critical and mission-essential Postgres databases
• Near zero-downtime maintenance and management capabilities
• Multi-master replication and geographically distributed clusters without limitations on distance
• Throughput up to 5X faster than native logical replication
• Flexible deployment to that fit your business needs
• EDB experts support and service options
• And much more

EDB Postgres Distributed（旧BDR）は、真の高可用性による信頼性と安全性を提供します。EDBスタンダードプランまたはEDBエンタープライズプランのアドオンとして設計され、以下を実現します。

• ミッションクリティカルでミッションエッセンシャルなPostgresデータベースの比類なき保護`
• ダウンタイムがほぼゼロの保守・管理機能
• マルチマスターレプリケーションと距離の制限のない地理的分散クラスタ
• ネイティブの論理レプリケーションと比較して最大5倍のスループットを実現
• ビジネスニーズに合わせた柔軟な導入が可能
• EDBエキスパートによるサポートとサービスオプション
• その他多数

4. EDB Postgres for Kubernetesとは

The EDB Postgres for Kubernetes operator is a fork based on CloudNativePG. It provides additional value such as compatibility with Oracle using EDB Postgres Advanced Server and additional supported platforms such as IBM Power and OpenShift. It is designed, developed, and supported by EDB and covers the full lifecycle of a highly available Postgres database clusters with a primary/standby architecture, using native streaming replication.

EDB Postgres for Kubernetes オペレーターは、CloudNativePG をベースにフォークしたものです。EDB Postgres Advanced Serverを用いたOracleとの互換性や、IBM PowerやOpenShiftなどの対応プラットフォームの追加など、付加価値を提供しています。EDBによって設計、開発、サポートされており、ネイティブ・ストリーミング・レプリケーションを使用したプライマリ/スタンバイ・アーキテクチャによる高可用Postgresデータベース・クラスタのライフサイクルを完全にカバーします。

5. サポートプランについて

• サポートプランは以下から選択可能
  • Premium
  • Production
  • Basic
• 契約するサポートプラン毎に応答・改善・解決目標時間が異なり、以下の通り定義されている。

• 「Severity 1 Error」とは、お客様の実稼働システムに深刻な影響を与える、またはお客様の実稼働システムのサブスクライブソフトウェアがダウンしているか機能していない、サブスクライブソフトウェアの壊滅的なプロダクションエラーを意味します。またはサブスクライブしたソフトウェアにエラーが発生し、本番データが失われ、手順上の回避策が存在しません。重大度1のエラーには、サブスクライブしたソフトウェアのコード内で発生したセキュリティ違反も含まれ、CVSSスコアは7以上です。

• 「Severity 2 Error」とは、サブスクライブしたソフトウェアが実稼働中で動作しているが、特定の主要な機能がそのドキュメントに従ってすべての重要な点で実行されておらず、回避策がないことを意味します。

• 「Severity 3 Error」とは、(a)本番環境にあるサブスクライブされたソフトウェアのマイナーな機能が、ドキュメントに従って動作していないこと、(b)サブスクライブしたソフトウェアが開発環境またはテスト環境にありドキュメントに従って動作していないことを意味します。

• 「Severity 4 Error」とは、一般的な使用上の質問、または将来の製品の機能強化または変更に関する推奨事項を意味します。サブスクライブしたソフトウェアの品質、パフォーマンス、または機能に影響はありません。この重大度レベルは、表面的な問題、機能のリクエスト、または情報のリクエストなど、緊急ではない問題を対象としています。