IT屋お給料リレー Advent Calendar 2017向けの記事。
適当に要所要所ボカしてますが、おおよそ実話です。
書いてる人のスペック
- 高卒
- 現在27,8歳くらい
- 地方出身関東在住
- いわゆるWeb系のプログラマ(社会人になってから今まで)
19-22歳:年収250万程度(基本給15万/月)
高卒で働いていた地方の中小企業。その地域だとそこそこ規模の大きい会社で数百名程度の従業員がいた。
ブラック上等、毎月100時間超の残業当たり前、うつ病になる同期もいたし、すぐに辞めていく同期もいた。当時横並びで入社した同期も今では半分程度しか残っていないらしい。基本給を抑えて残業代は40時間分までしか払わないという、裁量労働制という言葉を悪用している会社だったけど、現在は多少様子が違うらしい(詳しくは知らないけど多少は是正されたとかなんとか)。
まあ、何はともあれ僕が在籍していた頃は最悪だった。辞めるって人事の方に相談したら、高卒で10年働いている先輩を例に出して頑張れば年間で400万くらい稼げるようになるよ、と説得を受けた。ただ、その先輩社員は残業しまくってて、それだったので夢がないなと思い結局退職をする意志は変わらなかった。
22-23歳:年収400~500万(詳細忘れた 基本給20万/月)
転職したため上京。零細企業で従業員数は片手で収まる規模。
いわゆる技術派遣的な感じで常駐業務をこなしていて、燃え盛るプロジェクトに2,3度投入されて残業代はフルできっちり貰えたので年収が少し上がった形。まあ2度と大企業のプロジェクトには関わりたくない、と心に誓った。
そんなに面白くなかったですね。一緒に働いてたこの道何十年という先輩は色んな意味で強かったし、良い人だったけど。
23-24歳:年収300万(基本給25万/月)
転職じゃなくて関わるプロジェクトの都合上転籍しないといけなくて、転籍したら契約上基本給は25万になった。ただ残業しなくなってしまったので年収が下がる形に。
このときは非常に面白かったですね。残業する程仕事も降ってこなかったし、外国人が沢山いてコミュニケーション取れたのが楽しかった。ただ、年収が下がっていた(残業してなかったから残業代がつかなくて)のと趣味にお金を使えるようになった(使う暇ができた)ので、生活的には多少苦しかった気がする。
24歳-現在:年収500 -> 700(41万 -> 55万/月)
現職。一応、ベンチャー企業。運良く転職したらお金払いの良い会社だった。これだけ基本給/月ではなくて単に額/月で書いているのは、みなし残業が45h分含まれていて基本給忘れたから。ちなみに月の残業は10h未満。
都合3,4年勤めていることになるけど、毎年転職するのと同じくらい年収上がってるので給与面に関する不満はほぼない。
まとめ
給料は運ゲー。残念ながらめちゃくちゃ努力したから給料あがるとか、そういうゲームや小説みたいなことは起こらない(努力した結果として転職できれば話は別として)。お金を持っててお金を払ってくれる会社に入れるかどうかが大事なんだ、というのがこの10年弱で学んだこと(ちなみに運要素を減らすなら会社のお金周りとかを調べて転職すると良いと思う)。