はじめに
この記事は
(PMO1年生の)私の
プロジェクトマネジメントについてのまなびをみなさんと共有するものです。
プロジェクト管理における重要なテーマ「見積りとリスク」についてキャンプで例えてみたので、
身近なテーマとして考えるきっかけにしていただければと思います。
まず
一般的に
システム開発プロジェクトの成功確率は約30%とされています。
多くのプロジェクトが失敗に終わる一因として、予期せぬリスクが挙げられています。
課題は初期見積りにあり!?
プロジェクトの初期段階では、未知の要素が多く、正確な見積りが困難です。
そのため、見積もりプロセスにおいて見えないリスクをどのようにして反映させるかが重要になります。
過去のプロジェクトのデータや市場の動向を分析し、予測外の変動に備えることが求められます。
不測の事態に備える予備資産を
予測不可能な事態が発生する可能性に対して、予備資産を見積もることがプロジェクト管理において不可欠です。
過去のプロジェクトから学んだ教訓を活用し、リスクバッファとしてのリソースを設けることで、未来の不確実性に柔軟に対応することが可能になります。
そこで
三点見積り手法
三点見積り手法は、
・最可能値(最も起こり得る見積もり)
・楽観値(最良のシナリオ)
・悲観値(最悪のシナリオ)
の三点から期待値を算出します。
この方法により、
プロジェクトの不確実性を定量的に評価し、より現実に近い見積もりを行うことができます。
コンティンジェンシー予備とマネジメント予備
・コンティンジェンシー予備(=既知の未知)
→特定のリスクが現実化した場合に備えた予備資産です。
・マネジメント予備(=未知の未知)
→プロジェクト全体のリスクに備えるための予備資産です。
キャンプで例えてみた
-
初期見積りの課題→キャンプの計画
キャンプを計画する初期段階では、参加者の数、予算、天候など、確定していない要素が多いです。
(主に「行けたら行く」が原因)
このように、プロジェクトの見積もりも、最初に完全な情報を得ることは難しいため、
可能な限り多くの情報を集め、過去のキャンプの経験を生かして計画を立てることが重要です。 -
三点見積り手法→天候の予測
キャンプでは、最良(晴れ)、最悪(雨)、そして最も可能性の高い天候を予測します。
(天気アプリ3つくらい比較します)
プロジェクトではこれを三点見積り手法と呼び、各タスクの楽観的、悲観的、そして最も可能性の高い時間やコストを推定します。
これにより、実際のところどれくらいのリソースが必要かをより正確に見積もることができます。 -
コンティンジェンシー予備とマネジメント予備→天候が変わりやすい地域でのキャンプ
コンティンジェンシー予備は、予想外の雨が降ったときのためにレインコートやタープを用意するようなものです。
一方、
マネジメント予備は、予期せぬ事態全般に備えて余分な食料や燃料を用意しておくことに似ています。
どちらも予期せぬ事態に柔軟に対応するために重要です。
(「夜は寒いよ」って言っても薄着でくるやつなんなの) -
リスク管理プロセス→野生動物のリスク
キャンプ地で野生動物に遭遇するリスクがある場合、まずはそのリスクを特定し、次にどのように対応するか計画を立てます。
(例えば、食料は車内に保管する、ベルを持って歩くなど)
プロジェクトにおけるリスク管理も同様に、リスクを特定し、分析した後、優先順位をつけて対応策を実行し、継続的に監視するプロセスです。
(ちなみに熊は会ったことないけど鹿はあります)
まとめ
プロジェクトマネジメントにおいて
リスクは単なる失敗の要因と捉えがちですが、
リスク管理は不確実性に効果的に対応するための戦略を練るプロセスです。
リスクを認識し、それに対するコストを適切に設定することが重要なため
適切な見積りとリスク管理によって、プロジェクトの成功確率を向上させることができます。
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