ASTERIA Warpでも十分いけそうな感じがするので、ASTERIA Warpならではのエンタープライズ向けに仕立て上げてみる。
使用環境
- Windows 10 1909 (18363.1049)
- ASTERIA Warp 1912 Standard Edition
- Python 3.8.5
- CATT v0.11.3
- MySQL 8.0.21
CATT、ASTERIA Warpの準備
CATTの準備はこちら。
- GravioでChromecastに動画を流す: Windows編
- GravioでChromecastに動画を流す: ラズパイ/Linux編
- CATTを使ってラズパイからChromecastやNest Hubに動画やWebサイトをキャストしてみる
ASTERIA Warpは普通にインストールしてください。EXEコンポーネントを使うのでStandard以上で。
ASTERIA Warpで在庫一覧をできるようにしておく
今回、ASTERIA Warpで簡単に作っちゃいます。MySQLにこんなテーブルを作成しておきます。
在庫一覧はテンプレート「テーブル検索」を使います。
ウィザードでコネクションとテーブルを選択するだけ。
できたプロジェクトふたつを開いて保存し、「在庫管理.html」を右クリックして「ブラウザから開く」を選ぶとブラウザでテーブル一覧が表示できます。パチパチパチ
Nest Hubに表示する
ここまでできたらあとはCATTを呼び出すだけ。前回と同じく、EXEコンポーネントを置いて、catt
コマンドと引数を渡します。
今回は静的サイトなのでcast
コマンドではなくcast_site
を使います。引数のURLには先程作ったHTMLのURLをコピーすればよいですが、localhostではなく、Warpサーバーの入っているPCのIPアドレスを指定します。
プロパティ | 値 |
---|---|
ファイルパス | catt |
引数 | -d <デバイス名> cast_site http://<IPアドレス>:21380/ktamura/%E5%9C%A8%E5%BA%AB%E7%AE%A1%E7%90%86.html |
あとはこれをスケジューラーで定期実行して、Chromecastで大画面ディスプレイに表示すれば、お手軽在庫確認サイネージが出来上がりですね!