Kotlin REPLで実験環境を作る

Kotlinの実験環境が欲しいと思いREPL(Read-Eval-Print Loop)を探すのに少し手間取ったのでメモ
Android Studioのインストールが済んでいる前提です。また画面はAndroid Studio 3.4.1、Windows 10のものです

プロジェクトの作成

Start a new Android Studio projectを選択して、新規プロジェクトを作成

言語はKotlinを選択

サンプルクラスの作成

今回は電卓に使用予定の計算結果をきれいに表示するクラスのテストを書いた

MainActivity.kt

// 小数点以下が0の場合切り捨てて文字列で返す
class ZeroFloor {
    val dnum: Double
    constructor(arg: Double) {
        this.dnum = arg
    }
    fun conv(): String {
        var temp = this.dnum.toInt()
        if (this.dnum == temp.toDouble()) {
            return temp.toString()
        }else {
            return this.dnum.toString()
        }
    }
}

REPLの起動

Android StudioのメニューからTools -> Kotlin -> Kotlin REPLを選択

起動時REPL上にYou’re running the REPL with outdated classesというメッセージが出たがBuild module 'app' and restartを押して再ビルドとREPLの再起動をしても表示に変化がなかった。REPLを使う上で問題はなさそう

REPL上にコードを書いてCtrl+Enterで実行

import com.example.repltest.ZeroFloor
ZeroFloor(1.5).conv()

res1: kotlin.String = 1.5

無事に動いた。

また、Kotlin REPL左上のBuild and restartを押すと再ビルドと再起動を行える。

まとめ

今回は実験用にプロジェクトを作成したということでMainActivity.ktにそのまま書いてしまったが、新規にKotlin File/Classを作成すれば同じプロジェクト内で実験が行えるので便利。

以上、Kotlin REPLで実験環境の作り方のメモでした。