はじめに
まず最初に白状しておきます。
タイトルに『Claude Code仕事術』とある本の感想なのに、この記事はClaude Codeでは書いていません。
ゴリゴリCodexを使って、会話しながら半自動で書いています。
ごめんね(笑)
しかも、この記事を書くためにキーボードを一度も触っていません。
読んで感じたことも、文章の修正指示も音声入力。コピペもマウスで操作しています。
とはいえ、感想まで全部AIに丸投げしたわけではありません。
僕が読んで感じたことを話して、過去に書いたQiitaの記事やXの投稿も読ませながら、骨子と下書きを一緒に作っています。
なお、本書ではClaude CodeだけでなくCodexにも触れられており、こうした仕事の進め方はどちらでも生かせると書かれています。
なので遠慮なく、いきなり本書の「半自動化」をCodexで実践しています。
今回読んだのはこちらです。
[みのるん式]ビジネスパーソンのためのClaude Code仕事術
本の詳しい要約というより、読んで自分のClaude Codeの使い方がどう変わったかを、備忘録的に書いておきます。
今まではプロジェクト単位でしか使っていなかった
僕はこれまで、Claude Codeを基本的にプロジェクト単位で使っていました。
Webアプリならそのリポジトリ、別の案件なら別のディレクトリ、という使い方です。
もっと大きなディレクトリを扱えることは、なんとなく分かっていました。
ただ、
「そんなにでっかい範囲を見せてええんか?」
「関係ないものまで混ざらないか?」
という漠然とした不安があり、結局いつもプロジェクトの中だけに閉じていました。
その結果、プロジェクトが変わるたびに、
- 自分は何をしている人なのか
- どういうスキルや経験があるのか
- どういう前提で仕事をしているのか
- 前回どこまで話したのか
といったことを、毎回説明し直していました。
必要な情報を別の場所からコピペすることも多く、AIを使っているのに、まあまあ人間が前提情報を運搬していました(笑)
「でっかいモノレポにしていいんだ」と背中を押された
この本を読んで一番大きかったのは、
あ、もうでっかいモノレポにしていいんだ
と思えたことです。
コードのプロジェクトだけではなく、日々のログ、記事の下書き、自分のやり方、過去の判断なども、同じ仕事場の中へためていく。
そうするとAIが、目の前の依頼だけではなく、これまでの経緯も踏まえて一緒に仕事をできるようになる。
頭では分かっていたつもりでしたが、自分の仕事場として実際に組んでよいのだと、かなり背中を押されました。
今まさに、この本の考え方を真似しながら、個人用のワークスペースを作っています。
この記事についても、過去のQiitaから書き方の癖をまとめ、Xの投稿から自分の話し方を整理し、今回の読書メモと一緒に置いています。
自分の文体をAIに説明するために、自分の過去記事をAIに分析してもらう。
なかなか不思議な時代になりましたね……。
ログを残すと「コンテキストの複利」が効き始める
もう一つ大きかったのが、「コンテキストの複利」という考え方です。
これまでは、新しいチャットやプロジェクトを始めるたびに、ほぼゼロから説明していました。
でも、大きな仕事場にログを残していけば、前回うまくいったことも、失敗したことも、次の仕事へ引き継げます。
AIに相談する
↓
一緒に進める
↓
結果や気づきをログに残す
↓
次の仕事では、そのログを前提に改善する
このループを回すほど、毎回の説明が減り、AIとの仕事の進め方も少しずつ改善されていく。
一回の出力を速くするというより、仕事場そのものを育てていく感じなんだなと思いました。
これまでもログを残したほうがよいとは思っていましたが、それをAIが次の仕事で使える形にしておくことで、ようやく複利が効いてくる。
ここはかなり大きな学びでした。
Command+クリックで別タブにできるの、知ってました?
そして、思想の話とは別に、地味に死ぬほど目から鱗だったことがあります。
Claude Code Desktopの各スレッドは、Commandキーを押しながらクリックすると別タブで開けます。
……なんで今まで気づかなかったんだ。
複数の作業を並行していると、スレッドを行ったり来たりするだけでも地味に面倒です。
それが別タブで開けるだけで、かなり扱いやすくなりました。
コンテキストの複利とかモノレポとか大きな話をしておいて、実はこの操作が一番即効性のある発見だったかもしれません(笑)
/insightsで自分の使い方が丸裸になった
もう一つ、かなりありがたかったのが /insights コマンドです。
これを使うと、自分がClaude Codeを何に使っているのか、どういう進め方をしているのかを振り返れます。
単に「たくさん使っています」で終わらず、どこで詰まりやすいのか、何がボトルネックになっているのかまで見えてくる。
Claude Codeの一般的な使い方を読むのとは違い、自分自身の使い方を材料に改善点を考えられるのがよかったです。
普段なんとなく使っているものを、「自分は実際どうやって使っているんだ?」というところから確認できる。
こういう振り返り方があること自体、かなり勉強になりました。
個人では調べなかった企業利用の違いも勉強になった
個人でClaude Codeを使っているだけだと、自分からはあまり調べなかったであろう内容も、本書で知ることができました。
たとえば、2026年9月時点では監査ログが利用できるのはEnterpriseプランのみで、Teamプランとの違いの一つになっています。
また、Amazon Bedrock経由でClaudeをAPI利用する場合、Claudeの全機能がそのまま使えるわけではありません。
現時点では、最新のbrowser useやcomputer useのツールセットなど、一部の機能が未対応です。
契約するプランや利用経路によって、管理機能だけでなく使えるAIの機能にも違いが出る。
この辺りは個人利用だけだったら、たぶん深く調べずに通り過ぎていたと思います。
企業でAIを使うときの見方まで広がったのは、ありがたかったです。
参考:
結局、まずAIに聞いて始める
AIについては、YouTubeやほかの書籍でも「まずAIに聞いてみる」とよく言われています。
それでも今回あらためて、結局これが一番大きいのかもしれないと思いました。
きれいなプロンプトを作ってから相談するのではなく、まだ考えがまとまっていない状態でも、とりあえずAIに話してみる。
そこで仕事の進め方を一緒に考え、任せられる途中工程は半自動化する。
さらに、そのときのログや手順を仕事場へ残して、次に生かす。
「AIに聞いて始める」だけなら一回の相談で終わりますが、モノレポとログがあることで、その相談が次の仕事にもつながっていく。
本書を読んで、この二つが自分の中でようやく一本につながりました。
あとがき
仕事ではClaude Codeを使っていますが、個人ではCodexを使っています。
そのため、この記事もCodexと半自動で作りました。
しかも、キーボードは一度も触っていません。感想も修正指示も音声入力で、コピペはマウス操作です。
タイトルは『Claude Code仕事術』なのに、この記事は最初から最後までゴリゴリCodexです。ごめんね(笑)
ただ、まずAIに相談すること、人間が確認しながら半自動で進めること、ログを残して次に生かすことは、使うAIが変わっても応用できると思っています。
まずは今作っているモノレポ的な仕事場を使い続けて、どれくらいコンテキストの複利が効いてくるのか試してみます。
また運用が固まったら、そのあたりも備忘録として書きたいと思います!!