2019年5月19日部分改訂
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0.はじめに
どうも。大変ご無沙汰しています。zd6ir7です。前回の投稿「本(書籍)について考えさせられた、2018年夏」からだいぶ時間がたってしまいましたが、この度2019年1月末にAWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトに合格することができましたので、ここに合格体験を記載します。今後受験される方の参考になればと思います。
1.筆者(受験者)の基礎情報
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業務略歴
キャリアの大半はプロジェクトマネジメントに従事。ここ数年はインフラ構築プロジェクトに携わってきた。 -
AWS経験
業務経験なし。プライベートでアプリをデプロイして少々遊んだ程度。勉強着手時はAWSの基礎知識はあまりない状態。 -
勉強着手から合格までの所要期間
2018年11月中旬から2019年1月末までの約2か月半。 -
受験履歴
2018年12月下旬の受験するも不合格。2回目、2019年1月末に再受験して合格。
2.使った教材
以下に、筆者が使った教材を紹介します。基本的に独学です。Amazonが提供している各種トレーニングは利用しませんでした。
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合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト
本の詳細はこちら。
後述しますが、通算して5回くらい繰り返し読みました。AWSに関する基礎的なことが書かれているのでとっかかりの教材としては適していると思います。一方で、この本は2016年に出版されておりサービスの中には古い情報も含まれています。後述の教材で最新情報を把握するようにしたほうがよいです。 -
AWS クラウドサービス活用資料集
詳細はこちら。
このページにはAWSの各サービスについて、詳細な解説を記載したスライドが掲載されています。EC2やS3等主要なサービスについては2、3回目を通しました。ただ1つのサービスで60~80スライドとボリュームがすごくあるため、全部読むというよりは(サービスの概要、主要機能が記載された)最初の20ページ程度目を通し、あとは問題集と併せて活用しました。 -
udemyオンライン学習「手を動かしながら2週間で学ぶ AWS 基本から応用まで」
udemyが提供する、AWSのオンライン学習講座です。講座の詳細はこちら。
定価15,000円超しますが、よくキャンペーンをやっていて筆者は割安で購入できました。動画を視聴しながら自分でAWS上でサービスを立てて動かすものです。動画なので、途中で止めることもできますし、理解できなかったり聞き取れなかったりした部分は立ち戻ることができます。記載のとおり実際に手を動かすのでAWSの各サービスへの理解が非常に深まりました。14日分全部は受けませんでしたが、お勧めしたいです。 -
徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書
本の詳細はこちら。
2019年1月に出た試験対策本です。AWS各種サービスに関する最新情報も記載されています。また、後述しますが、演習問題や「模擬試験」もついているので試験対策として有効です。
3.勉強方法
もう一度改めて、筆者が使った教材を以下に記します。
- 合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト
- AWS クラウドサービス活用資料集(←2019年5月時点の最新のリンクを添付)
- udemyオンライン学習「手を動かしながら2週間で学ぶ AWS 基本から応用まで」(2019年5月時点でこのリンクが切れているようですが、udemyには同資格に関連する講座があるのでサイトから調べてみましょう。)
- 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書
そのうえで、筆者がとった勉強方法を以下に記します。
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2018年11月中旬~第1回目受験(2018年12月下旬)までの勉強法
教材1.を2回全部読む。EC2やS3、EBS等の主要サービスについては、2.のスライドに目を通すことで知識を補強。
⇒その状態で第1回試験に臨むも不合格。受験時点で全く未知のサービスから多く出題されていたことに加え、知っているサービスであってもまだまだ理解が不十分であったことを痛感。勉強法を見直すことを決意。 -
2018年12月下旬~第2回受験(2019年1月末)までの勉強法
- もう一度基礎からやり直そうということで、教材3.のオンライン学習を開始。平日の夜と休日を利用し、学習を通じて実際にAWS上でインスタンスを立てたり各種サービスを利用してみたりする。その合間に教材1.を読んだり、教材2.に目を通したりする。
- AWS認定のサイトから模擬試験を購入。その場でダウンロードしPC上で問題を解くことができる。問題を解くことで、実際に出題される問題の特徴・傾向をつかむことに加え、自分の理解が不十分だった分野については教材2.を使って知識を強化。
- 教材4.を購入した1月中旬からは、それを最初から読むというよりは、演習問題を解いて、間違った問題やタマタマ正解だった問題について、教材に記載の解説を読んで理解を深める。それとともに、間違った問題、タマタマ正解だった問題、分からなかった用語・技術等については、教材2.で調べて目を通すことで関連知識を補強。更に教材4.には「模擬試験」がついている。こちらも同様に、問題を解いて、間違った問題やタマタマ正解だった問題を中心に復習。
- 試験直前は、まだ不安に残っている分野を中心に教材2.と4.に目を通す。
4.おわりに~幾つか注意点~
いかがだったでしょうか?筆者が使った教材、勉強法が、これから受験される方への手助けになれば幸いです。こう申し上げるのも何ですが、1度不合格になって良かったと思います。手を動かすことでAWS各種サービスへの理解が深まりスキルが定着できたためです。最後に、幾つか注意点を述べて本稿の締めにしたいと思います。
- この試験は2018年にリニューアルされています。またAWSサービスは日々新しいものが登場してきています。書籍等の学習教材はできる限り最新のものを利用するようにしてください。上記の教材1.は初めに読むものとしては適していますが、最新情報に触れる点では適していないため他の教材とも併用するようにしてください。
- 試験名が「アソシエイト」と言うことで、簡単そうなイメージを浮かべますが、この試験に関して言うと絶対にそういうことはありません。かなり難しいです。舐めてかからないようにしてください。
- 試験はコンピュータ上で行われます。画面上に問題文が表示されるのですが、日本語の意味があまりよく分からない箇所も出てきます。そうした場合、英語表示に切り替えられますので英語で文意を理解して問題を解くようにしてください。
5.余談
過去に小生が投稿した以下3つのトピックが投稿から1~2年経過しても多くの方々に読まれたり、「いいね」を送っていただいているようで大変感謝しています。ときどき少しずつアップデートしています。初めて本稿を読まれた方は是非こちらもご参照ください。