軽深(かるしん なんちゃって圏論) Advent Calendar 2023 14日目の記事です。
演習形式をとっているので、ぜひ 回答を試みてください。
前提知識 最高到達点(絶対)
軽深演習 #5 最高到達点(相対的)は、敵に負けないぞという相対的なものでしたが。
今回は最高到達点(絶対)という、絶対的な制約のある最高到達点です。例えば。光の速度は光速度が限界とかがその代表です
コンピューターも消費電力も、ランダウアーの原理に従えば、ほぼゼロ近くまで可能になります。
厳密な理論的最高到達点は非現実的なことが多いですが。日本全体で太陽光発電の可能量ははどのくらいが上限などは、現実的に意味があります。
上限以上には発電することができないということになります。現時点でどのくらい発電しているのかが分かれば、上限までどのくらい達成しているかが分かります。
太陽光発電に関しては、大雑把な試算はいくつかありますが、おおよそ日本の総電力需要の数倍はあるだろうと言われています。
図式では
前回のアドベントカレンダーでは、図式ではもっと前でしたが、今回はもっと先になります。
どの図式にもがもっと先がありますね。それで、もっと先があると考えるとどんないいことがあるのでしょうか?
もっと先が見えてくると見通しはよくなりませんか? 太陽光発電の例では、明るい見通しが見えてきます。
トヨタは、太陽光発電だけで、実用的な太陽光発電のEVを目指して開発しています。絶対的な最高到達点を意識することは、長期的な開発では重要でしょう。
次世代太陽電池、30年EV搭載へ トヨタ・京大発新興組む
演習 空間の面積や体積は、絶対的な最高到達点の一つです。住んでいる部屋の面積、体積は把握しているでしょうか? 周りの人に日本の面積を聞いてみましょう。意外と知らないものです。自分の部屋でも正確に把握していないのではないでしょうか? それで演習です。すぐにできる部屋の空間の有効活用を考えてみましょう
圏論って面白いんじゃないかとなんとなく思えるようになりませんか?
単純なもっと先でなく、絶対的な最高到達点を意識することは大きいビジネスにとっては重要なことでしょう。少なくともトヨタは行っています。