いきさつ
キーボードに紅茶をこぼしてしまい、完全に壊れました。
数万円するキーボードが壊れるのは精神的に辛いものがありますが。
しかし、それ以上に重大な問題があります。手元に予備のキーボードが無いことです。つまり、PC での作業が一切できません。
手元のラップトップをキーボードに
キーボードの予備はありませんが、幸いにして手元にラップトップはありました。しかし、仕事の環境がデスクトップに最適化され、このデバイスでは満足に仕事はできません。
しかし、このデバイスをキーボードとして使うことができれば、キーボードの質はおちるものの、ある程度仕事になりそうです
ChromeRemoteDesktop
Chrome には Chrome Remote Desktop というアプリケーションがあります。これは、他の PC から遠隔操作できる機能です。
Chrome Remote Desktop の特徴として、ホスト側と完全同期するというものがあります。つまり、クライアントでマウスを動かせば、ホスト側の PC のマウスポインタも同時に動きます。クライアント側だけで表示されることはなく、画面はつねに完全に同期します。
正直なところ、今までこれは余計な機能だと思っていました。外から操作するとき、家にいる人にとっては勝手に PC が動いているように見えるからです。
しかし、今回はその機能に助けられました。
また、ホスト側での操作も可能です。つまり、ホスト側でマウスをつかい、クライアントでキーボードを使うことができるのです。
この機能をつかうことで、普段どおりデスクトップを使い、キーボードだけラップトップから操作することが可能になります。
ラグについて
体感ではラグはほぼありません。普通にキーボードを使っているときと同じ感覚で使用できます。また、キーボードとしてのみ使うなら、画面や音のラグは気にする必要がありません。
注意点
音が両方から出る
Chrome Remote Desktop では、音もクライアント側とホスト側で両方出力されます。ラップトップをキーボードとして使うなら、クライアント側の音量はゼロにしましょう。
画面が邪魔
当然のことながら、リモートデスクトップでは画面も共有されます。このときラップトップ側の画面は単に邪魔なので、消してしまうのが良いでしょう。
最後に
不測の事態というのはいつでも起こるものです。選択肢は多く持っておいたほうがいいでしょう。また、問題が起こったときに、手持ちのカードでなんとか対処できないか考えるのも大切です。