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HTTPS通信でアクセス可能にする

Last updated at Posted at 2021-06-23

内容

この記事はAWS初学者を導く体系的な動画学習サービス
「AWS CloudTech」の課題カリキュラムで作成しました。
https://aws-cloud-tech.com
前回の記事「独自ドメインを設定する/障害時はSORRYページへ通信を流す」の続きです。

前回の記事

https://qiita.com/zakinicof/items/6c973c1aed9ebdeeb845
前回までの構成はブログサービスにアクセスするのにHTTPで通信をしていました。
このままではセキュリティに問題があるため、よりセキュアなHTTPSで通信できるように設定を変更していきます。
HTTPS通信をするために必要な証明書をAWS Certificate ManagerというAWSで証明書を管理できるサービスを利用します。
AWS Certificate Managerで証明書を発行してELBにアタッチすることでHTTPS通信を可能にしていきます。
その他、ELBのセキュリティグループでHTTPS通信を許可する設定の追加なども行なっていきます。
スクリーンショット 2021-06-23 15.25.25.png

実施手順

前回の記事の構成がされていることを前提で進めていきます。

準備

  1. EC2インスタンスが2台立ち上がっていることを確認
  2. RDSを削除した場合は、スナップショットから復元しておく。
  3. 復元したデータベースのステータスが利用可能になるまで待つ。
  4. 前回取得したドメインでブログが閲覧できることを確認しておく。

ロードバランサーでHTTPS通信を受け付ける

  1. EC2の画面に移動し、左のメニューからロードバランサーを選択
  2. リスナータブを選択し、リスナーの追加を選択
  3. プロトコル:HTTPSを選択
  4. アクションの追加転送先と進み、ターゲットグループを選択し、チェックボタンを選択
  5. 新しいACM証明書をリクエストを選択
  6. 証明書のリクエスト画面でドメイン名を入力して次へ進む。
  7. 検証方法の選択:DNS の検証を選択して次へ
  8. 確認とリクエストを選択
  9. Route53でのレコードの作成を選択
  10. 作成を選択
  11. 続行を選択
  12. Route53の画面に移り、更新ボタンを選択、検証用のDNSレコードが追加されていることを確認する。
  13. リスナーの追加画面に戻り、デフォルトのSSL証明書の項目で更新ボタンを選択し、先ほど作成した証明書を選択
  14. 右上のリスナーの追加を選択

セキュリティグループの設定

  1. ロードバランサーの画面の詳細タブを選択し、セキュリティグループを選択
  2. ロードバランサー用に作成したセキュリティグループを選択し、インバウンドルールを編集を選択
  3. ルールの追加を選択
  4. タイプ:HTTPSを選択
  5. ソース:0.0.0.0/0を選択
  6. ルールを保存を選択
現在の状態でURLをhttpからhttpsに変更してアクセスすると、WordPressの仕様で表示が崩れてしまうため、EC2にコードを追加することで対応します。

WordPressの対応

  1. ターミナルを開き、SSH接続でEC2にログインする。接続したら権限をルート権限に変更しておく。
  2. cd /var/www/html/でディレクトリを移動
  3. llwp-config.phpのファイルがあることを確認
  4. vi wp-config.phpでファイルを開く。
  5. 編集が必要なのはここまでです!という記述が出てくるまで下にスクロールする。
  6. 上記の記述とdefine( 'WP_DEBUG', false );の間に下記のコードを記述する。記述したら保存する。
if($_SERVER['HTTP_X_FORWARDED_PROTO'] == 'https') {
  $_SERVER['HTTPS'] = 'on';
  $_ENV['HTTPS'] = 'on';
}

同様の手順をもう1台のインスタンスでも実行します。
この後、再度httpsでアクセスすると通常通り表示されるはずですが、この段階でまだ表示が崩れている場合は下記の手順を行います。

  1. ターミナルを開き、SSH接続でEC2にログインする。
  2. mysql -h RDSのエンドポイント名 -u ユーザー名 -pでMySQLにログイン
  3. USE データベース名
  4. SELECT * FROM wp_options WHERE option_name IN ('siteurl', 'home');コマンドを実行すると、ELBのDNS名になっていることが確認できます。これを、https://[独自ドメイン名]に変更します。
  5. UPDATE wp_options SET option_value = 'https://[独自ドメイン名]' WHERE option_name IN ('siteurl', 'home'); を実行
  6. 再度、SELECT * FROM wp_options WHERE option_name IN ('siteurl', 'home');コマンドを実行し、URLが更新されていることを確認
  7. ブログにhttps://[独自ドメイン名]でアクセスし、正常にブログが表示されていることを確認する。
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