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PowerAppsでTeams投稿アプリを作成する①

Last updated at Posted at 2021-09-20

選択したチャンネルへの投稿機能の作成

作成するもの

PowerAppsの画面上で選択したチーム・チャンネルに、任意のメッセージをサブジェクト付きで投稿するアプリ。ひとまずポカよけとかは考えず最低限動くだけの処理を実装する。

アプリの操作イメージはこんな感じ↓

  1. コンボボックス1にチーム一覧を表示させ、投稿したいチームを選択する
  2. コンボボックス2に、↑で選択したチーム内のチャンネル一覧を表示させ、投稿したいチャンネルを選択する
  3. 投稿のタイトル(サブジェクト)を入力する
  4. 投稿したい内容(本文)を入力する
  5. 投稿ボタンを押し、選択したチャンネルに投稿する

1.Teamsコネクタの追加

キャンパスアプリを新規作成し、データからTeamsコネクタを追加します。
image.png

2.コントロールの配置

下図の通り5つのコントロールを配置し、コントロール名を図のとおり変更します。
コンボボックスは2つ作成しますが、上がComboBox_Team ,下がComboBox_Channelです。
image.png

3.チーム一覧の取得

ComboBox_Teamitemプロパティを下記のように変更します。

ComboBox_Teamのitem
MicrosoftTeams.GetAllTeams().value

実際の画面ではこんな感じ↓
image.png

次にComboBox_Teamのプロパティのフィールド 編集をクリックし、主要なテキストSearchFieldを両方ともdisplayNameに変更します。
image.png
また、複数選択の許可 はオフにしておきます。
image.png

これでComboBox_Teamをクリックすると、Teamsで登録しているチーム一覧が表示されるようになりました。

4.チャンネル一覧の取得

次にComboBox_Channelコンボボックスでチャンネル一覧を表示できるようにします。
Teamsのチャンネル一覧はGetChannelsForGroupコマンドで取得できますが、引数にチームIDを指定する必要があります。

ここでは、ComboBox_Teamコンボボックスで選択したチームのチャンネル一覧を表示させるため、ComboBox_Channelitemプロパティを下記のように変更します。

ComboBox_Channelのitem
MicrosoftTeams.GetChannelsForGroup(ComboBox_Team.Selected.id).value

また、ComboBox_Teamのときと同様にプロパティのフィールド 編集をクリックし、主要なテキストSearchFieldを両方ともdisplayNameに変更し、複数選択の許可 はオフにしておきます。

5.投稿ボタンの処理作成

Button_Sendボタンを押すとメッセージが投稿されるよう、OnSelectプロパティを下記のように変更します。

Button_SendのOnSelect
MicrosoftTeams.PostMessageToChannelV3(
         ComboBox_Team.Selected.id,
         ComboBox_Channel.Selected.id,
            {
                content: RichTextEditor_Message,
                contentType: "html"
            },
            {subject: TextInput_Subject.Text}
        )

これで、ComboBox_Team で選択したチーム内のComboBox_Channel で選択したチャンネルにメッセージが投稿されます。メッセージのサブジェクトはTextinput_Subject に入力した文字列、本文はRichTextEditor_Message に入力した内容となります。

6.ラベルの作成

5までで機能としては実現済みですが、分かりやすいようにラベルを付け、ボタンの表示を変更して完成!
image.png

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PowerAppsでTeams投稿アプリを作成する②

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