サーバ環境のテストなどではDHCPで振られるネットワークやIPアドレスを制御、固定したい場合があります。その際の設定です。
今回は、VMWare Fusion 8を利用しましたが、5,6,7でも同じだと思います。
##やりたいこと
- subnetの変更
- IPの固定
##設定する
###サブネットの変更
サブネットを編集するには、
/Library/Preferences/VMware\ Fusion/networking
を編集します。
/Library/Preferences/VMware\ Fusion/vmnet8/dhcpd.confを直接変更しないほうがいいです。
answer VNET_1_DHCP yes
answer VNET_1_DHCP_CFG_HASH C82570C8B6D29562281FAF07FD006E4F515D527F
answer VNET_1_HOSTONLY_NETMASK 255.255.255.0
answer VNET_1_HOSTONLY_SUBNET 192.168.210.0
answer VNET_1_VIRTUAL_ADAPTER yes
answer VNET_8_DHCP yes
answer VNET_8_DHCP_CFG_HASH CD0C70DE79271529B48EEADE47F56F2862AF18D3
answer VNET_8_HOSTONLY_NETMASK 255.255.255.0
answer VNET_8_HOSTONLY_SUBNET 172.16.149.0
answer VNET_8_NAT yes
answer VNET_8_VIRTUAL_ADAPTER yes
Fusionには、v(m)net1とv(m)net8があり、vnet1がホストとゲストをつなぐネットワーク。v(m)net8が物理ネットワークとつなぐもの。
なので、基本v(m)net8を編集します。
-answer VNET_8_HOSTONLY_SUBNET 172.16.149.0
+answer VNET_8_HOSTONLY_SUBNET 192.168.77.0
の部分をお好みで編集します。ここでは、覚えやすく192.168.77.0としました。
もちろんMASKを変えてもいいです。
ここでVMWare Fusion自体を再起動して、仮想マシンが既にある場合は、仮想マシンも再起動した状態で、ふられているIPアドレスが変更されているか確認します。
###IPアドレスの固定
IPアドレスを固定するには、/Library/Preferences/VMware\ Fusion/vmnet8/dhcpd.confを編集します。
当該ファイルは、見えない場合がありますが、その場合にも、
vi /Library/Preferences/VMware\ Fusion/vmnet8/dhcpd.conf
とすると編集できます。
####固定したいInterfaceのMacアドレスを調べる
固定したいInterfaceのMacアドレスをifconfig(HWaddr)が、VMWare Fusionのネットワーク->詳細情報等から取得しておきます。
####dhcpd.confの編集
vi等で開くと、
allow unknown-clients;
default-lease-time 1800; # default is 30 minutes
max-lease-time 7200; # default is 2 hours
subnet 192.168.77.0 netmask 255.255.255.0 {
range 192.168.77.128 192.168.77.254;
option broadcast-address 192.168.77.255;
option domain-name-servers 192.168.77.2;
option domain-name localdomain;
default-lease-time 1800; # default is 30 minutes
max-lease-time 7200; # default is 2 hours
option netbios-name-servers 192.168.77.2;
option routers 192.168.77.2;
}
host vmnet8 {
hardware ethernet 00:50:56:C0:00:08;
fixed-address 192.168.77.1;
option domain-name-servers 0.0.0.0;
option domain-name "";
option routers 0.0.0.0;
}
####### VMNET DHCP Configuration. End of "DO NOT MODIFY SECTION" #######
こんな感じになっています。nat.confの方で変えた設定にもとづき、192.168.77.xベースで設定ファイルが再生成されています。
このファイルの、
####### VMNET DHCP Configuration. End of "DO NOT MODIFY SECTION" #######
以降に、IP固定用の記述をします。
host host1 {
hardware ethernet 00:0C:29:C0:E5:2D;:
fixed-address 192.168.77.100;
}
host1は、他と区別できれば何度もかまわないようです。複数のマシンがある場合は、この設定をホスト毎に作成します。
設定完了後、VMWare Fusionを再起動し、かつ、VMを再起動すればMacアドレスに特定のIPがふられるようになります。
DHCPのRange以外のipであれば、上記の設定をせず、OS側のIP設定でIPを固定しても大丈夫です。
以上です。