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「わからない」と叫ぼう!

Last updated at Posted at 2023-08-17

世の中「わからない」事だらけじゃありませんか?
今、私が直面しているわからない事だと、組織論的な話とか、gradleとかあーもうわからない
ググってはみるものの、自分が置かれているケースとはちょっと違うから、うーん
手あたり次第にやってみたはいいものの、うーん
わからないことにわからないことが積み重なって、もうわからないことがわからない

なぜ「わからない」と叫べないのか

  • もう少し調べたらわかりそうなきがする
  • 聞きたいけど、みんな忙しそう・・
  • 昔聞いてみた経験があるけど、「今忙しいから」なんて邪険に扱われた経験がトラウマになっている
  • 周りからなんでも知ってる人と思われたい(知らないと思われるのが恥ずかしい)
  • 「わからない」ばかり言っていると評価が落ちそう・・
  • 同じようなことをさっきも聞いたし、また聞くと嫌な顔をされそう
  • あまりコミュニケーションをとりたくない・・

人に物を聞けない理由を並べ始めたらきりがないですよね
他人を気遣った結果だったり、他人とコミュニケーションをとることに億劫になっていたりさまざまですよね

でも、「わからない」状態が続くのってすごく辛くないですか?
壁にぶち当たった最初の方は「ちょっと面白くなってきたな」なんつって楽しめてる自分がいるんですが、それが1時間も続くともう嫌になってきません?

そんな方たちが一歩踏み出せるよう背中を押せる記事にできたらなと思います

「わからない」と声をあげることは恥ずかしい事なのか

みなさんは挫折しそうになった経験ってないですか?
私は何度も挫折してます!
そもそも、こちらのアンケート結果にもあるように、普段私たちが行なっているエンジニアの仕事というのは学習者の9割が挫折を経験する難しい仕事であるということを認識しましょう!
あなただけが「わからない」わけじゃないんです、みんな「わからない」んです!

みんな「わからない」ことが絶対あるので、恥ずかしいことではない

そもそも聞かないとわからないことがある

そもそも本記事で触れている「わからない」事というのは二種類あると思います
ググるとでてくるような調べればわかる一般的な事
一方、業務仕様のようなそもそも限定的な人にしか認知されていない人に聞かないと分からない事

後者は「わからない」と自己表現しないとなにも解決しないということはわかりますよね?
悩み続けることを諦めて、直ちに助けを求め、正解を聞くなり、資料の場所を教えてもらうなりしましょう!

問題は前者のほうですね、永遠に時間を溶かせます。
自分で調べながら進めることは非常に意義があるし、成長も促されることでしょう
ですが、これは状況に応じて使い分けて欲しいです
まずは「わからない」ことを他者に共有し、どのようにすべきか相談しましょう!
「ここがわからないんですが、自分で調べて解決してみたいです。時間の猶予をいただけませんか?」などと言えば状況に応じて他の人が判断してくれるケースもあります

自分が知らないことは誰かの知っていること(=自分が知っていることは誰かの知らないこと)

マネージャ視点で見る「わからない」が叫ばれないリスク

そもそも管理する側としては、できれば見積もり通り、予定通りに作業が終わればラッキーだなと考えてる方は少なくないんじゃないでしょうか
大抵の場合は予定の他にバッファを考慮した期日と、なんとしてでも終わらせなければいけない期日なども共有されてないだけで設定されてるかと思います

スケジュール遅延のリスクが想定できない

「わからない」と声をあげてさえいてくれれば以下のように考えることができます

  • ここ遅れそうだな
  • なるほど、あそこはわかってここはわからないのか
  • 誰かカバーできる人用意しておかないとな
  • タスクアサインの再検討とスケジュールの微調整しないとな

などなど、メンバーのスキルレベルを進めていくうちに把握できるようになります

本当の遅延原因がわからず効果的な再発防止策が実行できない

マネージャー:Aさん、ここのタスク見積もり1日なんだけど、実績2日ですか。なにかありましたか?
Aさん:あ、いえ、特には。すみません。
マネージャー:見積もり失敗しちゃっていた感じですかね?全体的に少し調整必要そうですか?
Aさん:そうですね、すみません、お願いします。

なんてやりとりは結構ありがちなんじゃないでしょうか?
一見、スケジュールの再調整が行われて円満に解決したように見えますが、これでは結局なにが原因で見積もりが失敗したのかがわかりません。
Aさんが、想定外の時間を要した原因が、仕様把握するのに時間がかかったのか、実装スキルの問題なのか、見積もりに加味されていない想定外の作業が必要だったのか。

「〇〇がわからなかった」と素直に報告できていれば次回の遅延は防げた可能性があり、スケジュールの再調整という仕事が必要なかったのではないかと思います

想定外の物が出来上がってる

これも結構ご経験されてるかたは多いのではないでしょうか
プルリクが上がってきたのでレビューしてみたら、全く別物だったり、大事なチェック処理や挿入処理が漏れていたり様々です

しかし、作業者本人視点で考えると、「なんか不安だけど間違ってたらレビューで指摘してもらえばいっか」「遅延しそうだからとりあえずそれっぽく動く物つくるしかないか」などなど言い分もあるかと思います

ただこれ、「わからないです」「確認させてください」などと随時声を上げた方が効率よくないでしょうか?
間違った物を作った期間というのは必ず存在していて、それを直す期間も必ず必要になります。
マネージャー視点だとできればスケジュール通りだとラッキーなので、都度声をかけてくれたこの無駄な時間が減り、助かるのです。

知ったかぶりを決めてスキルを偽るより、「わからない」ことをわからないと言ってくれ、カバーすべき時を示してくれる方が全体としての無駄がなくなり、信頼度が高まり、評価が高くなります

「わからない」と共存する意識をもとう

「わからない」は無くならない、そんなことはわかってるし、共存してるつもりというか共存するしかないでしょ。
と、そういう話ではなく、意識を持つことが大事だとここでは説きたいです!

意識すれば、自然とそこにある「わからない」自分を受け入れられる気がしてきませんか?
「わからない」自分を受け入れられると、「わからない」と悩む他人にも優しくなれる気がしませんか?
ふとわからないことが出てきた時、しったかぶらずに「わからないは当たり前」と受け入れ、助けを求めることができませんか?

「わかる」が増えてくると楽しいですよね!
人の手を借りながら「わかる」をひとつづつ増やしていきましょう!

さぁ今日から「わからない」と叫ぼう!


弊社、株式会社SORICHは、クラウドネイティブなアプローチを得意とするシステム開発会社として2006年4月からサービスを提供しています。コロナウイルスの流行を受け、2020年3月から社員の9割以上がテレワークで勤務をするようになりましたが、現在も変わらず大手外資系企業をはじめとしたお客様からご愛顧をいただいております。

 代表・馬屋原は学生時代にエンジニアの過酷な労働環境を目の当たりにし、「エンジニアが幸せに働くことができる場所を作りたい」という思いから大学を卒業後すぐに当社を設立いたしました。社名の由来でもある「社会を豊かに」という企業理念のもと、会社に関わる全ての人の豊かさのループの始点となれるよう、今後も技術力を活かして社会に貢献してまいります。

SORICHでは常時、システム開発部の採用窓口をオープンしております
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