はじめに
KiroがGAされてから一ヶ月以上経ちましたね。私は、プレビュー版の頃から11月末頃まではIDE, CLIをSkill Builderアカウント(無料枠)を使用していました。しかし、KiroはSkill Builderアカウント以外にGoogleやGitHubを使ってログインすることもできますし、マネコン画面からIAM Identity Centerを通してサブスクリプションアカウントの作成や管理を行うこともできます。
そこで、KiroのProアカウントをIAM Identity Center経由で作成し、マネジメントコンソール上で利用できる機能を試してみました。
本記事ではIAM Identity Center経由でサブスクリプションアカウントを作成、使用を開始したところまでをまとめたいと思います。
IAM Identity Center経由でサブスクリプション管理してみたい方の参考になれば幸いです。
本記事で紹介すること
- KiroのProアカウントをIAM Identity Center経由で有効化する方法
対象読者
- KiroのEnterpriseアカウントの管理を行いたい人
KiroのCLIやIDEの使い方ではなく、マネコン画面でのアカウントの管理方法を知りたい方向けの記事です。
KiroのIDEを使ってみた感想、Windows環境でCLIを導入してみた内容をそれぞれ以下に投稿しています。
ぜひ読んでみていただければと思います!
Kiroのアカウントの作成方法、サブスクリプションプランについて
まず、Kiro IDEのアカウントの作成方法はSkill Builder, Google, GitHub, IAM Identity Center経由の4通りです。
Enterprise Billingについて
IAM Identity Center経由でアカウントを作成する方法は、ドキュメントではEnterprise Billingと記載されており、専用の料金プランなどはありませんでした。
Enterprise Billingの場合はAWSマネジメントコンソール画面からアカウントの管理やダッシュボード機能が使える他、サブスクリプション料金にクレジットが適用されます。
ただし、Enterprise BillingはFreeプランは使用できない点に注意です。
サブスクリプションプランの種類
Free, Pro, Pro+, Powerの4種類です。現状は上位になるにつれ利用できるクレジットの量が増えること以外に違いは無いようでした。
Freeプランから有料プラン切り替え後の請求について
また、無料プランから初めてサブスクリプションプランを適用した月は、サブスクリプションが有効化された日数の日割りで請求され、
その後の月以降に切り替えた場合はその月の中で有効化した上位のサブスクリプションプランの月額料金が請求されます。
ということで、今回はIAM Identity Center経由でProアカウントを作成してみます。
その後、Skill BuilderのFreeプランからIAM Identity Center経由で作成したProプランのユーザーに切り替え、初月の請求が日割りになっていること、クレジットが適用されるのかどうかを確認します。
KiroのProアカウントをIAM Identity Center経由で作成する
前提
- AWS Organizationsが有効になっていること
私はあらかじめOrganizationを有効化していました。そのため、IAM Identity Centerのグループの作成から行います。
流れ
公式ドキュメントの流れとほぼ同様の流れで行います。
1.マネジメントコンソール画面からKiroの画面を表示
2.IAM Identity Centerからグループを作成
3.グループにユーザーを追加
4.Kiroのマネジメントコンソール画面にて、グループを適用
5.適用されたユーザーでログイン
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マネジメントコンソール画面からKiroの画面を表示
まず、マネジメントコンソール画面で「Kiro」と検索し、Kiroのホーム画面を表示します。その後、「Enable」をクリックし、有効化します。 -
IAM Identity Centerからグループを作成
Kiroの管理画面が表示されるので、サブスクリプションプラン適用に必要なIAM Identity Centerの作成を行います。IAM Identity Centerで、Kiroを利用するためのグループを作成します。Kiroに適用できるIAM Identity Centerのユーザーは、東京リージョンが使用可能なため、東京リージョンを使用します。
使用できるリージョン一覧はこちら
2-1. グループ名を入力後「グループを作成」をクリックします。
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作成されたグループの画面からユーザーを追加し、グループに適用します。
3-1. ユーザーを追加します。3-2. ユーザー情報を入力し、ユーザーを作成後、グループに適用します。
3-3. ステータスが有効状態になっており、適用できていることが確認できました。
続いて、作成したグループをKiroに適用します。
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Kiroのマネジメントコンソール画面から、IAM Identity Centerのグループを適用する
4-1. Kiroのホーム画面で「ユーザーとグループ」を選択し、その後グループタブを選択します。

4-2. 「グループを追加」をクリックすると、プランの選択画面が表示されるので、Proプランを選択します。

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適用されたユーザーでログイン
5-1. サブスクライブした後に作成したIAM Identity Centerのユーザー宛に「Invitation to join AWS IAM Identity Center」という件名のメールが届くので、「Accept Invitation」をクリックします。5-2. その後Acceptに成功すると、適用できているアプリケーションが表示されます。Kiroのみ適用できているので期待通りです。

5-3. ここまでだとまだユーザーのステータスは保留中です。

5-4. Kiro IDEを開きます。まだユーザーの切り替えができていないため、Kiro Freeの状態です。切り替えるためにサインアウトします。

5-5. 「Sign in with your organization identity」を選択します。

5-6. サブスクライブ適用時に送信されたメールのStart URLとIAM Identity Centerのリージョンの入力、パスワードの入力を行なってログインします。

以下のアカウントの作成ができました。
- IAM Identity Center:有効(リージョン:ap-northeast-1)
- Kiro(Amazon Q Developer):us-east-1
- Kiro Pro サブスクリプション:有効
IAM Identity Center連携時に使えるマネジメントコンソールの機能
IAM Identity Center経由でKiroを利用すると、マネジメントコンソール画面で以下の機能が有効になります。
実際に確認できた機能は以下です。
- ユーザー・グループ管理
- プロンプトログの保存設定
- 利用状況の可視化(ダッシュボード)
- ユーザーアクティビティレポート
これらは個人利用(ローカルのみ)では使えず、IAM Identity Center経由で作成したユーザー(Enterprise)にのみ使える機能です。
こちらについては別の記事にて紹介したいと思います。
請求確認とクレジットの適用について
11月の終盤にProプランを有効化したため、日割りした金額が請求されていること、クレジットが適用できていることがわかります。
まとめ
本記事では、以下の点を中心に Kiro の組織利用を試しました。
- IAM Identity Center経由でKiro Pro アカウントを作成・管理できる
- 作成したユーザーが利用を開始するまではユーザーの状態は保留状態で、開始後にアクティブ状態となる
- 無料アカウントから有料アカウントにアップグレードした最初の月は日割りで請求され、その後の月はより上位のプランの月額分が請求される
- IAM Identity Center経由で作成した場合はクレジットが適用される
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