Amazon Linux 2をVirtualBoxで起動し、ネットワーク接続するまでの作業手順について
自分用メモとして残しておきます。
ディスクイメージ(vdi,iso)の入手
以下URLより最新版のダウンロードが可能です。
vdi
https://cdn.amazonlinux.com/os-images/latest/virtualbox/
iso
https://cdn.amazonlinux.com/os-images/latest/
isoファイルの編集
上記から取得したisoファイルはサンプルのため、必要があれば内容を編集してください。
(ユーザ名やパスワードなどが設定できますが、無理に変更する必要は無さそうです。)
VirtualBoxで起動
仮想マシン→新規 でセットアップを行います。
設定は以下になります。
名前とオペレーティングシステム
名前:(任意)
マシンフォルダー:(任意)
タイプ:Linux
バージョン:Red Hat(64-bit)
メモリーサイズ
(任意)
ハードディスク
すでにある仮想ハードディスクファイルを使用する
→上でダウンロードしたvdiファイルを選択
ここまでで仮想マシンが作成されますが、さらに「設定」を押下して追加の設定を行います。
ストレージ
コントローラー IDE:上でダウンロードしたisoファイルを選択
ネットワーク
アダプター1、2について「ネットワークアダプターを有効化」にチェックを入れて、
それぞれの「割り当て」を設定
アダプター1:NAT
アダプター2:ホストオンリーアダプター
※アダプター2のMACアドレスは後ほど設定に使用するので、メモを取っておく。
以上で設定完了となるので、仮想マシンを起動しログインする
(ログインユーザはisoファイル内に定義されているものを使用する)
ネットワークの設定
とりあえずマシンは起動したものの、ネットワークに接続しないと使いづらいので設定を行います。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1
DEVICE=eth1
BOOTPROTO=static
ONBOOT=yes
TYPE=Ethernet
HWADDR=(ホストオンリーアダプターのMACアドレス)
IPADDR=192.168.56.200(ローカルネットワーク内のIPを任意に指定)
NETMASK=255.255.255.0
NETWORK=192.168.56.0
以下はsshによるログイン時にパスワード入力を許可する設定のため、任意で行ってください。
# sudo vi /etc/ssh/sshd_config
PermitRootLogin yes # rootユーザのログインを許可
PasswordAuthentication yes # パスワード入力によるログインを許可
仮想マシンの再起動
ネットワークの設定を完了したので、一度マシンの電源をオフにして再度起動します。
後は仮想マシンに対してホストマシンや他の仮想マシンから接続できること(逆向きの接続も)、
仮想マシンから外部ネットワークへ接続できることを完了して作業終了です。
その後のミドルウェアのインストールやサーバ設定については割愛します。
(個人的には以降はansible等でセットアップができるようにしたいと考えています。)
参考
公式ドキュメント
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/amazon-linux-2-virtual-machine.html
VirtualBoxでHostからGuestに通信する3つの方法
https://qiita.com/zaburo/items/e446f8655a7a28a93d58
Amazon Linux 2をVirtualBoxで実行する
https://qiita.com/moritalous/items/d1970011642379269275