CentOS7にOpenJDKをインストールする時の備忘メモ
OpenJDKのインストール
方法その1:yumコマンドによるインストール
コマンド打つだけなので一番簡単。
インストール先は/usr/lib/jrm/
。
また、alternativesには自動で登録される。
# yumレポジトリからjava-1.8.0-openjdkのパッケージを検索する
$ yum search java-1.8.0-openjdk
# OpenJDKのランタイムをインストール
$ sudo yum install java-1.8.0-openjdk
# OpenJDKのdevelopmentkitをインストール
$ sudo yum install java-1.8.0-openjdk-devel
方法その2:rpmファイルからインストール
rpmファイルを配布サイト等からダウンロードしてインストールする方法であり、インターネットが繋がっていないなどyumコマンドでインストールができない場合に有効(当然ダウンロードはインターネットに接続している端末から行う)。ただし、インストール環境によってはJava以外の依存パッケージを予めインストールする必要がある。
rpmファイルはpkgs.orgで配布されているのでダウンロードしてから下記の順番でインストールする。
yumコマンド同様、alternativesには自動で登録される。
$ sudo rpm -ivh java-1.8.0-openjdk-headless-1.8.0.171-7.b10.el7.x86_64.rpm
$ sudo rpm -ivh java-1.8.0-openjdk-1.8.0.171-7.b10.el7.x86_64.rpm
$ sudo rpm -ivh java-1.8.0-openjdk-devel-1.8.0.181-3.b13.el7_5.x86_64.rpm
※rpmファイルは下記からもダウンロードが可能
方法その3:バイナリファイルからインストール(Java9以降)
Java9以降はOpenJDKのバイナリファイルからインストールする。
バイナリファイルはjdk.java.netに公開されているので、ダウンロード・解凍する。
解凍後任意のフォルダに移動させ、alternatives に登録する。
# tarファイルを解凍
$ tar xzvf openjdk-11_linux-x64_bin.tar.gz
# 任意のフォルダに移動
$ mv jdk-11 /usr/lib/java/
# 利用するコマンドをalternativesに登録する
$ alternatives --install /usr/bin/java java /usr/lib/java/jdk-11/bin/java 1
$ alternatives --install /usr/bin/javac javac /usr/lib/java/jdk-11/bin/javac 1
利用するJavaのバージョンの切り替え
複数バージョンがインストールされている場合、利用するJavaのバージョンをalternativesで切り替えることができる。
javaコマンド
# javaコマンドのalternatives確認 &「3」を指定してjdk11を利用する設定に変更
$ alternatives --config java
3 プログラムがあり 'java' を提供します。
選択 コマンド
-----------------------------------------------
1 java-1.7.0-openjdk.x86_64 (/usr/lib/jvm/java-1.7.0-openjdk-1.7.0.171-2.6.13.2.el7.x86_64/jre/bin/java)
*+ 2 java-1.8.0-openjdk.x86_64 (/usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk-1.8.0.181-3.b13.el7_5.x86_64/jre/bin/java)
3 /usr/lib/java/jdk-11/bin/java
Enter を押して現在の選択 [+] を保持するか、選択番号を入力します: 3
# javaのバージョン確認
$ java -version
openjdk version "11" 2018-09-25
OpenJDK Runtime Environment 18.9 (build 11+28)
OpenJDK 64-Bit Server VM 18.9 (build 11+28, mixed mode)
javacコマンド
# javacコマンドのalternatives確認 &「2」を指定してjdk11を利用する設定に変更
$ alternatives --config javac
2 プログラムがあり 'javac' を提供します。
選択 コマンド
-----------------------------------------------
*+ 1 java-1.8.0-openjdk.x86_64 (/usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk-1.8.0.181-3.b13.el7_5.x86_64/bin/javac)
2 /usr/lib/java/jdk-11/bin/javac
Enter を押して現在の選択 [+] を保持するか、選択番号を入力します: 2
# javacのバージョン確認
$ javac -version
javac 11