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【AWS環境構築メモ⑦】ELBを作成する

Last updated at Posted at 2022-03-27

0.はじめに

ELBでロードバランサーを設置して、作成したEC2を配下に登録します。

今回はEC2は1つしか作成していないですが、複数サーバーが設置されていることを想定して、ロードバランサーを作成します。

  • ELB(ロードバランサー)
    Elastic Load Balancingの略。
    サービスにアクセスが集中すると、サーバーの処理能力が低下して、最悪ダウンしてしまいます。
    その時に、サーバーへの負荷を分散させる役割を果たすのがロードバランサーの目的です。

スクリーンショット 2022-03-27 19.49.25.png

1.前回の記事

【AWS環境構築メモ⑥】ACMでSSL証明書を発行する

2.前提条件

  • AWSアカウント作成済み
  • リージョンはアジアパシフィック(東京) ap-northeast-1
  • VPC作成済み
  • セキュリティーグループ作成済み
  • EC2インスタンス作成済み
  • SSL証明書発行済み

3.作成手順(サマリー)

順番 手順
1 ターゲットグループの作成
2 ELB(ロードバランサー)の作成
3 リスナーの追加と編集

4.作成手順

1.ターゲットグループの作成

画面は英語表記です(なぜか)。
わからない場合は日本語に翻訳して操作してください

スクリーンショット 2022-03-27 20.28.12.png

  • サービスよりEC2を選択 → ターゲットグループ → [ターゲットグループを作成する]をクリックする

スクリーンショット 2022-03-27 20.28.39.png

グループの詳細の指定

  • ターゲットタイプの選択
    • インスタンスを指定
  • ターゲットグループ名
    • 任意のターゲットグループ名を入力(分かりやすいものがおすすめ)
  • プロトコル・ポートはHTTP : 80

スクリーンショット 2022-03-27 20.33.25.png

  • VPC
    • 対象のVPCを指定(作成したVPC)
  • プロトコルバージョン
    • HTTP1
  • ヘルスチェック
    • HTTP
  • ヘルスチェックパス
    • / を指定
  • [次へ]をクリックする

スクリーンショット 2022-03-27 20.33.40.png

  • 対象のインスタンスを指定
  • [保留中として以下を含める]をクリックする
  • 表示されたターゲットを確認して[ターゲットグループの作成]をクリック

ターゲットグループが作成されました

2.ELB(ロードバランサー)の作成

スクリーンショット 2022-03-27 23.40.36.png

  • EC2 → ロードバランサー → [ロードバランサーの作成]をクリックする

スクリーンショット 2022-03-27 23.40.53.png

  • Application Load Balancer の[作成]を選択

スクリーンショット 2022-03-27 23.43.02.png

  • ロードバランサー名
    • 分かりやすい名前がおすすめ

スクリーンショット 2022-03-27 23.43.27.png

  • VPC
    • 対象のVPCを選択(作成したVPC)
  • マッピング
    • パブリックサブネット 1a, 1cを選択

スクリーンショット 2022-03-27 23.56.33.png

  • セキュリティーグループ
    • ELB用に作成したセキュリティーグループを指定
    • デフォルトのセキュリティーグループが指定されている場合は、[×]で削除しておく

スクリーンショット 2022-03-27 23.56.58.png

  • リスナーとルーティングの設定
    • プロトコル : HTTP
    • ポート : 80
    • デフォルトアクション : 先程作成したターゲットグループを指定

スクリーンショット 2022-03-27 23.58.20.png

  • 設定した内容を確認して[ロードバランサーの作成]をクリックする

ELBが作成が完了しました

3.リスナーの追加と編集

HTTPS化とHTTPでアクセスした際もHTTPSにリダイレクトするように設定します

スクリーンショット 2022-03-28 1.04.55.png

リスナーの追加(HTTPS)

  • EC2 → ロードバランサー → 作成したロードバランサーを選択
  • [リスナー]を選択し、[リスナーの追加]をクリックする

スクリーンショット 2022-03-28 1.16.02.png

リスナーの追加

  • プロトコル
    • HTTPS : 443
  • [Add action] を選択
    • Forward
  • ターゲットグループ
    • 先程作成したターゲットグループを指定
  • セキュリティーポリシー
    • ELBSecurityPolicy-2016-08
  • デフォルトのSSL証明書
    • ACMから
    • ACMで発行したSSL証明書を指定
  • [追加]をクリックする

スクリーンショット 2022-03-28 1.06.06.png

HTTPSリスナーを追加できました

スクリーンショット 2022-03-28 1.06.28.png

HTTP → HTTPSにリダイレクトするようにリスナールールを追加する

  • HTTP : 80リスナーを選択
  • [修正]をクリックする

スクリーンショット 2022-03-28 1.06.56.png

  • [Add action]を選択
    • Redirect
  • [Itemize URL]を選択
  • プロトコル : ポート
    • HTTPS : 443
  • [変更内容の保存]をクリックする

リスナールールの追加完了しました

スクリーンショット 2022-03-28 1.07.18.png

一応ヘルスチェックの結果も見ておきます

  • ターゲットグループを選択
  • [Details]を選択
  • 画像ではHealthyになっていますが、EC2とELB作成直後はUnhealthyだと思います。(インスタンスの/配下に何も無い状態なので)
    • この後、EC2にnginxなどを導入していく過程でHealthyに変化します。

5.最後に

以上でELBの作成が完了しました。

私はこのタスク、ギブアップ寸前まで悩みまくっていました。
様々な記事や公式ドキュメントを見回したり、メンターの方にひたすら相談したり、
とにかく長い時間かけて作成しました。

まだまだ理解が浅いので、これからも学習を重ねていきたいです。

次回はRoute53でAレコードのエイリアスを作成します

次回 : 【AWS環境構築メモ⑧】Route53でAレコードのエイリアスを作成する

6.参考

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