はじめに
こんにちは。menuのPMの新川です。
今回の記事では、最近特に強く意識している「AIと自分の役割の境界」について書いてみたいと思います。
なぜ「自分で書くこと」が大事なのか
ChatGPTをはじめとする生成AIが普及し、文章もコードも一瞬で出てくる時代になりました。
実際、私もよくAIに下書きやフォーマットをお願いしています。アイデアを広げるスピードは格段に上がりましたし、ゼロから構成を考えるよりも効率的です。
しかし、私は必ず「最後は自分の言葉で整える」ことを意識しています。
AIの出力をそのまま出してしまうと、自分の意思や責任が抜け落ちてしまうからです。
PMとして、AIに任せない部分
プロジェクトマネージャーとして特に意識しているのは、タスクの目的や背景はAIに任せない ということです。
「なぜこの施策をやるのか」「どんな文脈で必要なのか」——これはプロダクト・プロジェクトの方向性を示す根幹です。
ここをAIに丸投げしてしまえば、自分自身の意思決定がなくなり、チームに対しても説明責任を果たせません。
私はよくAIに「文章の整理」や「表現の候補」を出してもらいますが、最終的な目的や背景は自分で書く。ここは絶対に譲らない部分です。
エンジニアも同じことが言える
これはエンジニアにとっても同じだと思います。
AIがコードを生成してくれるのは便利ですが、全部を任せてしまうと危険です。
コードを書くことは、単なるアウトプットではなく、
- 設計意図をどう表現するか
- 想定外のケースにどう備えるか
- 将来の変更にどう耐えるか
といった思考と一体になっています。
AIに丸投げすれば「動くもの」は作れますが、「なぜそう設計したのか」という責任は抜け落ちてしまいます。
AIで効率化 → 人間が意味づけと責任を持つ
AIの活用で効率化は進みます。でもそれはゴールではなく、むしろスタート地点です。
AIで効率化 → 人間が意味づけと責任を持つ。これが私が考える正しい関わり方です。
文章もコードも、最終的に「これは自分の言葉／自分の設計だ」と言える状態にすること。
それがAI時代における私たちの役割だと思います。
まとめ
- AIは強力な相棒だが、任せきりでは責任あるアウトプットにならない
- PMはタスクの目的や背景を自分で書くことが大事
- エンジニアもコードをAIに丸投げせず、設計意図と責任を持つことが必要
- AI時代だからこそ「自分で書く」ことがますます大事になる
ここまで読んでいただきありがとうございます！
もし「自分はAIとこう付き合っているよ」「この部分は絶対AIに任せない」などあれば、ぜひコメントで教えてください。
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