Amazon CloudFrontとエッジサーバー
Amazon CloudWatchとは高速コンテンツ配信ネットワーク(コンテンツデリバリーネットワーク、略してCDN)サービス。Webコンテンツの配信を高速化する。S3のWebサイトホスティング機能を有効にして構成したWebサーバーと組み合わせてよく使う。
高速化は、Webサーバーの中身をキャッシュ(前もって用意)するエッジサーバーを利用して行う。通常はWebサイトの閲覧者はWebサーバーにアクセスしてページを取得するが、毎回Webサーバーが答えていれはWebサーバーに負担がかかるので、エッジサーバーにキャッシュした内容を返させる古音によって、オリジナルのWebサーバーの負担を低減させる。
エッジサーバーはネットワークの末端近くに置かれ、各リージョンに置かれる。クライアントからアクセスするネットワークの距離が近くなるので、レスポンス速度が早くなる。
Amazon CloudFrontの料金体系
Amazon CloudFrontは基本的にデータ転送に対して料金がかかる。
サイトの閲覧者からリクエストや、閲覧者へのページの転送、閲覧者からアップロードされたファイルの転送に課金される。
Amazon CloudFrontの料金クラス
Amazon CloudFrontには料金クラスがあ利、クラスによって使用できるエッジサーバーが異なる。選択した料金クラスに含まれるロケーションのエッジサーバーからコンテンツが配信される。マラ、エッジサーバーごとに料金が異なるので、閲覧者数との兼ね合いになる。
料金クラスごとに使用可能なエッジサーバー
料金クラス | 料金クラスに含まれるロケーション |
---|---|
すべて | 米国・カナダ、欧州、南アフリカ・中東、日本、オーストラリア、シンガポール・韓国・台湾・香港・フィリピン、インド、南米 |
200 | 米国・カナダ、欧州、南アフリカ・中東、日本、シンガポール・韓国・台湾・香港・フィリピン、インド |
100 | 米国・カナダ、欧州 |
余談
暗号化通信にも対応
CloudFrontは、TLS/SSLによる暗号化通信にも対応し、「https://」から始まるURLでアクセスしたときは通信が暗号化される。
通常、暗号化にはサーバー証明書が必要ですが、AWS Certificate Managerというサービスと使うと無料でサーバー証明書が作れる。