初級編 では基本的な関数を紹介しました。
今回は、日々の業務でたびたび使う中級レベルの便利関数をまとめます。
1. MAX関数(最大値)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Microsoft 365
=MAX(A1:A10)
範囲内の最大値を取得します。
使用例
- 売上の最高値確認
- テストの最高点集計
2. MIN関数(最小値)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Microsoft 365
=MIN(A1:A10)
範囲内の最小値を取得します。
使用例
- 最低売上の確認
- 最小在庫数の確認
3. ROUND関数(四捨五入)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Microsoft 365
=ROUND(A1,2)
小数第2位で四捨五入します。
使用例
- 金額の小数点整理
- 単価計算結果の表示
よくあるミス・注意点
- 桁数指定
2は小数第2位を意味する - 整数化したい場合は
0を指定する
4. ROUNDUP関数(切り上げ)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Microsoft 365
=ROUNDUP(A1,2)
指定した桁数で数値を切り上げます。
使用例
- 金額の切り上げ請求
- 税込価格計算
よくあるミス・注意点
- 小数点以下の桁数指定に注意
- 整数化する場合は
0
5. ROUNDDOWN関数(切り捨て)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Microsoft 365
=ROUNDDOWN(A1,2)
指定した桁数で数値を切り捨てます。
使用例
- 金額の端数切り捨て
- 単価計算結果の調整
よくあるミス・注意点
-
ROUNDと混同しやすい
6. HLOOKUP関数(横方向検索)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Microsoft 365
=HLOOKUP(A1,B1:G2,2,FALSE)
横方向の表から値を検索します。
使用例
- 月別売上表の検索
- 横並びマスタの参照
よくあるミス・注意点
- 検索対象は1行目
- 完全一致は
FALSE
7. MID関数(文字列の抜き出し)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Microsoft 365
=MID(A1,2,3)
文字列の途中から指定文字数を抜き出します。
使用例
- 社員コードの一部抽出
- 郵便番号や商品コードの抜き出し
よくあるミス・注意点
- 開始位置は
1始まり - 抜き出し文字数を間違えやすい
8. LEFT関数(左から取得)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Microsoft 365
=LEFT(A1,5)
文字列の左側から指定文字数を取得します。
使用例
- 郵便番号の前半取得
- 商品コードの先頭抽出
9. RIGHT関数(右から取得)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Microsoft 365
=RIGHT(A1,5)
文字列の右側から指定文字数を取得します。
使用例
- 社員番号の末尾取得
- 商品コードの下位桁抽出
10. CONCAT関数(文字列結合)
対応バージョン: Excel 2019以降 / Microsoft 365
=CONCAT(A1,B1)
複数の文字列を結合します。
使用例
- 氏名の結合
- 住所の連結
11. TEXTJOIN関数(区切り文字付き結合)
対応バージョン: Excel 2019以降 / Microsoft 365
=TEXTJOIN(",",TRUE,A1:A5)
区切り文字を指定して複数の文字列を結合します。
使用例
- 氏名の結合(姓,名)
- CSV形式の文字列作成
よくあるミス・注意点
- 区切り文字の指定漏れに注意
- 古いExcelでは利用不可
12. LEN関数(文字数取得)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Microsoft 365
=LEN(A1)
文字列の文字数を取得します。
使用例
- 桁数チェック
- 入力文字数制限確認
13. FIND関数(文字位置検索・大文字小文字区別あり)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Microsoft 365
=FIND("abc",A1)
指定文字列の位置を検索します(大文字小文字区別あり)。
使用例
- 特定文字の位置取得
- 区切り文字の場所確認
よくあるミス・注意点
- 大文字小文字を区別する
- 見つからないとエラーになる
14. SEARCH関数(文字位置検索・大文字小文字区別なし)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Microsoft 365
=SEARCH("abc",A1)
指定文字列の位置を検索します(大文字小文字区別なし)。
使用例
- 特定文字列の位置確認
- 部分一致チェック
よくあるミス・注意点
- 見つからない場合はエラーになるため
IFERROR併用がおすすめ -
FINDとの大文字小文字の違いに注意
まとめ
中級編でまず覚えたいのは次の関数です。
- ROUND
- MID / LEFT / RIGHT
- TEXTJOIN
- SEARCH
文字列加工や数値の整形で、実務効率がかなり上がります。
ぜひ活用してみてください。
次回は応用編として実務でさらに活躍する関数を紹介します。