Excelを使っていると、毎回同じ計算やデータ整理をする場面があります。
今回は、実務でもよく使う便利な関数をわかりやすくまとめました。
1. SUM関数(合計)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Excel 2007 / 2010 / 2013 / 2016 / 2019 / Microsoft 365
数値の合計を求める基本の関数です。
=SUM(A1:A10)
A1からA10までの数値を合計します。
使用例
- 売上の合計
- 点数の合計
- 家計簿の月間支出
2. AVERAGE関数(平均)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Excel 2007 / 2010 / 2013 / 2016 / 2019 / Microsoft 365
平均値を求める関数です。
=AVERAGE(B1:B10)
B1からB10の平均値を計算します。
使用例
- テストの平均点
- 平均売上
3. IF関数(条件分岐)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Excel 2007 / 2010 / 2013 / 2016 / 2019 / Microsoft 365
条件によって表示内容を変えられます。
=IF(C2>=60,"合格","不合格")
C2が60以上なら「合格」、そうでなければ「不合格」と表示します。
使用例
- 合否判定
- ステータス表示
- 条件による自動分類
よくあるミス・注意点
- 文字列は必ずダブルクォーテーション(" ")で囲む
- カンマ
,の抜け漏れに注意する - 条件式の不等号(
>=,<=)を間違えやすい
4. COUNT関数(件数カウント)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Excel 2007 / 2010 / 2013 / 2016 / 2019 / Microsoft 365
数値が入っているセルの数を数えます。
=COUNT(D1:D20)
使用例
- 売上データの件数確認
- 点数入力済み人数の集計
- 数値データの件数把握
5. COUNTA関数(空白以外をカウント)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Excel 2007 / 2010 / 2013 / 2016 / 2019 / Microsoft 365
文字列も含めて、空白でないセルを数えます。
=COUNTA(D1:D20)
使用例
- 入力済みセル数の確認
- 名前一覧の人数集計
- フォーム回答件数の確認
6. COUNTIF関数(条件付きカウント)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Excel 2007 / 2010 / 2013 / 2016 / 2019 / Microsoft 365
条件に一致するセルの件数を数えます。
=COUNTIF(A1:A10,">=60")
60点以上の件数をカウントします。
使用例
- 合格者数の集計
- 完了タスク数の確認
- 特定部署の人数集計
7. COUNTBLANK関数(空白セル数)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Excel 2007 / 2010 / 2013 / 2016 / 2019 / Microsoft 365
空白セルの数を数えます。
=COUNTBLANK(B1:B20)
使用例
- 未入力セルの確認
- 回答漏れチェック
- データ不足箇所の洗い出し
8. VLOOKUP関数(検索)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Excel 2007 / 2010 / 2013 / 2016 / 2019 / Microsoft 365
表から必要なデータを探すときに便利です。
=VLOOKUP(A2,F:G,2,FALSE)
A2の値をF列から探し、対応するG列の値を返します。
使用例
- 商品コードから商品名を表示
- 社員番号から名前を取得
よくあるミス・注意点
- 検索対象の列は範囲の左端に配置する必要がある
- 完全一致で検索したい場合は
FALSEを必ず指定する - 列番号(この例では
2)の指定ミスに注意する
9. TEXT関数(表示形式変更)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Excel 2007 / 2010 / 2013 / 2016 / 2019 / Microsoft 365
日付や数値の見た目を整えます。
=TEXT(TODAY(),"yyyy/mm/dd")
使用例
- 日付形式の統一
- 金額のカンマ区切り表示
- CSV出力用の文字列整形
10. TODAY関数(今日の日付)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Excel 2007 / 2010 / 2013 / 2016 / 2019 / Microsoft 365
今日の日付を自動で表示します。
=TODAY()
使用例
- 納期管理
- 今日の日付の自動表示
- 日報・勤怠表の日付入力
11. DATE関数(日付作成)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Excel 2007 / 2010 / 2013 / 2016 / 2019 / Microsoft 365
指定した年・月・日から日付を作成します。
=DATE(2026,4,2)
使用例
- 年月日を別セルから日付化
- 月次レポートの日付作成
- 締日管理
12. SUBSTITUTE関数(文字置換)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Excel 2007 / 2010 / 2013 / 2016 / 2019 / Microsoft 365
文字列の一部を別の文字に置き換えます。
=SUBSTITUTE(A1,"株式会社","(株)")
使用例
- 会社名の略称変換
- 不要文字の削除
- 住所表記の統一
13. REPLACE関数(位置指定で置換)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Excel 2007 / 2010 / 2013 / 2016 / 2019 / Microsoft 365
指定した位置の文字列を置き換えます。
=REPLACE(A1,1,3,"ABC")
使用例
- 商品コードの一部変更
- 文字列フォーマット修正
- 社員番号の桁調整
14. HYPERLINK関数(リンク作成)
対応バージョン: Excel 2003以降 / Excel 2007 / 2010 / 2013 / 2016 / 2019 / Microsoft 365
セルにクリック可能なリンクを作成します。
=HYPERLINK("https://example.com","サイトを開く")
使用例
- 社内資料リンク一覧
- WebサイトURL管理
- ファイルパスへのショートカット
まとめ
まずは次の3つを覚えるとかなり便利です。
- SUM
- IF
- VLOOKUP
この3つだけでも日常業務の効率がかなり上がります。
ぜひ活用してみてください。
次回は中級編として日々の業務で度々使う関数を紹介します。