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AWSのElastic IP アドレス(EIP)を設定してみた

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はじめに

筆者は数ヶ月前に業務でAWSを使用してサービスを公開する機会があり、そこから本格的にAWSを触り始めたAWS初心者です🙇‍♂️

ある時サービスが表示されないということが起こりました。

原因はサービスのスケールアップやインスタンスの停止・再起動を行う度に、毎回パブリックIPv4アドレスが変更されていたことでした。

そのたびにnginxの設定やDNSの設定を変更する手間がかかり、運用上の負担を感じていました。

そこで、インスタンスのIPアドレスを固定化できる仕組みがないか調べたところ、Elastic IP(EIP) というAWSの機能があることを知り、今回設定してみたので設定方法について紹介します。

EIP(Elastic IP)とは?

Elastic IP(EIP)は、Amazon Web Services(AWS)で提供される静的なIPアドレスのことです。

通常、EC2インスタンスは停止するとパブリックIPアドレスが変更されてしまいますが、Elastic IPを使うと、インスタンスが停止したり再起動したりしても同じIPアドレスを使い続けることができます。

これにより、例えばnginxやDNS設定を固定のIPアドレスに基づいて設定することが可能になります。

インスタンスの変更や再起動があってもIPアドレスが変わらないため、運用が楽になります👌

ドキュメント➡️https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/elastic-ip-addresses-eip.html

EIPの設定方法

1. Elastic IPを作成する

まず、Elastic IPを作成する手順を説明します。

1.1 AWS Management Consoleにログイン

AWS Management Consoleにログインし、EC2ダッシュボードに移動します。

1.2 Elastic IPを割り当てる

左側のメニューから「Elastic IP」を選択します

スクリーンショット 2025-04-27 15.09.31.png

「Elastic IPアドレスを割り振る」をクリックします

スクリーンショット 2025-04-27 15.13.04.png

ネットワークボーダーグループが利用しているものかを確認してから「割り振る」をクリック
スクリーンショット 2025-04-27 15.17.37.png

これで、新しいElastic IPが作成されます。

スクリーンショット 2025-04-27 15.20.31.png

2. Elastic IPをEC2インスタンスに関連付ける

次に、作成したElastic IPをEC2インスタンスに関連付ける手順を紹介します。

2.1 Elastic IPを選択する

「Elastic IP」ページで新しく割り当てたIPアドレスを選択します。

「アクション」ボタンをクリックし、「Elastic IP アドレスを関連付ける」を選択します。

スクリーンショット 2025-04-27 15.24.43.png

2.2 インスタンスを選択する

「リソースタイプ」で「インスタンス」を選択します。

関連付けたいインスタンスを選びます。

スクリーンショット 2025-04-27 15.30.08.png

2.3 Elastic IPの関連付け

「関連付け」をクリックして、Elastic IPがインスタンスに関連付けられます。

スクリーンショット 2025-04-27 15.32.40.png

3. Elastic IPの確認

Elastic IPがEC2インスタンスに関連付けられたことを確認するためには、以下の手順を実行します。

EC2ダッシュボードの「インスタンス」セクションに移動します。

対象のインスタンスを選択し、「詳細」セクションに表示される「IPv4 パブリック IP」を確認します。

スクリーンショット 2025-04-27 15.41.56.png

ここにElastic IPが表示されていれば、設定は完了です。

まとめ

Elastic IPを使用することで、インスタンスのIPアドレスが固定化され、運用の負担を軽減することができました🙌

スケールアップや再起動が頻繁なサービスでは特に有用な機能です。

ぜひ、Elastic IPを活用してインフラ管理を効率化してみてください。

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