2025年7月、Oracle Cloud Infrastructure (OCI) のGenerative AIにて Grok-4 モデルが新たにサポートされました!
これに伴い、Dify の公式プラグインにGrok-4を使えるようにする修正を加え、PRを提出し承認されました!
✓ この記事の内容
- Grok-4とは?
- OCI上でのサポート内容
- Dify Pluginへの追加実装の概要
Grok-4とは?
Grokは、xAI(Elon Musk氏によって創設されたAI企業) が開発しているLLMモデルです。
2025年7月時点での最新バージョン「Grok-4」は、以下の特徴があります。
- マルチモーダル対応
- 高度な推論・論理能力
- コーディング能力の向上
OCIドキュメント上ではこのような記載があります。
The xai.grok-4 model has better performance than its predecessor, Grok 3, and excels at enterprise use cases such as data extraction, coding, and summarizing text. This model has a deep domain knowledge in finance, healthcare, law, and science.
xai.grok-4 モデルは、前身である Grok 3 よりも優れた性能を持ち、データ抽出、コーディング、テキストの要約といったエンタープライズ向けのユースケースにおいて優れています。このモデルは、金融、医療、法律、科学といった分野における深い専門知識を備えています。
OCI Generative AI 対応モデル
OCIのGenerative AIサービスでは、Grok-4に関する以下の公式ドキュメントが公開されています。対応しているパラメータなどが記載されています。
なお、現行でOCI Generative AIがサポートするxAIの提供しているモデルは以下です。新しくサポートされたGrok4も早速検証で使えるように、今回DifyのPluginに追加しました。
Chat Models
- xAI Grok 4 (New)
- xAI Grok 3
- xAI Grok 3 Mini
- xAI Grok 3 Fast
- xAI Grok 3 Mini Fast
Dify Pluginへの対応
Dify では、各プロバイダやモデルをプラグイン形式で追加できます。
今回の修正では、OCI GenAI Pluginに xai.grok-4
モデルを追加しました。
ポイント
-
xai.grok-4
モデルIDを既存のOCI Pluginに追加
承認されたPRはこちら
実装手順
こちらの記事で詳しい手順をまとめていますのでご覧ください!
まとめと今後
OCI GenAIでのGrok-4サポートにより、DifyでもxAIの最先端LLMが簡単に使えるようになりました!
今後はGrokモデルのマルチモーダル入力(画像)のサポートなどの拡張も検討中です。