Claude Codeの安全装置、v2.0にした。
追記(2026-03-31): この記事はv2.0時点の記録です。現在は637 example hooks / 13,955テストに拡大しています。最新の導入方法は変わっていません:
npx cc-safe-setup
💡 6月15日の課金分離まで22日。 自動の使用 (
claude -p、 GitHub Actions、 SDK) は別の月次の枠に分離、 公式の値段で消費。 Migration Playbook Edition 2 ($19) で、 Path A / B' / D の判定の手引きと cache の費用の計算の経路を articulate。
Claude Codeは便利だけど、事故も起きる
📕 5月22日発売の Claim-Verify Handbook。 完了の主張が届くが実態の道具の呼び出しが0件の事例を130件の corpus で整理。 試し読み (約16,000字、 章1の全件) で章の構造と15件の本文の事例の articulate を読める。
Claude Codeを使ったことがあるだろうか。ターミナルでAIと対話しながらコードを書くツールだ。
便利だ。でも、AIにターミナルの操作を許可するということは、AIがファイル全削除コマンドを実行できるということでもある。
実際に起きた事故:
- C:\Users\全体が削除された(#36339)。Windowsの「ジャンクション」(フォルダのショートカットのようなもの)を経由して、削除が予想外の場所にまで及んだ
-
全ソースコードが消された(#37331)。PowerShellの
Remove-Item -Recurse -Force *で -
本番データベースがリセットされた(#34729)。
prisma migrate resetでテストのつもりが本番に
:::details 初心者向け: なぜAIがこんなことをするのか
AIは「目的を達成するために最短経路を選ぶ」。「不要なファイルを掃除して」と頼んだら、一番確実な方法としてファイル全削除を選ぶことがある。人間なら「いやいや、それは危険すぎるだろ」と止まるが、AIには「危険」の感覚がない。
:::
cc-safe-setupはワンコマンドで安全装置を入れる
npx cc-safe-setup
これだけ。10秒で8つの安全hookがインストールされる。
:::details 初心者向け: hookって何?
「hook」は「フック」と読む。釣り針のフックと同じ語源。
Claude Codeが何かコマンドを実行しようとする時、実行する前にhookが割り込んで内容をチェックする。危険なコマンドだったらブロックする。空港のセキュリティチェックのようなもの。
搭乗口(コマンド実行)の前にゲート(hook)がある。武器(危険なコマンド)を持っていたら止められる。
:::
8つの基本hook——何を防ぐか
| hook | 防ぐもの | 身近な例え |
|---|---|---|
| Destructive Guard | ファイル全削除, git reset --hard等 |
「全部消す」ボタンにカバーを付ける |
| Branch Guard | mainブランチへの直接push | 本番サーバーの鍵を金庫に入れる |
| Secret Guard |
.envファイルのgit add |
パスワードメモを共有フォルダに入れない |
| Syntax Check | 編集後の構文エラー | 手紙を出す前に読み返す |
| Context Monitor | コンテキスト窓の溢れ | ガソリンメーターの警告灯 |
| Comment Stripper | Bashコメントの誤検知 | 雑音を除去してから判定する |
| cd+git Auto-Approver | 安全コマンドの許可プロンプト | 「歩いていいですか?」をいちいち聞かない |
| API Error Alert | セッションの静かな死 | 心拍モニターのアラーム |
637個のexample hook——なぜこんなに増えたか
最初は8個だけだった。1ヶ月GitHub Issueを見続けて、実際に起きた事故からhookを作り続けた結果、637個になった。
# 個別にインストールできる
npx cc-safe-setup --install-example block-database-wipe
# 一覧を見る
npx cc-safe-setup --examples
# 最大安全モード(全推奨hookを一括インストール)
npx cc-safe-setup --shield
カテゴリ別の代表例
安全ガード(データを守る)
| hook | 防ぐもの | 元になった事故 |
|---|---|---|
| block-database-wipe |
DROP DATABASE, prisma migrate reset
|
#34729 本番DB消失 |
| protect-dotfiles |
.bashrc, .ssh/, .aws/の変更 |
#37478 設定ファイル上書き |
| scope-guard | プロジェクト外のファイル操作 | #36233 ファイルシステム全削除 |
| network-guard |
curl POSTでファイル送信 |
#37420 データ流出 |
| secret-file-read-guard |
.envやcredentialsの読み取り |
API キー流出防止 |
自動承認(安全なコマンドは自動で許可)
git log, git status, lsのような読み取り専用コマンドは、いちいち許可を求められると面倒。自動承認hookは安全なコマンドだけを自動許可する。
npx cc-safe-setup --install-example auto-approve-git-read
品質ガード(コードの品質を守る)
| hook | やること |
|---|---|
| syntax-check | 編集後に構文チェックを自動実行 |
| diff-size-guard | 1回の変更が大きすぎたら警告 |
| test-deletion-guard | テストの削除をブロック |
| verify-before-done | 「完了」と言う前に検証を要求 |
なぜIssueから作るのか
自分が想像した問題ではなく、実際に誰かが踏んだ問題から作る。
.bashrcがchezmoiで上書きされた人がいた(#37478)。翌日にprotect-dotfilesを作った。
prisma migrate resetでデータが消えた人がいた(#34729)。block-database-wipeにPrisma対応を追加した。
Issueが先、hookが後。641個のhookは、637個の「誰かが困った記録」から生まれた。
始め方
# ステップ1: 基本hookをインストール(10秒)
npx cc-safe-setup
# ステップ2: 安全スコアを確認
npx cc-health-check
# ステップ3: 必要に応じてexample hookを追加
npx cc-safe-setup --examples
npx cc-safe-setup --install-example <好きなhook名>
Claude Codeを使い始めたばかりの人も、しばらく使っている人も、まずnpx cc-safe-setupから。事故は「自分には起きない」と思っている時に起きる。
📚 関連記事:
- Anthropic公式「Skills完全ガイド」 — CLAUDE.mdとSkillsの設計パターン
- Claude CodeのPreToolUseフックで危険な操作を自動ブロックする — hookの仕組みを詳しく解説
📖 トークン消費に困っているなら → Claude Codeのトークン消費を半分にする——800時間の運用データから見つけた実践テクニック(¥2,500・はじめに+第1章 無料)
⚠️ Opus 4.7ユーザーへ(2026年4月17日追記)
4月16日のOpus 4.7デフォルト化で、トークン消費が最大4倍に急増しています(#49541)。安全分類器のバグで20件以上のデータ損失も報告されています(#49618)。
- 緊急対策:
npx cc-safe-setup --opus47 - 詳細: Opus 4.7 Survival Guide / Safety Scanner
📖 AIで事業を回す実体験を全記録 → Claude Code×個人事業 800時間の全記録(¥800・第2章まで無料)
⚠️ CVE-2026-21852(2026年4月公開): プロジェクト内.claude/settings.json経由でAPIキー窃盗。対策: npx cc-safe-setup(ユーザーレベル設定で免疫)→ 詳細
関連の素材
5月22日に新刊の事例集 Claude Code Claim-Verify Handbook ($19、 約89頁、 約113,000字) を発売します。 道具が「成功した」 「比較した」 「設定された」 と主張する一方で実態が乖離していた事例を GitHubの起票の集まりから130件 (本文15件+付録D 115件) 整理した本で、 14件の防衛の手順と5件の自動の点検の道具と一緒に提供しています。 試し読みのGist (約16,000字、 章1の全件) は こちら。
予防 hook の集まりは cc-safe-setup (MIT、 745件以上の hook、 30,000件以上のインストール)。 月額の継続の媒体 CC Safety Lab (¥500/月、 Ko-fi) は毎月の事故の整理を配信。