🎯 今日のテーマ:AI を小さな開発チームとして機能させるとどうなるかの感想
結果的には、時間がかかるめ・作った感触がないと言った悪い点が目立ったものの、アーキテクチャーをググるときの補助的には使えたなというのが感想です。
🔗 AI開発チームの役割変遷
今の所以下のような変遷でAI開発チームの役割分担させています。CodexはWeb(アプリ)版のみ、ClaudeCodeはCLIのみを使っています。
- Codex+ChatGPTのダブルAI開発期
- ChatGPTが仕様書でCodexとClaudeCode2人で一つのPRを作る期
- 仕様書を書くChatGPTと開発のClaudeCode、仕様書写しと検証のCodex
Codex+ChatGPTのダブルAI開発期
最初はCodex(Web)+ChatGPTの組み合わせで、大きなやりたいところから1PR単位に持っていける仕様の分解・最初のプロンプトの作成までの責務をChatGPTに、そこから先のPR作成をCodexに任せていました。
しかし、出したPRの修正をCodexがうまく修正できないこと、Github Actionをフィードバックループに入れることが難しいことというふたつの要因からすぐ「これは他のAIに任せたほうが早い。せや、Claude Codeってやつを使おう」となりました。
この辺り上手くやれる知見知ってる人いたら教えてください。
ChatGPTが仕様書でCodexとClaudeCode2人で一つのPRを作る期
ダブルAI開発期の課題をそのまま引き継いだので、Codexの作りかけのPRが残っていました。最初は初期作成部分をCodexに作らせてPR作成後は「デバックして」とClaudeCodeに頼む体制をとりました。
これは、それほど明確なデメリットはなかったのですが「これClaudeに最初から頼むほうが早くね?」「でも仕様書を長文でまとめるのは面倒」という思いが沸々と湧いていました。実際、ビルドの高速化など仕様書が不要なタスクはClaudeCodeで実装を完結させていました。
仕様書を書くChatGPTと開発のClaudeCode、仕様書写しと検証のCodex ←イマココ
上のような悩みがありつつ、Day2記事で紹介したインフラ部分は、2番目の体制でした。Authはこれだと時間かかりそうだな、テストはAI、本実装は自分の手でやりたいけどこれはうまく動くかの不安が大きくなりました。そんな中、仕様書駆動開発というものがあるとインターネッツを調べて知りました。
仕様書駆動開発とは、itmediaの用語解説によると(出典:
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2510/07/news022.html 2025/12/2 観覧)
仕様駆動開発(Spec-driven development)とは、最初に「仕様(specification)」をAIと共に作成し、その仕様を「信頼できる単一の情報源(source of truth)」、つまり「唯一の基準」としてコードを生成し検証していく、新しいソフトウェア開発スタイルである。
SSOTをGithubで管理するのも複数AI使う上でも便利なものかなと思いこれを試しているところです。
🗂️ 大事なこと:タスクを分解して役割を明確化する
今回は仕様の壁打ち技術選定の壁打ちをしてPhase分けするところをChatGPTプロジェクト機能を使ってやりました。最終的なフェーズごとにやることをTxtファイルにまとめてこのような形で管理しています。(こちらの記事も見出し案+絵文字添えるのをAIにお願いしています)
📝 今日のまとめ:人間は“レビューとタスク管理”に専念してみると何が良くて何が悪いか
実際にAuthの実装設計までレビューとタスク管理に専念してみました。その結果「なんとなく自分の実装の感触がわかない」「AIを信じ過ぎてしまう」というAIの悪いところが強く出るなというのが感想でした。
この感想が出た背後での要因として以下があります。
- 自分の知識レベル的に「完全にこの技術を操れるぞ」という自信のあるものではない
- AI特有の長い文章を読むのは自分にとってめんどくさいし疲れる
- 環境構築に関しては特に行き帰りの電車等の隙間時間に作成した関係で集中できなかった
一方で、メリットに感じたのは、PCがない環境でも開発が進められることです。現実的なのはChatGPTが考えたSpecをGithubに反映させる、進捗をまとめるくらいしかないものの帰ってからの開発TODOを作るなど使い方を選べば活用できそうだなと思います。特に、足りてない実装をリストアップするのは今後もうまく活用していこうと思います。
Spec駆動開発や、テストをAIに書かせて自分が手を動かすようになると感想が変わってくると思うのでAuth実装完了時等節目のタイミングでメリデメをアップデートしていこうともいます。
