ここまで14日間AIを使ってauth部分を実装してきました。15日前後で体調を崩してしまったこともあり開発が一向に進まないためここで14日向き合ってきた感想を記載したいと思います。
🧭AI駆動だろうと依然として知識は必要
慣れない分野でバイブコーディングを実際してみることで「これはこの方針じゃなきゃダメだ」とおもえるような、見逃し観点が自然と出てくる自分が得意としている領域から外れるとここまで開発がしにくいのだなということが改めて学べました。
実装を進めていく中で「このSpecの方針は正しいのだろうか」「実装は本当にSpec通りなのだろうか」という部分の担保は開発者本人がやるべきことでそこの知識が真に重要であることをみにしみて感じました。
また、集中力の使い所例えば「この観点を中心に見ていこう」といった部分もドメイン知識があることによって読むことができるということを実感しました。
🤖手数が足りない領域にはとてもAIが有効
「テストCIを整える」「Linterを最初に導入する」といったやり方がある程度確立されきっているが手を動かすことがめんどくさい領域にはAIは有効に働くなと感じました。
特に開発初期段階のLinterは決まりきった手順をなぞる+CIの検証の繰り返しでもあるためこの領域でのAI活用は初心者でも手を出しやすいなと思いました。
😵💫集中力が続かない苦しさ
個人開発+バイブコードの場合自分は特に集中力を持たせるのが大変だということがわかりました。個人開発と並行して記事を書いているため記事の部分の知識量が増えますがそれ以外の部分がおざなりになってしまったなというのが正直な感想です。
これに関しての対策は今の所思いついていませんが、「2025年版 私がAIエージェントと協働しながら集中する方法」 などを参考に集中力を維持するのが得策かなと思いました。
⏱️CIの稼働時間は最小に、観点は最大に
バイブコードの場合特にテストを書くコストが低いためCIを雑に回しやすい状態になります。そうするとCIスピードが開発におけるボトルネックになることがしばしばあるためCIスピードやローカルでCIがほぼ通るだろという状態にします。つまり、CIの試行回数を最小にすることで1PRあたりのCI稼働時間を出来る限り少なくすることで開発のスピードを上げることができます。
🎁まとめ: AI駆動で早くなるのは手であって目が必要なところは以前変わらない
AI駆動開発を駆使して個人開発の規模感を上げる試みをしてみました。しかし、自分の「目」具体的にはアーキテクチャーやこの細かい実装が正しいのかの判断能力の不足で時間がかかってしまうところが多くありました。一方で自作言語のテストのバリエーションを増やすや決まりきった新規のLinter導入など「手」が必要なところにはAIは有効に働きます。AI駆動は開発スピードを結果的に早めるものではありますが、何が早まるかを意識することでより良い開発ができるように思います。
🖋️おまけ: Qiita記事を書くモチベーションや見た目を良くするのにAIは使いやすい
文章の構成や記事の頭の絵文字などはAIに手伝ってもらいました。特に記事の頭の絵文字に関してはAIに委任することで自分が絵文字を調べることなく自分がテンションの上がる見た目の記事にすることができました。
絵文字や自分の記事の良いところを褒めてもらうなど、個人のモチベーションにつながるが非本質的な部分はAIにどんどん委任していくことで自分の考えをまとめるためのブログ記事を書くのが楽になっていくのだろうなと思いました。