これは「クリスマスに✝️俺の考えた最強のCMS✝️をつくる 」ことができなかった失敗談記事です。
一つのプロダクトコードをアドベントカレンダーに書くには実装はその数倍の時間が必要
アドベントカレンダーで一つのコードについてかくには以下の三つの時間が必要です。
- そのコードを書く時間
- 周辺のプロパティを書く時間
- 記事をまとめる時間
しかし、AIでコードと記事をまとめる時間は短縮できるはずだ!調査自体も目星をつけることにAIは活用できるので今までより楽にアドベントカレンダーは作れるのではと考えました。
AIで起こった勘違い「実装とアドカレ同時にいけるのでは?」
AIによって実装速度は上がったと思います。そこから自分は✝️驕ってしまい✝️こう思いました。
「アーキテクチャーを大きくして1人で実装できるのでは?」
「それを1人アドベントカレンダーで実況したらかっこよくない?」
そのような壮大な仮説によって始められた企画は半分のところで折れるのでした....
※ 16日以降は普通の技術記事を書いてます。
実際にチャレンジして失敗したポイント
実装に集中できない
アドカレを書きながらAIに実装を任せているとはいえ「自分が描いている感触」がやや減ってしまいいわゆる「没頭した状態」になりにくいことがわかりました。
一方でアドカレ自体には没頭できるので、AIを使ったタスクの分割がうまくいかなかった故の「実装に集中できない」なのではないかなと分析しています。
アドカレにかけるような実装がない問題
コードのうち「アドベントカレンダーで言及するに足る実装」つまり自分が「そうなんだ」「へぇ」と思えるコードって極々僅かだと思います。毎日そういう実装ばかりではなく、アドカレにかける具体的コードネタがないということに苦しんでいました。
これは3−4ヶ月とかの実装であれば25-30個くらいそのようなシンタックスや概念を見つけることができると思うので、四半期の個人開発コードをアドカレにまとめるくらいがバランスが良いと感じました。
結局AIが記事に介在するポイントはない
結局AIで短縮できるのは「ちょっとしたレビュー」と「モチベの維持」と「ちょっとした絵文字提案」だけでした。
絵文字提案は圧倒的な時間削減をしています。本質的に不要なのですが。
一方でググる代わりに使う分にはよいので、調査の時間が少し減る効果はあったと思います。
実装とアドカレを平行に走って良かったこと
自分が「深掘りたい」と思った時にすぐに記事という形でまとめられる
自分が「深掘りたいな」「語れるようになりたいな」と普段思っていてもなかなか実行には移せないことが多くありました。アドベントカレンダはそこへの心理的距離を短くする効果があったと思います。
「アドカレにかけるネタがないかな」という観点で見ることでより標準関数に疑問を持つセンサーが研ぎ澄まされた
アドカレにかける記事という目線で見ることにより、普段スポットライトが当たらない当たり前の「おまじない」にも「これってなんだろう」と好奇心が働くきっかけになったことは平行で走って良かったことだと思います。例えばkiroのHooksなどはドキュメントを探しにいくまでアドベントカレンダーでなければ頑張らなかったと思います。そこでKiroのプレスリリースを読めて「へぇ」と思えることが一番同時にやった嬉しさかなと思います。
実装と文字でのアウトプットのバランス
今回実際やってみて、1週間に1回アウトプットする日を決めてネタを集める「週報」形式が一番バランスとモチベーションが維持されやすいのかなと仮説を立てたいなと思います。
実際にまだまだ✝️俺の考えた最強のCMS✝️の開発は続くので週報や月報くらいの頻度で学んだことをQiitaに投稿できたらなと思っています。