Visual Studioでもターミナルからgitを使いたい

TL;DR

以下のコマンドを管理者権限のPowershellで順に実行します。

New-Item -ItemType File -Path $PROFILE -ErrorAction SilentlyContinue

Add-Content -Path $PROFILE -Value 'Set-Alias -Name git -Value "C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\Common7\IDE\CommonExtensions\Microsoft\TeamFoundation\Team Explorer\Git\cmd\git.exe"'

Set-ExecutionPolicy RemoteSigned

下記で解説していきます。

背景

• Visual Studioに搭載されているGitの使い勝手が（個人的に）悪い
• Visual Studioにgitが入っているのに、別でGit Bashを入れたくない

→ Visual Studioにあるgitをコマンドラインで使いたい！

Git本体の場所

Windows11に入れたVisual Studio 2022では以下のパスにありました。

C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\Common7\IDE\CommonExtensions\Microsoft\TeamFoundation\Team Explorer\Git\cmd\git.exe

これをエイリアス登録すれば良さそうです。

エイリアス登録

これで今のセッションでgitコマンドが使えるようになります。

Set-Alias -Name git -Value "C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\Common7\IDE\CommonExtensions\Microsoft\TeamFoundation\Team Explorer\Git\cmd\git.exe"

毎回これを実行するのは面倒なのでプロファイル（.bash_aliasesのようなもの）に登録します。

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• プロファイルを新たに作ります
• すでに作っていた場合エラーになりますが、-ErrorAction SilentlyContinue をつけることでエラーを無視できます

New-Item -ItemType File -Path $PROFILE -ErrorAction SilentlyContinue

• プロファイルにSet-Aliasコマンドを追加します

Add-Content -Path $PROFILE -Value 'Set-Alias -Name git -Value "C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\Common7\IDE\CommonExtensions\Microsoft\TeamFoundation\Team Explorer\Git\cmd\git.exe"'

実際に書き込まれているか確認しましょう

cat $PROFILE

以下のように表示されてばOKです

Set-Alias -Name git -Value "C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\Common7\IDE\CommonExtensions\Microsoft\TeamFoundation\Team Explorer\Git\cmd\git.exe"

• 毎回プロファイルを読まれるように実行ポリシーを変更します

Set-ExecutionPolicy RemoteSigned

Visual Studioでgitを使ってみる

• View -> Terminal または Ctrl + `でターミナルを開きます
• このターミナルはPowershellなので、先ほど登録したエイリアスが使えるはずです

参考

• [Git] Visual Studio 2019の中のGitコマンドを探せ！