概要
Rubyにおいてのirbについてと大まかな使い方をまとめました。
irbとは
irb (Interactive Ruby) は、Rubyの対話式シェルです。irbを使用すると、Rubyコードを試し、実行する事が出来ます。irbを使用すると、Rubyの構文を試し、簡単なスクリプトを作成し、Rubyのライブラリを試し、実行する事が出来ます。
起動方法
irbを起動するには、ターミナルまたはコマンドプロンプトで irb
と入力します。
$ irb
これでirbが起動されます。
終了方法
irbを終了するには、 exit
コマンドを使用するか、 Ctrl + D
キーを押します。
rb(main):001:0> exit
または^D
これでirbを終了できます。
使い方
irbを起動したら、次のようにRubyコードを入力する事が出来ます。
irb(main):001:0> puts "Hello, World!"
Hello, World!
=> nil
puts
コマンドが実行され、文字列 "Hello, World!"
が出力されます。 => nil
は、Rubyが返される値を示しています。この場合、 puts
コマンドの返り値は nil
です。
Rubyの変数を定義する事も出来ます。
irb(main):002:0> x = 10
=> 10
irb(main):003:0> puts x
10
=> nil
x
という変数を定義し、値 10
を代入しています。 puts
コマンドを使用して、 x
の値を出力します。
Rubyの式を評価する事も出来ます。
irb(main):004:0> 3 + 5
=> 8
irb(main):005:0> "Hello" + "World"
=> "HelloWorld"
3 + 5
という式を評価して、 8
が返されます。同様に、 "Hello" + "World"
という式を評価して、 "HelloWorld"
が返されます。
また、irbではRubyのコードを読み込むこともできます。例えば、以下のようにRubyのスクリプトを読み込む事が出来ます。
irb(main):006:0> load 'test.rb'
これで、カレントディレクトリにある test.rb
ファイルのコードが実行されます。
以上が、irbの基本的な使い方になります。