IBM Cloud Professional Architect v5について
IBM Cloud Professional Architect v5は、アーキテクトを対象としたIBM Cloudの中級レベルの認定試験として、昨年の8月にリリースされました。
筆者の前提スペック
- IBM Cloudは普段の業務でOpenShift, Watson, DBを使っている程度のライトユーザー
- 初級レベルの認定試験であるAdvocate v1とTechnical Advocate v3は昨年合格済
- 英語があまり得意ではない
学習教材
模擬試験
有料の模擬試験です。試験勉強前に腕試しも兼ねて受験してみましたが、それなりに難易度が高くギリギリ合格でした。
試験終了後にスコアと合わせて、各出題分野における正答率が表示されるため、自分が理解できていない分野を把握するのにもちょうどよいのではないかと思います。
ラーニングパス
ラーニングパスが公開されており、こちらに沿って学習を進めていけば問題なく合格できると思います。
学習方法
だいたい1か月くらいかけて、下記のような流れで学習をすすめました。
- とりあえず模擬試験を受験して、出題範囲や傾向などをざっくり把握する
- ラーニングパスをひととおり眺めて、知らなかった部分や重要そうな部分はメモしておく
- よくわからなかった部分は実際に触ってみる
- 自分が触ったことない部分や模擬試験でわからなかった部分をStudy Guideで重点的に見直す(私の場合、VMwareやDirect Linkなど)
- Study Guideに記載されている問題をひととおり解いてみる
試験結果
受験した感想
- 問題文が英語という意味でもそうですが、選択肢が非常にわかりづらく、シンプルに難しかったです。
- 問題を解いた体感としては、自信がある問題3割、たぶんあってる問題4割、あまり自信がない問題2割、何を聞かれてるのかよくわからない問題1割という感じでした。
- 受験対策として、ラーニングパスをひととおりやりましたが、正直Study Guideだけでよかったかも?と思いました。
- 昨年AWS SAAを受験したのですが、SAAでは、アーキテクチャのベストプラクティスに関する問題(プライベートサブネットからインバウンド接続を許容しないでインターネット接続するには何が必要?みたいな問題とか)が頻出していたように感じていましたが、同じくアーキテクトを対象とした中級試験である本試験では、そういった問題は少なく、どちらかというとサービスの特徴やユースケースを問う問題が圧倒的に多かったと感じました。
参考文献
- IBM Cloudの新認定試験IBM Cloud Professional Architect v5を受けてみた