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2021年のITトレンドざっくりまとめ

Last updated at Posted at 2021-06-30

#■はじめに
2021年のIT業界の動向から、関心の高まっている
概念や技術について初心者向けにまとめていく。
当記事ではその導入として、直近の概況とキーワードを列挙する。

※キーワードに無い技術に関しても追々記載予定。

##3行まとめ
・テレワーク需要により「場所に縛られない働き方」の実現が進む
・IoT→IoBへの移行によってモノからヒト中心のインターネットへ
・ソフトウェア開発そのものの簡略化で業務効率UP

#■「場所に縛られない働き方」の実現
##テレワーク需要によるIT化の促進
近年の情勢に伴い、IT業界外においてもテレワークが普及しつつある。
これを実現するため、通信やインフラ分野の技術が注目されている。

###クラウドサービスの限界と変化
クラウド化が困難だったりコスト維持が厳しい業界において、
エッジコンピューティングが台頭。
上記の利点を活かして、クラウド自体も従来の「集中型」から「分散型」へ

###デジタルファーストのサービスの台頭
場所を選ばずにどこからでも利用できるビジネスの仕組みが求められ、
インターネットを介して必要な機能をサービスとして提供する
ソフトフェアの需要が高まっている。
専門的には、これをSaaS型のサービスと呼ぶ。

例えば、Slackはチャット機能、ZoomはWeb会議機能を
インターネットを通じて提供するSaaSと言える。

###非接触型/非密集型のソリューション需要
ソーシャルディスタンスの確保や人との物理的な接触の削減のため、
様々なサービスの自動化や無人化が促進されている。

その実現のため、いわゆる「AIを搭載した機器」の普及が進んでいる。
専門的には、機器のことをエッジデバイスと呼び、
エッジデバイスに搭載されるAIをエッジAIと呼ぶ。

##関連ワード
・エッジコンピューティング
・集中型/分散型クラウド
・SaaS(Software as a Service)
・エッジデバイス/エッジAI

#■「IoT」から「IoB」へ
##IoTとIoB

IoT(Internet of Thing)

様々な物がインターネットに接続され、
情報交換することにより相互に制御する技術。

IoB(Internet of Behavior/Bodies)

(-Behavior)
顔認識、位置情報の追跡など、人の行動に関する技術を組み合わせ、
収集したデータを個人に提供する技術。

(-Bodies)
体にインターネットを繋げた状態で人の動作を追跡し、
収集したデータを個人に提供する技術。

##IoTからの発展
IoTの普及により様々なデバイスにデータが蓄積されるようになった。
IoBは、これらのIoTから収集されたビッグデータを活用して
個人の行動に影響を与えることが出来るようになる。

例えば、
スマートフォンの位置情報から
ウイルスの感染経路を特定するアプリなども、IoBの賜物である。

#■ソフトウェア開発の低敷居化
##開発者なのにソースを書かなくてよい?
先端技術の普及が進められる一方で、
ローコード/ノーコード開発を始めとした
ソフトウェア開発を誰でも行えるようにする環境作りが活発化している。

##ローコード開発/ノーコード開発
必要最低限のソースコードを用いる、もしくは
ソースコードを書かずにWebサービスやアプリを開発する手法のこと。
現在、様々な企業から開発支援ツールが提供されている。

#■参考文献
【2021年版】ITトレンドを紐解く16のキーワード IoB・継続的DX・エッジAIなどわかりやすく解説
https://tech-camp.in/note/technology/97662/

IoTの次は“IoB”?インターネットと身体が繋がる未来とは
https://www.capa.co.jp/archives/21438

今注目のローコード開発とは?従来開発との違いとメリット・デメリット
https://www.tdi.co.jp/miso/low-code-merit-demerit

ノーコード(NoCode)開発とは?特徴とおすすめの開発ツール
https://persol-tech-s.co.jp/hatalabo/it_engineer/524.html

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