概要
Google Workspace を 10 年利用されている ANAホールディングス様、昨年 Google Workspace の利用を開始した日本航空様が登壇し、航空会社ならではの活用方法やユーザー部門からの声、今後の展開などをお話します。
全日本空輸株式会社 デジタル変革室 サービスプラットフォーム部 経営サポートチーム リーダー
橋本 至 氏
日本航空株式会社 IT企画本部 IT運営企画部 海外IT・コミュニケーション基盤グループ アシスタントマネジャー
遠山 和也 氏
Google Cloud Google Workspace 事業本部 ソリューション営業部 部長
武市 憲司
所感
ANA、JAN、これぐらいの規模感になると、
Google Workspaceの導入を進めるのも年単位になるし、かなりの労力が必要。
特にコミニュケーションツールの入れ替えは現場の混乱を招きやすく、慎重にしないといけない。
Gmail、Driveなどから徐々に進めていき、
Awareness活動、という利用促進を促すための活動を部署やグループ企業横断で組織し、進めていったという取り組みは、非常に参考になった。
内容メモ
- ANA
- 2013年に導入
- JAL
- 2022年に導入
どのように使用しているか?
- ANA
- 約15業種、50社
- 売上約1.97兆円、従業員数約4万人
- まずはGmail、Driveから。
- カレンダー、ハングアウトと、数年をかけて徐々に進めていった
- 導入以前は、社内イントラのみ
- 2012/4からiPadの配布開始
- 2014以降、スタッフにiPhoneの貸与
- 内戦の置き換え
- 2018
- iphone8になった事で、電話会議の参加が可能に
- 20年4月から23年10月
- meet:2000回から1万回に/d
- chat:57スペースから3.5マン/d
- Drive:241%増
- JAL
- 199路線、1000便/d、3466万人/y、64カ国、376空港
- 従業員:36,039人
- 目的
- クラウドをフルに活用した働き方改革
- 社員がいつでもどこでも同じように働ける
- コラボレーション機能を最大限に活かした生産性
- チーム
- クラウドをフルに活用した働き方改革
- Driveとchatの利用を開始、Gmail、カレンダーへと進めた
- Awareness活動
- 活用促進
- チーム、グループ企業から少数でチームを作る、横断的アイディアっワークによる課題を見えるか
- Googleの協力
- アカウント配布から開始まで1年かけてハードルを少しずつ超えていく
- ユーザーに段階的にわかってもらう
- レベル分けした教育資料や動画
-chat利用の推進
座談会
workspaceに切り替えて一番良かった事は? ANA→JAL
- 検索性
- メール、ファイルなど検索して探せるようになった
- 新入社員など、馴染みのあるサービス
- 今や小中高生も使っている
ユーザーのコラボレーションや働き方について JAL→ANA
- コラボレーション機能の活用
- リアルタイム共同編集の活用
- 会議メモの同時編集
- トラブル発生時の共有
- リアルタイム共同編集の活用
現場のDX推進について
- ANA
- 整備現場における利用
- 機材管理、部品管理、発注管理
- 元々は紙での管理
- 整備現場における利用
チームワークはいつでも伝え合える場から生まれる
- 長谷部誠との対談記事
- 初対面の機長と副基調
- 事前の情報共有
今後の展開
- JAL
- いかにユーザーに活用していくか
- chromebookの活用
- ANA
- chrombook羨ましい・・・・
- 最新機能への追随
- 機能を使い尽くしたい
- DUetAIに期待
GCPへの要望
- グローバルなサービスではあるものの、日本に向けた機能、ローカライズに期待(ANA)
- ANAさんに同意(JAL)
- workspaceを利用する企業を増やしてほしい(JAL)
- 他者とのコラボがしやすくなるので