目的
Reactの勉強、ブロックチェーンの実験環境を準備しようと思い、手軽に仮想環境を構築できる(らしい)、Vagrantを利用してみようと思います。
流れ
以下の流れで進めていきます。
- VirtualBoxのインストール
- Vagrantのインストール
- 仮想マシン作成
- ssh接続
VirtualBoxのインストール
VirtualBoxのインストーラーはこちらのリンクからダウンロードできます。
ホストOSがWindowsなので、「VirtualBox 5.2.8 platform packages」は『Windows hosts』を選択します。
ダウンロード完了後、インストーラーを起動します。ご自身の利用要件に合わせてインストールしてください。
Vagrantのインストール
VirtualBoxのインストーラーはこちらのリンクからダウンロードできます。
ホストOSはWindows10なのでWindowsの64-bitを選択します。
ダウンロード完了後、インストーラーを起動します。ご自身の利用要件に合わせてインストールしてください。
仮想マシン作成
要件
今回は、仮想マシンを以下の要件で作成します。
- 仮想マシンOS:ubuntu(ubuntuのバージョンはLTS対応となっているXenial Xerus)
- ディスクサイズ:デフォルト(今後変更する場合は記載します)
- メモリ:デフォルト(今後変更する場合は記載します)
- vCPU::デフォルト(今後変更する場合は記載します)
- 構成ファイルの作成場所:D:\Users\yuki\ubuntu
仮想マシンの作成
cd /d D:\Users\yuki\ubuntuでD:\Users\yuki\ubuntuへ移動し、以下のコマンドを実行します。
ubuntu/xenial64の初期化(vagrantfileの作成)
> vagrant init ubuntu/xenial64
プロバイダーを指定して、仮想マシンの起動する
> vagrant up --provider virtualbox
これだけです。仮想マシンは起動しました。
他のコマンドをたたいてみます。
仮想マシンの状態を見る場合には、vagrant status
を実行します。
D:\Users\yuki\ubuntu>vagrant status
Current machine states:
default running (virtualbox)
The VM is running. To stop this VM, you can run `vagrant halt` to
shut it down forcefully, or you can run `vagrant suspend` to simply
suspend the virtual machine. In either case, to restart it again,
simply run `vagrant up`.
起動後なので、runningと表示されました。
次にsshの設定情報を確認します。
D:\Users\yuki\ubuntu>vagrant ssh-config
Host default
HostName 127.0.0.1
User vagrant
Port 2222
UserKnownHostsFile /dev/null
StrictHostKeyChecking no
PasswordAuthentication no
IdentityFile D:/Users/yuki/ubuntu/.vagrant/machines/default/virtualbox/private_key
IdentitiesOnly yes
LogLevel FATAL
接続時に指定するUser
名やPort
番号が分かります。また、ssh接続の際に秘密鍵が必要となります。秘密鍵の保管場所はIdentityFile
に記載されています。
ssh接続
sshクライアントはインストールする必要があります。今回は普段使っているTeraTermで接続します。
ホストには127.0.0.1、TCPポートには2222を指定します。
ユーザ名とパスフレーズは、デフォルトでは「vagrant」です。
以上。