#はじめに
phpを用いた開発の時によく用いられるcomposerについてインストール方法をまとめます。
そもそもcomposerとは一言で言うとphpのパッケージ管理システムです。
phpのパッケージ依存管理ツールであるComposerを利用することで、パッケージの管理コストを下げ開発効率をあげることができます。
composerはプロジェクトが必要とするライブラリやパッケージを管理していて、それをもとにインストールをすることができます。
例えば、あるライブラリをインストールしようとしたときにその前に特定のライブラリをインストールしなければならないような依存関係を自動的にインストールしてくれる便利なツールです。
#composerをインストールする
今回は公式のやり方とyumを用いてインストールする方法の2種類をまとめます。
他のパッケージをインストールする時にyumを用いている場合は依存関係などのバージョン管理しやすいようにするため、yumを用いてインストールする方法をおすすめします。
※今回はphpコマンドyumコマンドが使えると言う前提で話を進めます。
phpはパージョン7.3系です。
##①公式のcomposerインストール手順
# インストーラをダウンロードする(phpコマンド以外にもcurlやwgetなどのコマンドでダウンロードもできます。)
$ php -r "copy('https://getcomposer.org/installer', 'composer-setup.php');"
# ダウンロードしたインストーラのハッシュをチェックし、正しければ'Installer verified'と表示する
$ php -r "if (hash_file('sha384', 'composer-setup.php') === '48e3236262b34d30969dca3c37281b3b4bbe3221bda826ac6a9a62d6444cdb0dcd0615698a5cbe587c3f0fe57a54d8f5') { echo 'Installer verified'; } else { echo 'Installer corrupt'; unlink('composer-setup.php'); } echo PHP_EOL;"
# インストーラを実行する
$ php composer-setup.php
# インストーラを削除する
$ php -r "unlink('composer-setup.php');"
#CentOSのどこからでも使えるようにするために、/usr/local/binフォルダにcomposer.pharを移動させる
$ sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer
##②yumを用いたcomposerインストール手順
#yumでcomposerをインストールする
$ sudo yum install --enablerepo=remi,remi-php73 composer
#(中略)
エラー: パッケージ: composer-1.9.2-1.el7.remi.noarch (remi)
要求: php-zip
php-zipがないと怒られてしまいました。。。
なので下記のようにphp-pecl-zipを指定してインストールされると成功しました!!
(php-zip指定してもなぜかできませんでした。。。なぜか分かる方いたら教えてください。。。)
$ sudo yum install --enablerepo=remi,remi-php73 php-pecl-zip composer
##composerの配置とインストール確認
#CentOSのどこからでも使えるようにするために、/usr/local/binフォルダにcomposer.pharを移動させる
$ sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer
#インストール確認する(大きくcomposerの文字とバージョンと出てくれば完了です)
$ composer -v
#さいごに
何かパッケージをインストールするときは公式のやり方を見つつ自分の開発環境とあっているか確認しながら行うと良いかと思います。