Linux Foundation Japan Evangelistの中村です。
Japan Evangelistとしては、クラウドネイティブ技術の普及促進を行う団体であるCNCFのJapan ChapterであるCloud Native Community Japan (CNCJ)の盛り上げを主に担当しています。
CNCJの2025年の主なトピックを振り返ってみます。
KubeCon Japan初開催!
最大のニュースはCNCFのフラッグシップイベントKubeCon+CloudNativeCon(KubeCon)を日本で初開催できたことでしょう。CNCJのメンバーと一緒に招致活動を行い、6/16,17に開催となりました。初のco-chairも、CNCJの関係者達が務めることになり、当日も約1,500名参加でSold Out、スポンサーもSold Outで、身動きが取れないくらいの大盛況となりました。海外から参加された方々からも、日本の熱気を感じてとてもよかったという声も聞きました。
CNCFからのKubeCon Japanのレポートはこちらを参照ください。
2026年のKubeCon Japanの開催も7/29,30@横浜で決まっています。第二回を成功させることが、日本にKubeConを定着させることに繋がると思いますので、ぜひスポンサーと参加を検討頂ければと思います!
CNCFの要職輩出
CNCFは、戦略を担うGoverning Board(GB), 技術面を担うTOC (Technical Oversite Commitee), エンドユーザー代表のTAB(End User Technical Advisory Board)という3つの運営組織によって、運営されています。
それぞれについて、CNCJから要職を輩出したのも大きな進歩でした。
GBには、中村がGold member代表として就任しました。TOCには、TOC配下の技術分野ごとに設置されるTAG(Technical Advisory Group) Security & ComplianceのTech leadに日立の田畑さんが就任、TAGにはトヨタの多田さんが就任しています。それぞれ、選挙で選出されていますので、CNCJでの活動が評価されてのことだと思います。
東京近郊以外で初めてミートアップ
CNCJの大きな課題の一つとして、活動が東京近郊に偏っていることが挙げられます。CNCJが開催したミートアップはほぼ全てが東京開催です。また、KubestranautというCNCFのK8s関連の資格を全部持っている人を表彰する制度がありますが、こちらの地図を見て分かるように9割方東京近郊に在住もしくは勤務されています。
10/21,22に開催されたLF Japan Community Days@大阪のDay 2にCNCJのトラックを持たせて頂き、初めて東京以外でミートアップを開催できました。当日の資料など詳細はこちらを参照ください。
他のトラックと比べて参加者が若干少なく、東京以外での活動の難しさを実感しました。朝一番の参加者数が他のトラックと比較して目立って少なく、クラウドネイティブのエンジニアは朝が弱いことが浮き彫りになりました
。
東京近郊以外でのCNCJの活動に興味がある方は是非教えてください!CNCJのページの一番下の「Contact us」より教えて頂ければと思います。