本記事では、ターミナルのログをClaude Codeに渡すwake MCPの導入と使い方を紹介します。
ターミナルのエラーをClaude Codeへ伝えるたびに、ログを手動で貼り付けていませんか?ビルドが失敗したとき、ログが流れたとき。「この出力をAIに見せたい」と思うたびにコピーアンドペーストの手間が発生します。
サンドボックスなどでAIの操作範囲を制限していると、AI側から確認する手段もありません。
wake MCP はこの問題を解決します。ターミナルの操作をバックグラウンドで記録し、Claude CodeがMCPツール経由で参照できます。「さっきのwakeログを見て」と伝えるだけで解析してくれます。
こんな人におすすめ
- エラーログをClaude Codeに貼り付けるのが面倒
- サンドボックス機能 や
permissions.denyでAIの操作範囲を制限している - 障害対応・デバッグをAIと一緒に進めたい
wake MCPとは
wake は ターミナルセッションを録画してAIに渡す MCPサーバーです。
wake shell で起動したシェルは疑似端末でラップされ、実行したコマンドと出力がすべて ~/.wake/ 以下のSQLiteに保存されます。Claude Codeは wake-mcp サーバーを通じてそのデータをクエリします。
データはすべてローカル保存。外部送信なし。
インストール
eget でインストールする(eget の使い方はこちら)。圧縮用の wake と、MCPサーバーの wake-mcp の2つが必要になる。
eget joemckenney/wake --file wake --to ~/bin/wake
eget joemckenney/wake --file wake-mcp --to ~/bin/wake-mcp
eget が使えない場合は GitHub Releases から直接バイナリをダウンロード。
~/bin に PATH が通っていない場合は /usr/local/bin など既存のディレクトリを指定。
セットアップ
1. シェルフックを追加
~/.zshrc(Bashの場合は ~/.bashrc)に以下を追記します。
eval "$(wake init zsh)"
# Bash の場合: eval "$(wake init bash)"
フックは $WAKE_SESSION が設定されているときだけ動作します。wake shell で起動したセッション内でのみ有効で、通常のシェル操作には影響しません。
2. Claude CodeのMCP設定
~/.claude.json に以下を追加します。
{
"mcpServers": {
"wake-mcp": {
"command": "wake-mcp",
"args": [],
"type": "stdio"
}
}
}
設定後、Claude Codeを再起動すれば反映されます。
以下、wakeを使ってターミナルのログをそのままClaude Codeに渡せることを実例で示します。
基本的な使い方
wake shell コマンドを起動するとそのシェルの出力が記録されます。
# セッション開始
wake shell
# エラーが出るコマンド例
cargo build
kubectl logs deploy/api-server | tail -200
# そのまま Claude Code に相談
# 「wakeを確認して、エラー分析して」
まとめ
ターミナルで実行したコマンドと出力が記録され、「さっきのログを見て」と伝えればClaudeがそのまま解析してくれる。