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[Power Platform] PowerApps + Microsoft Flow + Power BI の連携方法 Vol.1 ~準備編~

Last updated at Posted at 2018-08-02

はじめに

皆さん、こんにちは。清水優吾といいます。Microsoft MVP for Data Platform - Power BI をいただいております。
本記事は、にわかに注目を集めている Business Application Platform や Power Platform と呼ばれる PowerApps, Microsoft Flow, Power BI という3つのサービスの連携方法の一つをご紹介する記事です。

参考情報

Business Application Platform については、米国シアトルにて、2018年7月22日~24日という日程で Microsoft Business Applications Summit 2018 というイベントが開催されるほどグローバルで注目を集めているところです。

公式ページ
https://www.microsoft.com/en-us/businessapplicationssummit
こちらのページでセッションについてはオンデマンドで配信されていますので、ご興味ある方はご覧になってみてください。

また PBC (Pacific Business Consulting) の 吉島さん がすごくわかりやすくブログにまとめてくださっています。
Business Application Summit 2018 / Seattle USA
https://www.pbc.co.jp/blog/business-application-summit-2018/

準備

それぞれのサービス
今回使用するのは以下3つのクラウドサービス (SaaS) です。
皆さんが既にアカウントを保持している前提でお話を進めます。もしまだアカウントをお持ちでない方は、ご用意ください。
なお、既にアカウントをお持ちの方も、これから用意される方も一つ注意があります。それは、以下3つのサービスをひとつの組織アカウントでアクティベートして欲しいということです。詳細を説明するとそれだけでこの記事が終わってしまうので、省きますが、ひとつの組織アカウントですべてを使えるようにしておかないと、連携ができません。

もし会社のアカウントが Office 365 E3 以上のアカウントで、試用に使っても問題ないという方であれば、そのアカウントで可能です。

既に Power BI Pro のアカウントをお持ちであれば、そのアカウント (メールアドレス) で PowerApps と Microsoft Flow に以下の URL からサインインしてみてください。使えるはずです。

もし自由に使える組織アカウントがない!という方は、Office 365 の試用版から作成することをオススメします。
Office 365 の試用版でアカウントを作成して、そのアカウント(メールアドレス)を使用して、PowerApps, Microsoft Flow, Power BI をアクティベートすると、すべてがひとつの組織アカウントで使用できます。

自由に使える組織アカウントがない方 → [Office 365 E5 試用版]
https://products.office.com/ja-jp/business/office-365-enterprise-e5-business-software

[PowerApps]
https://powerapps.microsoft.com
[Microsoft Flow]
https://flow.microsoft.com
[Power BI]
https://powerbi.microsoft.com

必要なものをまとめると以下です。
1. Office 365 の E3 以上のアカウント (試用版も可)
2. 1 のアカウントで PowerApps, Microsoft Flow, Power BI をアクティベート (サインアップ)
3. Google Chrome または Microsoft Edge (オススメは Chrome)

本記事のゴール

image.png
本記事で構築するシステムのアーキテクチャを簡単に書くと、上記のようになります。
1. Power BI のダッシュボードに配置された PowerApps アプリを使用して、データを入力
2. PowerApps から Microsoft Flow にデータを飛ばす
3. Microsoft Flow から Power BI のデータセットにデータを追加
4. 同時に Microsoft FLow からデータが登録されたことを伝えるメールを送信

イメージはこんな感じです。

続きは Vol.2 へ

まずは準備編でした。既にそれぞれのアカウントをお持ちの方は、読んでおしまいというところだったと思います。自由に使える Office 365 アカウントがないという方は、準備、お疲れ様でした。

余談ですが、アカウント作成から準備された方は、多少なりとも Office 365 の組織アカウントの仕組みが見えたのではないでしょうか?ここを理解していると、これだけでコンサルができたり、今後 Office 365 に新たなサービスが追加されても、そのアカウントでそのまま使用することができます。

それでは次回 (https://qiita.com/yugoes1021/items/7b3d3ee92906eec081d4) からは実際の連携手順に入っていきます。お楽しみに!

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