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駆け出しエンジニアがAWS認定クラウドプラクティショナーに合格した話

Last updated at Posted at 2021-03-27

目次
・はじめに
・AWS認定クラウドプラクティショナーとは
・AWS認定クラウドプラクティショナーを受験した背景
・勉強期間
・試験結果
・試験を振り返ってみて
・まとめ

はじめに

初めまして。2020年4月に、某プログラミングスクールから未経験転職した駆け出しエンジニアです。現在は業務でscalaを書きながら日々精進しております。
突然ですが、去る2020年7月21日にAWS認定クラウドプラクティショナーに合格することができました。
クラウドプラクティショナーって何ぞや?って思われた方の為にも、今回は、AWS認定資格であるAWS認定クラウドプラクティショナーに合格するまでの道のりを、全体的な勉強方法などを振り返りながらお話ししようかと思います。文系出身で、勉強当初は、AWSって何?クラウドって何それ美味しいの?状態だった自分でも合格することができたので、これから試験を受けようとしている方だったり資格に興味を持たれている方にとって少しでも参考になれば幸いです。

AWS認定クラウドプラクティショナーとは

AWS認定クラウドプラクティショナーについては、AWSの公式サイトで下記のように説明されています。

AWS認定クラウドプラクティショナー試験は、AWS クラウドの知識とスキルを身に付け、全体的な理解を効果的に説明できる個人が対象です。その他の AWS 認定で扱われる特定の技術的役割からは独立しています。この試験は、テストセンターで受験するか、またはオンラインによる監視のもと、快適で利便性の高いご自宅やオフィスで受験することもできます。
AWS 認定クラウドプラクティショナーは、アソシエイト認定または専門知識認定を取得するために推奨される任意のステップです。
引用:AWS 認定クラウドプラクティショナー | AWS

AWSとは、Amazon Web Servicesという正式名称を持つ、Amazon社が提供するWebサービスのことを指します。
このサービスに関する知識や技術を持っていることを認めるのがAWS認定資格です。
このAWS認定資格には11コースがあるのですが、このうちの基本コースがAWS認定クラウドプラクティショナーになります。サービスやユースケースだけでなく、セキュリティや料金モデル等、幅広く概要を網羅した内容が主な出題範囲になります。
また、2020年5月27日より、AWS認定の全試験につきまして、日本でもOnVUE(Pearson VUE社が提供するオンライン監督試験)を受験できるようになりました。自分も自宅で受験しました!(ただし試験官とのやりとり等は全て英語で行われるので注意が必要です)
オンライン監督試験中は試験官がカメラを通して遠隔で監視を行います。お手洗い等の途中退席は一切認められていません。また自宅の受験環境については、試験予約の際にシステムテスト(試験の当日に使用するネットワークとPCで行う自己環境テスト)によって受験に適しているか確認することができます。Wifi等のインターネット接続、PCのWebカメラとマイク機能がチェック項目になります。
オンライン監督試験開始時刻は、受験日によって選択できる時間帯が異なってきますが、基本的には米国時間に合わせることになるので、深夜から早朝にかけての時間帯が多かったです。ちなみに自分は日本時間の深夜11時からの受験時刻を選択しました。試験開始時刻の30分前から試験にチェックインすることができます。
オンライン監督試験について試験官との英語でのやりとり等に不安を覚える方もいらっしゃるかと思いますが、リスニングができなくても英語でのやり取りをチャット間でのやりとりに変更してもらうことも可能(試験中は基本的にチャットでのやりとり)ですので、実際に試験会場に足を運ぶよりも、数段楽な手順で受験することができます。詳しい試験概要については、オンライン監督試験の予約の際にシステム要件やポリシー・受験の手順等が詳しく説明されているのでそちらをご確認ください。

AWS認定クラウドプラクティショナーを受験した背景

自分がなぜ未経験からインフラエンジニアでもないのにAWSの資格を取ろうか考えたかというと、クラウドプラクティショナーの資格取得を通して体系的な知識を効率的に得られることができるのではないかと思ったからです。学習当初は、AWSに対する知識はほとんど無く(EC2やS3を聞いたことがあるくらい)、自分でAWSのサービスを使った経験も皆無に近かったので、実務で必要な範囲も表面的になんとなく使ってしまっているという状態でした。そのような状態では、今後頻繁に利用することが予想されるAWSのサービスについて中々知識が定着しませんし、障害が発生した際に適切な対応を取れない可能性や、そもそもの障害の原因を誘発してしまう可能性も考えられます。そのため、早めにそういった事態に対応できる知識を固めておきたいと考え今回の資格を取得することを決めました。
また、元々概念などの体系的な知識の勉強は得意であったことと、会社で資格支援制度が用意されていたことも大きなモチベーションになりました。

勉強期間

約1ヶ月間の勉強期間を確保しました。ただ本気を出し始めたのは試験2週間前からです。やっぱりまず申し込むことが大事ですね。(夏休みの宿題はギリギリまで温めておくタイプでした)

1. 参考書でとにかくインプット(1ヶ月前)

とりあえず、はじめは何もわからない状態だったので参考書を購入。1周目は出てくる言葉のほとんどを理解することができず挫折しそうになりましたが、2周目からなんとなく理解できるようになりました。とにかく繰り返し読み続けることを目標に学習しました。様々なサービスがあるので、丸暗記ではなく論理的に物やサービスを覚えることを心がけました。
参考書:AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー

2. 試験申し込み(2週間前)

追い込むことは大切ですね。

3. AWSの無料デジタルコースを受講(2週間前)

AWSに用意されている無料デジタルコースを受講しました。セキュリティについてやAWSの料金についてなど各セッション毎に分かれているので、知識を整理するのにすごく役立ちました。参考書とこちらの無料デジタルコースの2つで知識のインプットは事足りると思います。
デジタルコース:AWS クラウドプラクティショナーの基礎知識 (第2版)

4. Udemyの問題集をひたすら解く(1週間前)

インプットがある程度できたら、後はひたすら実践あるのみです。実践問題を解いて間違えたところがあったら調べ直し概念をしっかり理解してから、再度問題を解き直すの繰り返しでした。根性です。自分は万全な状態で臨まないと不安になってしまうタイプなので、基本問題2回分と応用問題3回分の計5回分(1回65問)を7往復くらいしました。やはり根性です。また、難易度が高い追加問題はノータッチで、ひたすら基礎を固めていました。
Udemyコース:この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)

5. AWS公式のサンプル問題と模擬試験を解く(3日前)

AWSが公式に出しているクラウドプラクティショナーの問題です。サンプル門題は比較的簡単でした。
模擬試験は本番と全く同じ画面で受講できるので本番試験の練習にもなります。模擬試験も難易度は本番に比べてやや易しめでした。
AWS公式サンプル問題:試験のサンプル問題

試験結果

試験時間は90分間で、合格最低点は700点になります。
気になる結果の方は、、

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778点/1000点で、無事に合格することができました。

なんとも言えない、可もなく不可もない点数ですね。試験終了後すぐに合否の結果が分かり、スコアなどの詳細については2日後くらいにメールで届きます。
試験終了後、合格画面をスマートフォンで写真を撮ろうとしたのですが、試験官に「You cannot take a picture!!!」と注意され撮ることができず悲しかったです。

試験を振り返ってみて

クラウドプラクティショナーの試験内容は、サービス名や概念などを問われることが多く、難易度的にも知っていれば難なく解ける問題ばかりでした。たまに難易度の高い問題もあり悩むこともありましたが、幅広くAWSの概要を網羅しておけば問題なく合格できると思います。
おすすめの勉強方法としては、

1. サービスの名称から、そのサービスの説明をできるようにする。
2. サービスの説明から、そのサービスの名称を答えられるようにする。

こちらの訓練を繰り返すと知識の定着につながると思います。初学者だとどうしても、1の勉強方法のみをやってしまいがちですが、試験では2の勉強方法のような問題も出題されるので対策が必要です。
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例えば、(以下、オリジナル問題)

AWSクラウドでDNSを提供するサービスはどれですか?
A) Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS)
B) AWS Route 53
C) AWS Trusted Advisor
D) AWS CloudTrail

このような出題形式もあるので、どちらにも変換できるように練習しておきましょう。

まとめ

AWS認定資格の入門・基礎レベルであるクラウドプラクティショナーは非エンジニアの方でも1ヶ月程度あれば合格可能です。エンジニアとの社内でのコミュニケーションが取りやすくなったり、対外的なスキルの証明にもなるので、クラウド、AWSに関して興味がある方は取っておいて損のない資格だと思います。
もちろん自分もエンジニアになって4ヶ月しか経ってない駆け出しですが、普段仕事で何気なく使っているAWSの機能や概念を一から勉強することができたので良い経験になりました。
今年中には、クラウドプラクティショナーの次のレベルであるAWS認定ソリューションアーキテクト—アソシエイトにチャレンジしたいと思います!

※今記事は筆者の過去に書いたブログを引用したものになっているので、時系列が少し古くなっております。引用元ブログ

追記
駆け出しエンジニアがAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイトに合格できなかった話
駆け出しエンジニアがAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイトにリベンジ合格した話

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