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Kubernetes 1.26: SIG Cluster Lifecycle の変更内容

Last updated at Posted at 2023-01-12

Kubernetes 1.26 の CHANGELOG から SIG Cluster Lifecycle の取り組みについてにピックアップしました。

今回は前回に比べてさらに内容が薄いです。

重大なアップグレードに関する警告 (Urgent Upgrade Notes)

  • なし。

種類別の変更 (Changes by Kind)

廃止予定 (Deprecation)

  • なし。

APIの変更 (API Change)

  • なし。

機能 (Feature)

  • kubeadm: kubeadm join phase control-plane-prepare certs コマンドにおいて、--dry-run が単独でサポートされるようになりました。 (#113005, @chendave)

    • :pencil: --dry-run によって証明書は /etc/kubernetes/tmp/kubeadm-join-dryrunxxx に作られるようです。
  • kubeadm: kubeadm init 時に show-join-command というフェーズが新しく追加されました。kubeadm init --skip-phases=show-join-command コマンドによりjoin用の情報の表示をスキップできます。ただし、このフェーズの実行にはbootstrap tokenの生成などの他のフェーズに対する依存があるため、単独で実行するとエラーが発生します。 (#111512, @SataQiu)

    • :pencil: joinに必要な情報の表示をスキップするために追加されたフェーズのようです。
  • kubeadm: kubeadm reset--cleanup-tmp-dir フラグが追加されました。このフラグにより /etc/kubernetes/tmp がクリーンナップされます。このフラグはデフォルトでオフです。 (#112172, @chendave)

  • kubeadm: コンテナイメージレポジトリのフォーマットに対するバリデーションが追加されました。 (#112732, @SataQiu)

    • :pencil: github.com/docker/distribution/referenceReferenceRegexp というコンテナイメージ名の正規表現があるようです。
  • kubeadm: サブフェーズのdry-runが実行できるようになりました。(例: kubeadm reset phase cleanup-node --dry-run ) (#112945, @chendave)

  • kubeadm: 既存のkubeconfigファイル内の CertificateAuthorityData が空の場合、外部の CA ファイルの読み込みを試行するようになりました。 (#111783, @SataQiu)

ドキュメント (Documentation)

  • なし。

バグ修正 (Bug or Regression)

  • kubeadm: RSAおよびECDSAフォーマットの鍵をプレフライトチェック時にサポートしました。 (#112508, @SataQiu)

  • kubeadm: 古いデータをできるだけ消すように改善しました。古いデータはリセットの各フェーズで削除されます。例えばデフォルトのetcdのデータディレクトリはremove-etcd-memberフェーズ実行時に削除されます。 (#110972, @chendave)

  • kubeadm: ClusterConfiguration のネットワークフィールドのバリデーション実施時におけるバグを修正しました。 (#112751, @SataQiu)

  • kubeadm: kubeadmコマンド実行時にサブコマンドが必要な場合、ショートメッセージを表示する代わりにヘルプを表示するようにしまた。 (#111277, @chymy)

その他 (Other (Cleanup or Flake))

  • kubeadm: UnversionedKubeletConfigMap のフィーチャーゲートを削除しました。このフィーチャーゲートはv1.25で GAになり、有効化されています。 (#113448, @pacoxu)

  • kubeadm: CoreDNS の node-role.kubernetes.io/master taint に対する toleration が削除されました。node-role.kubernetes.io/master のtaintは 1.25のリリースでコントロールプレーンから既に削除されており、1.26リリースからそれに対するtolerationは不要になり削除できます。kubeadmが管理していない自身のマニフェストからも削除可能です。 (#112008, @pacoxu)

  • kubeadm: kubeadm init/join/upgrade中のkubeletの--container-runtime=remoteフラグに対する利用方法を削除しました。このフラグのremoteという値はdockersimが削除されたため、唯一利用で可能な値です。 (#112000, @pacoxu)

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