Kubernetes 1.26 の CHANGELOG から SIG Cluster Lifecycle の取り組みについてにピックアップしました。
今回は前回に比べてさらに内容が薄いです。
重大なアップグレードに関する警告 (Urgent Upgrade Notes)
- なし。
種類別の変更 (Changes by Kind)
廃止予定 (Deprecation)
- なし。
APIの変更 (API Change)
- なし。
機能 (Feature)
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kubeadm:
kubeadm join phase control-plane-prepare certsコマンドにおいて、--dry-runが単独でサポートされるようになりました。 (#113005, @chendave)-
--dry-runによって証明書は/etc/kubernetes/tmp/kubeadm-join-dryrunxxxに作られるようです。
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kubeadm:
kubeadm init時にshow-join-commandというフェーズが新しく追加されました。kubeadm init --skip-phases=show-join-commandコマンドによりjoin用の情報の表示をスキップできます。ただし、このフェーズの実行にはbootstrap tokenの生成などの他のフェーズに対する依存があるため、単独で実行するとエラーが発生します。 (#111512, @SataQiu)-
joinに必要な情報の表示をスキップするために追加されたフェーズのようです。
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kubeadm:
kubeadm resetに--cleanup-tmp-dirフラグが追加されました。このフラグにより/etc/kubernetes/tmpがクリーンナップされます。このフラグはデフォルトでオフです。 (#112172, @chendave) -
kubeadm: コンテナイメージレポジトリのフォーマットに対するバリデーションが追加されました。 (#112732, @SataQiu)
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github.com/docker/distribution/referenceにReferenceRegexpというコンテナイメージ名の正規表現があるようです。
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kubeadm: サブフェーズの
dry-runが実行できるようになりました。(例:kubeadm reset phase cleanup-node --dry-run) (#112945, @chendave) -
kubeadm: 既存のkubeconfigファイル内の
CertificateAuthorityDataが空の場合、外部の CA ファイルの読み込みを試行するようになりました。 (#111783, @SataQiu)
ドキュメント (Documentation)
- なし。
バグ修正 (Bug or Regression)
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kubeadm: RSAおよびECDSAフォーマットの鍵をプレフライトチェック時にサポートしました。 (#112508, @SataQiu)
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kubeadm: 古いデータをできるだけ消すように改善しました。古いデータはリセットの各フェーズで削除されます。例えばデフォルトのetcdのデータディレクトリは
remove-etcd-memberフェーズ実行時に削除されます。 (#110972, @chendave) -
kubeadm:
ClusterConfigurationのネットワークフィールドのバリデーション実施時におけるバグを修正しました。 (#112751, @SataQiu) -
kubeadm:
kubeadmコマンド実行時にサブコマンドが必要な場合、ショートメッセージを表示する代わりにヘルプを表示するようにしまた。 (#111277, @chymy)
その他 (Other (Cleanup or Flake))
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kubeadm:
UnversionedKubeletConfigMapのフィーチャーゲートを削除しました。このフィーチャーゲートはv1.25で GAになり、有効化されています。 (#113448, @pacoxu) -
kubeadm: CoreDNS の
node-role.kubernetes.io/mastertaint に対する toleration が削除されました。node-role.kubernetes.io/masterのtaintは 1.25のリリースでコントロールプレーンから既に削除されており、1.26リリースからそれに対するtolerationは不要になり削除できます。kubeadmが管理していない自身のマニフェストからも削除可能です。 (#112008, @pacoxu) -
kubeadm:
kubeadm init/join/upgrade中のkubeletの--container-runtime=remoteフラグに対する利用方法を削除しました。このフラグのremoteという値はdockersimが削除されたため、唯一利用で可能な値です。 (#112000, @pacoxu)