はじめに
IT未経験でエンジニアになった私は、配属後の勉強期間中、AIに頼りすぎていました。
- コードの書き方に悩めば、すぐにAIに聞く
- エラーが出ても、原因を自分で考えずにAIに頼る
その結果、先輩から質問されたときに何も説明できず、完全に止まってしまいました。
自分の頭で考えていなかったからです。
そこで私は、AIを思考の 「身代わり」 にするのをやめ、自分の 「相談相手」 として付き合い直すことにしました。
この記事では、未経験の私が思考停止の挫折を経験し、そこからどのように変化していったのかをまとめます。
同じように悩んでいる初学者の方に、本気で伝えたい実体験です。
この記事で伝えたいこと
- AIに丸投げすると「なぜ?」に答えられなくなる
- まず自分で考え、仮説を持ってからAIや先輩に相談する
- 1年目は何でも質問できる「ボーナスタイム」
研修中の葛藤:周りと比べ、質問すらできなかった日々
入社後、3か月の全体研修期間がありました。この研修中は AIの使用が禁止 されていました。
当時の私は、周りの同期と自分を比べて学習速度が遅れていることに焦ってばかりいました。
同期たちが課題を進めていくのを見て、「早く追いつかなければ」と思い詰めていたのです。
また、私は人に質問することが得意ではありませんでした。
「こんなことも分からないの?」と思われるのが怖くて、弱みを見せられなかったのです。
質問に答えていただいても、まだ理解できていないときには
「聞き直すと何か言われるのではないか」と恐れ、曖昧なまま分かったふり をしてしまうこともありました。
配属後の落とし穴:質問への恐怖からAIに逃げる
全体研修を終えて現場に配属された後、本格的な実務に入る前に「実際に実装を行う勉強期間」が与えられました。
この期間は、AIが使える環境でした。
「人に質問するのが怖い」と感じていた私にとって、AIは非常に都合の良い 逃げ道 になってしまいました。
- コードの書き方に悩めば、AIに聞く
- エラーが出たら、原因を考えずにAIに解決策を求める
画面上は課題の実装が進んでいるように見えても、それは自分の頭で考えて進めているわけではありませんでした。
挫折:「なぜ?」に答えられず止まってしまった
そんな中、勉強期間の実装内容について、先輩から質問を受ける機会がありました。
どのような意図でこの実装にしたの?
何も説明できず、その場で完全に止まってしまいました。頭の中が真っ白でした。
自分で原因も実装の理由も考えていなかったため、説明する言葉を何も持っていなかった のです。
自分の頭で考えることを完全に放棄していたことに気づき、強い悔しさを感じました。
根本からの見直しと、私が決めた3つのこと
「このままではエンジニアとして成長できない」
そう危機感を持ち、これまでの学習姿勢とAIとの向き合い方を根本から見直すことにしました。
成長するためには、「自分が分からないことを認め、助けを求めること」 が重要だと考え直しました。
中途半端に分かったふりをして進め、後から手戻りになる方が、同じプロジェクトの上司や先輩の皆さんに負担をかけてしまいます。
そこで、まず 周りと自分を比べるのをやめました。
その上で、AIを「身代わり」から「相談相手」に変えるため、日々の取り組み方として次の3つを決めました。
① まずは自分の力で考えて書いてみる
完璧でなくても構いません。参考コードを見ながらでも、まずは自分の力で考え、作成してみます。
② エラーが出たら、仮説を立ててからAIで調べる
エラーが出たときは、まずエラーメッセージを読み、何が原因か仮説を立てます。AIで調べるのはその後です。
③ 解決できない問題は、自分の意見を持って上司・先輩に質問する
自分の判断だけでは解決できなさそうな問題は、上司や先輩に質問します。
そのときは 必ず自分の意見を持って 質問し、頂いた意見を基に修正を繰り返します。
理解できるまで聞き直す ことも大切にしています。
泥臭くやってみて、少しずつ感じている変化
正直に言って、私にはまだ実力はありません。毎日悩みながらコードを書いています。
それでも、考える前にAIに頼るのをやめ、
「自分の意見を持って質問し、意見を基に修正を繰り返す」
というサイクルを重ねるうちに、少しずつ良い変化を感じられるようになってきました。
エラーの意味がだんだん分かるようになってきた
すぐにAIに頼るのではなく、まずエラーメッセージを読んで仮説を立てるようにしたことで、何が起きているのかが少しずつ分かるようになってきました。
説明を想定するようになり、ボキャブラリーが増えた
「どのような考えでこの実装をしたか」を説明する前提で手を動かすようになり、技術的な言葉を使って説明する力が少しずつではありますが、ついてきたと感じます。
自分で考える力がついたことで、AIの使い方も上達した
自分で考え、仮説を持った上で具体的に質問するようになったことで、結果としてAIをより効果的に活用できるようになりました。
まとめ
AIは非常に便利で、これからの時代のエンジニアにとって必須のツールです。
しかし、ただAIに丸投げしてコードを書いてもらうだけでは、私たちの存在価値はないも同然です。
大切なのは、次のようなことだと考えています。
- まずは自分で考える力をつける
- 周りと比較せず、分からないことを素直に認めて助けを求める
- 答えを聞くのではなく、自分の意見を持って質問し、いただいた意見を基に修正を繰り返す
- 言葉を間違えることを恐れず、積極的に説明する
これを続けることで、少しずつ自分の成長を実感できるはずです。
1年目は、何でも質問ができる 「ボーナスタイム」 です。
私自身まだまだ実力はありませんが、この期間を無駄にせず、一歩ずつ成長していきたいと考えています。
この記事が私のように、プログラミング未経験でなかなかうまくいかずに焦っている皆さんの参考になれば嬉しいです。