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NTTテクノクロスAdvent Calendar 2024

Day 14

Microsoft Teamsの投稿を手軽にまとめたい。できたらオシャレな見た目で公開したい

Last updated at Posted at 2024-12-13

はじめに

NTTテクノクロスのかわちゃきです。こんにちは。普段は部署の人材育成やプロモーション活動、社内研修講師や社内の技術問い合わせの回答などをしています。
この記事はNTTテクノクロスアドベントカレンダー2024 14日目の記事です。
今回は「Microsoft Teamsの投稿を手軽にまとめたい。できたらオシャレな見た目で公開したい!」を実現する方法について考えた結果を記載します。

経緯

当社ではMicrosoft Teamsを使って業務を行っています。
Microsoft Teamsでのやりとりはフロー情報で、時間が経つにつれて埋もれていきます。ただ社内手続きについての質問と回答や、会社近くのオススメごはん屋さんなど、内容によってはストック情報として蓄積したり、共有したくなることがあります。その内容をひとつずつ投稿を転記したり、情報を加工し共有するのは手間です。そこで、X(旧Twitter)を手軽にまとめるサイトTogetterのように、まとめて共有出来ないか模索したのが本記事の内容です。
特に以下の2点を実現したいです。

  • Microsoft Teamsの投稿を簡単に転記したい
  • 手軽に共有したい

本記事はPower Automateの設定に慣れていることを前提とし、ポイントになる設定を中心に解説します。

完成図

X(旧Twitter)風にMicrosoft Teamsの投稿をまとめます。
image.png

全体の流れ

  1. Power AutomateでMicrosoft Teamsの投稿をポチっと選択したら
  2. 共有するために他のサービス(Excel,Microsoft Lists)に転記する
  3. よくばりなので、まとめサイトとしてオシャレな見た目にする:heart:

の3ステップで行っていきます。

Power Automateで全体のフローを作成する

image.png

Power Automateの自動化したクラウドフローを、選択したメッセージ トリガーで新規作成します。まとめる際に転記したい情報をユーザープロフィールの取得メッセージ詳細を取得するで取得します。
メッセージ詳細を取得するの親メッセージIDは、返信メッセージIDを設定します。

  • ユーザープロフィールの取得
    • 投稿者のプロフィールに設定している画像を表示するため、投稿者のメールを取得する
  • メッセージ詳細を取得する
    • CreateDateTimeなど選択したメッセージの場合で取得できない項目を取得する

共有するために他のサービス(Excel,Microsoft Lists)に転記する

転記先の項目を作成する

ExcelでもMicrosoft ListsでもOKです。Excel、Microsoft Listsに転記する項目を作成します。Excelの場合はテーブルを、Microsoft Listsの場合は列を作成します。Excelの場合は表に行を追加、Microsoft Listsの場合は項目の作成で、転記したい項目を指定します。本記事と同様に設定したい場合はView requirementsに合わせて項目を作っておくと◎です。

よくばりなので、まとめサイトとしてオシャレな見た目にする:heart:

Microsoft Listsのデフォルトデザインもシンプルで良いのですが、今回はX(旧Twitter)風な見た目に整えていきます。
image.png

Microsoft Listsの列にjsonを設定する

列の書式を設定して外観を変更するの通り、詳細モードでカスタマイズした表示の設定が可能です。
Microsoft Learn Challengeでも紹介されてるようにSharePoint/sp-dev-column-formatting リポジトリにすぐに使えるサンプルが沢山あります。Twitter Timelineというドンピシャなデザインがあるので、このフォーマットを使っていきます。

Microsoft Listsにデザインをあてる

全てのアイテム現在のビューの書式設定詳細設定Twitter TimelineのJSONを設定します。その中で一部項目を修正します。

39行目のsrcを修正します。

"elmType": "img",
    "attributes": {
    "src": "[$TwitterProfilePic]",
    "title": "[$TweetBy]",
    "target": "_blank"
    }

今回は投稿者のユーザーアイコンを表示したいため、以下に変更します。TweetByユーザープロフィールの取得で取得したメールアドレスです。

"elmType": "img",
    "attributes": {
    "src": "='/_layouts/15/userphoto.aspx?size=L&accountname=' + [$TweetBy]",
    "title": "[$TweetBy]",
    "target": "_blank"
    }

128行目のtxtContentを修正します。

"txtContent": "[$TweetFormattedDate]"

投稿日時をView requirementsの通りに変換するのが面倒手間を省くために、TweetDateを表示します。メッセージ詳細を取得するで取得したCreateDateTimeです。

"txtContent": "[$TweetDate]"

使い方

実際に動かしてみます。
image.png
Microsoft Teamsで投稿の三点リーダーから、作成したPower Automateの投稿をトゥギャるをポチっと押します。
image.png
ポチッと押すだけで、設定したMicrosoft Listsにオシャレな見た目で転記できました🎅

おわりに

今回はデザインにtwitter-timelineを適用しましたが、どのチームから転記したのか、その投稿のタイトルなどを出力してもいいですね。Microsoft Teamsはプライベートなチームもあります。転記した内容の公開範囲に注意して効率的な情報共有をしていきましょう!

明日以降もNTTテクノクロスアドベントカレンダー2024をお楽しみに🎄

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