前半の検証レポートでは、OCIとAWS EC2のコンピュート性能について、CPU、メモリ、ストレージの観点から技術検証を実施しました。その結果、OCIは高負荷ワークロードでの性能、AWS EC2は汎用用途での安定性と選択肢の豊富さという、それぞれの強みが明確になりました。
しかし、実務でのクラウド選定は性能だけでは決まりません。ネットワーク性能、データ転送コスト、そして実際のビジネス要件への適合性が重要な判断材料となります。
本記事(後半)では、以下の観点から両プラットフォームを比較分析します。
・ネットワーク性能とコストパフォーマンスの定量評価
・具体的なワークロードシナリオ別の推奨構成
・プラットフォーム選定の技術的判断基準
4. ネットワーク性能とコストパフォーマンス分析
4.1 OCIとAWS EC2のネットワーク性能比較
クラウド環境におけるアプリケーションの応答性やデータ処理速度は、コンピュートインスタンス自体の性能だけでなく、内部ネットワークおよび外部ネットワークの性能に大きく左右されます。OCIとAWS EC2は、それぞれ異なるネットワークアーキテクチャを採用しており、これが性能とコストの両面に影響を与えます。
4.1.1 内部ネットワーク(インスタンス間、AZ内)の比較
OCIのネットワークは、VCN(Virtual Cloud Network)を基盤とし、物理ネットワークと仮想ネットワークの境界を意識させない設計が特徴です。特に、同一アベイラビリティドメイン(AD)内やVCN内のインスタンス間通信において、RDMA over Converged Ethernet (RoCE) を活用した超低レイテンシ・高スループットのネットワークを提供しています。これは、高性能コンピューティング(HPC)や機械学習の分散学習など、インスタンス間の密な連携が求められるワークロードにおいて大きなアドバンテージとなります。
一方、AWS EC2はVPC(Virtual Private Cloud)を基盤とし、広範なサービス連携と安定したネットワークを提供します。特定のインスタンスタイプでは、Elastic Fabric Adapter (EFA) を利用することで、HPCや機械学習向けの低レイテンシ・高スループットを実現できます。しかし、EFAは全てのインスタンスタイプで利用できるわけではなく、別途設定が必要となる場合があります。
一般的に、OCIはデフォルトで高性能な内部ネットワークを提供することを目指しており、特に大規模な分散処理を行う際のネットワークボトルネックを軽減する傾向があります。
4.1.2 インターネット/リージョン間ネットワークの比較
クラウドサービスからインターネットへのデータ転送、あるいは異なるリージョン間でのデータ転送は、多くの企業にとって無視できないコスト要因となります。OCIとAWS EC2は、それぞれデータ転送量に対する課金体系が異なります。
AWS EC2は、インターネットへのデータアウトバウンド(データ転送量)に対して従量課金が発生します。リージョン間のデータ転送も同様に課金されます。一方、OCIは、インターネットへのデータアウトバウンド転送に関して、一定量まで無料枠を提供し、それ以降も比較的安価な料金設定となっています。特に、データ転送量が多いワークロード(例:大規模なデータ配信、ログ収集、バックアップ)においては、OCIの料金体系が大きなコストメリットをもたらす可能性があります。
また、オンプレミス環境との専用線接続サービスとして、AWSはDirect Connect、OCIはFastConnectを提供しています。これらもそれぞれのクラウドプロバイダーのネットワークインフラに最適化されており、安定した高帯域接続を提供します。
4.2 コストパフォーマンス徹底分析
クラウドの利用費用は、コンピュートインスタンスの料金だけでなく、ネットワーク転送量、ストレージ、データベースなど、様々な要素の組み合わせで決まります。ここでは、特にコンピュートに関連するコストと、見落としがちな隠れたコストについて分析します。
4.2.1 コンピュートインスタンスの料金体系と費用比較
OCIとAWS EC2のコンピュートインスタンス料金は、インスタンスタイプ、CPUコア数、メモリ量、リージョン、そして契約形態によって大きく異なります。
一般的に、OCIは同等の性能を持つインスタンスにおいて、AWS EC2よりもオンデマンド定価そのものが安価に設定されているケースが多いです。特に、高コア数・大メモリのインスタンスや、GPUインスタンスにおいて、OCIの価格競争力が顕著になる傾向が見られます。
コスト削減のための割引契約には、明確なモデルの違いがあります。AWSは「Reserved Instances」や「Savings Plans」といった、コンピュート使用量や期間をコミットする形式が主流です。一方、OCIは「年間ユニバーサル・クレジット(Annual Universal Credits)」というモデルを採用しています。これは、特定のインスタンスではなく「クラウド全体の年間利用額」をコミットすることでボリュームディスカウントが適用される仕組みです。特定のインスタンスタイプに縛られないため、柔軟性が高いのが特徴です。
以下に、一般的な傾向としての料金体系の特徴をまとめます。
| 項目 | OCI (Oracle Cloud Infrastructure) | AWS EC2 (Amazon Web Services) |
|---|---|---|
| オンデマンド料金 | 同等性能で比較的安価な傾向 | 広範なインスタンスタイプと多様な選択肢 |
| 長期利用割引 |
年間ユニバーサル・クレジット (サービスを問わない年間契約割引) |
リザーブドインスタンス、Savings Plans (コンピュートリソースへの確約割引) |
| 余剰キャパシティ活用 | プリエンプティブルインスタンス(破格の安価) | スポットインスタンス(大幅な割引) |
| 無料枠 | Always Freeサービス(永続無料枠が充実) | 無料利用枠(期間限定または一定量まで無料) |
OCIのAlways Freeサービスは、小規模なアプリケーションや開発環境を永続的に無料で運用できる点で非常に魅力的です。
4.2.2 ネットワーク・コンポーネントのコスト特性
トラフィック従量課金やコンポーネント費用は、アーキテクチャの選択肢に直接影響します。
AWSは、Multi-AZ構成時の「AZ間通信」や、NAT Gatewayの「データ処理量」に課金が発生します。そのため、高可用性構成やセキュリティ強化(プライベートサブネット化)が、コスト増および変動費リスクに直結する傾向があります。また、昨今はIPv4アドレスも課金対象です。
対してOCIは、10TB/月のOutbound通信枠に加え、AZ間通信、NAT Gateway、Ephemeral IPが無料です。これにより、コストペナルティを意識せず、技術的に望ましい冗長化やセキュアな構成を採用できる点が設計上のメリットとなります。
4.3 ワークロード別コスト効率と推奨シナリオ
OCIとAWS EC2のネットワーク性能とコスト構造の違いを踏まえると、特定のワークロードにおいてどちらがよりコスト効率に優れるかが見えてきます。
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データ転送量が多いワークロード
大規模なデータレイク、動画配信、ログ収集、データ分析基盤など、インターネットへのデータアウトバウンドが多いシステムでは、OCIのデータ転送料金の優位性が光ります。これにより、運用コストを大幅に削減できる可能性があります。 -
高性能コンピューティング(HPC)や機械学習の分散学習
OCIのRDMAを活用した超低レイテンシ・高スループットの内部ネットワークは、インスタンス間の通信がボトルネックになりがちなHPCや機械学習の分散学習において、処理速度の向上と同時に、コスト効率の良いリソース利用を可能にします。 -
エンタープライズデータベースワークロード
Oracle Databaseを基盤とするシステムでは、OCIが提供するOracle Exadata Database ServiceやDatabase Cloud Serviceと、コンピュートインスタンスの組み合わせが最適です。Oracle製品との親和性や、ライセンス持ち込み(BYOL)によるコスト削減のメリットも考慮すべき点です。 -
一般的なWebアプリケーションやマイクロサービス
AWS EC2は豊富なサービス連携と広範なエコシステムにより、開発・運用が容易なメリットがあります。OCIも同様のサービスを提供していますが、既存のAWSエコシステムに深く依存している場合は、移行コストも考慮に入れる必要があります。ただし、コンピュートインスタンスの単価やデータ転送量を考慮すると、OCIへの移行で長期的なコストメリットを得られるケースも少なくありません。
最終的には、自社の具体的なワークロード要件、データ転送パターン、予算、そして将来的な拡張計画に基づいて、両社のネットワーク性能とコスト構造を詳細にシミュレーションし、最適な選択を行うことが成功への鍵となります。
5. 実際のワークロードでの性能差とおすすめの使い分け
これまでの章では、OCIとAWS EC2のコンピュート性能を個別の要素(CPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク)で比較してきました。しかし、実際のシステム運用においては、これらの要素が複合的に作用し、特定のワークロードに対して最適なパフォーマンスを発揮するかどうかが重要になります。ここでは、主要なワークロードタイプごとに、両プラットフォームの性能差と、それぞれが推奨されるシナリオを具体的に解説します。
5.1 主要なワークロードにおける性能特性
各クラウドプロバイダーが提供するコンピュートインスタンスは、その設計思想や基盤インフラによって、特定のワークロードで強みを発揮します。ここでは、代表的なワークロードを挙げ、OCIとAWS EC2それぞれの特性を掘り下げます。
5.1.1 Webアプリケーション・APIサーバー
WebアプリケーションやAPIサーバーは、多数の同時接続を処理し、高速なレスポンスタイムが求められるワークロードです。CPU性能はもちろん、安定したネットワーク帯域と、ロードバランサーとの連携が重要になります。
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OCIの特性
OCIは、バースト設定を除く標準的なVMにおいて「オーバーサブスクリプションなし」を徹底しており、物理コア確保による予測可能なパフォーマンスを提供します。さらに最大の強みとなるのが、CPUとメモリを1単位で自由に調整できる「Flexibleシェイプ」です。これにより、Webアプリケーションの特性に合わせて「メモリは少なめでCPUを多めに」といった精密なサイジングが可能となり、固定スペックのインスタンスで発生しがちなリソースの無駄(コスト)を徹底的に排除できます。
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AWS EC2の特性
AWS EC2は、「AWS Nitro System」による高い分離レベルと安定した性能が基盤にあります。かつて懸念されたNoisy Neighbor問題はNitro Systemにより実用上ほぼ解消されており、非常に高い信頼性を誇ります。その上で、Elastic Load Balancing (ELB) やAWS Fargateなどのマネージドサービスとシームレスに連携できる点が最大の強みです。豊富なエコシステムを活用し、スケーラビリティと運用自動化を極めたモダンなWebアーキテクチャを構築するのに最適です。
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推奨の使い分け
「Flexibleシェイプ」による厳密なコスト最適化と、安定したベース性能を重視するシステムにはOCIが適しています。一方、豊富なマネージドサービス群を活用した開発スピード、サーバーレスアーキテクチャへの拡張性を重視するプロジェクトにはAWS EC2が優位性を持つでしょう。
5.1.2 データベース(OLTP/OLAP)
データベースワークロードは、特にストレージのIOPS(Input/Output Operations Per Second)とレイテンシ、そしてCPUとメモリのバランスが重要です。トランザクション処理(OLTP)では低レイテンシと高IOPSが、分析処理(OLAP)では高いスループットと大容量メモリが求められます。
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OCIの特性
OCIは、ローカルNVMe SSDを搭載したインスタンスの提供や、ベアメタルインスタンスでの直接的なディスクアクセスにより、非常に高いIOPSと低いレイテンシを実現できます。これは、特にOracle DatabaseのようなIO負荷の高いOLTPシステムにおいて、卓越したパフォーマンスを発揮します。また、Oracle Cloud Infrastructure DatabaseサービスやOracle Exadata Database ServiceといったOracle製品に特化したマネージドサービスは、Oracleユーザーにとって強力な選択肢となります。大規模なデータウェアハウスやデータレイク構築においても、高スループットなネットワークがデータ転送のボトルネックを解消します。
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AWS EC2の特性
AWS EC2は、EBS (Elastic Block Store) の多様なタイプ(gp3, io2 Block Expressなど)を提供し、ニーズに応じたストレージ性能を選択できます。また、Amazon RDSやAmazon Auroraといったマネージドデータベースサービスは、運用管理の負荷を大幅に軽減し、高可用性とスケーラビリティを容易に実現します。PostgreSQL、MySQL、SQL Serverなど、幅広いデータベースエンジンに対応しており、特定のベンダーに依存しない柔軟なデータベース環境を構築したい場合に強みを発揮します。
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推奨の使い分け
Oracle Databaseの最高のパフォーマンスを引き出したい場合や、極限のIOPSと低レイテンシが求められるミッションクリティカルなOLTPシステムにはOCIが適しています。一方、多様なデータベースエンジンを柔軟に利用したい場合、運用管理の簡素化を重視する場合、または特定のベンダーロックインを避けたい場合にはAWS EC2とマネージドDBサービスが推奨されます。
5.1.3 機械学習・データ分析
機械学習(ML)やデータ分析ワークロードでは、高性能なGPUインスタンス、大容量メモリ、そして大量のデータを高速に処理するためのネットワーク帯域が不可欠です。特にディープラーニングのモデル学習では、最新のGPU性能が結果に直結します。
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OCIの特性
OCIは、最新世代のNVIDIA GPUを搭載したインスタンスをいち早く提供し、ベアメタルGPUインスタンスも選択可能です。これにより、GPUの性能を最大限に活用でき、大規模なディープラーニングモデルの学習時間を大幅に短縮できます。OCI Data Scienceサービスも提供されており、データサイエンティストがモデル開発に集中できる環境が整っています。HPC(High Performance Computing)向けのクラスタネットワークも、分散学習において高いスループットを発揮します。
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AWS EC2の特性
AWS EC2は、PシリーズやGシリーズといった多様なGPUインスタンスを提供しており、幅広いニーズに対応します。Amazon SageMakerなどのマネージド機械学習サービスは、モデルの開発からデプロイ、運用までを統合的にサポートし、MLOpsの実現を容易にします。また、Amazon S3との連携により、大量のデータセットを効率的に管理・利用できる点も強みです。
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推奨の使い分け
最新・最高のGPU性能を追求し、大規模なディープラーニングモデルの学習やHPCを伴うデータ分析にはOCIが有利な場合があります。MLOpsの統合環境、多様なデータソースとの連携、そして既存のAWSエコシステム内での機械学習ワークロードの構築を重視する場合にはAWS EC2が適しています。
5.1.4 バッチ処理・HPC
バッチ処理やHPC(High Performance Computing)は、大量の計算を並列で実行し、短時間で処理を完了させることが求められます。高クロックのCPU、多数のコア、そしてノード間の高速なインターコネクトが重要です。
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OCIの特性
OCIは、高クロックのIntel Xeonプロセッサや、AMD EPYCプロセッサを搭載したベアメタルインスタンスを提供し、物理コアを最大限に活用できます。特にHPC向けには、RDMA(Remote Direct Memory Access)をサポートするクラスタネットワークを備えたインスタンスがあり、ノード間の超高速通信を実現します。これにより、科学技術計算、シミュレーション、レンダリングなど、密結合な並列処理を必要とするHPCワークロードで優れた性能を発揮します。
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AWS EC2の特性
AWS EC2も、HPCに特化したインスタンス(例:C6gn、Hpc7a)を提供しており、高いネットワークスループットと計算性能を両立しています。AWS BatchやAWS Step Functionsといったサービスと組み合わせることで、大規模なバッチ処理パイプラインを容易に構築・管理できます。また、スケーラビリティと多様なサービス連携により、データ変換、ログ解析、メディア処理などの大規模な非同期処理に適しています。
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推奨の使い分け
物理コア性能やノード間通信の低レイテンシを最重視する、真のHPCワークロードや密結合な並列計算にはOCIが強みを発揮します。一方、大規模なバッチ処理を効率的にオーケストレーションし、多様なAWSサービスと連携させたい場合にはAWS EC2がより適しているでしょう。
5.2 最適なプラットフォーム選択のためのガイドライン
OCIとAWS EC2、それぞれのコンピュートサービスは異なる強みを持っています。最終的な選択は、ワークロードの特性、コスト、既存のIT資産、そして運用戦略によって異なります。
5.2.1 OCIが特に推奨されるケース
以下のような要件を持つ企業やワークロードには、OCIのコンピュートサービスが特に推奨されます。
| 要件カテゴリ | 具体的な推奨理由 |
|---|---|
| Oracle製品との親和性 | Oracle DatabaseやOracle Fusion Applicationsなど、既存のOracle製品をクラウドへ移行する場合、OCIはネイティブな互換性と最適なパフォーマンスを提供します。Oracle Database Cloud ServiceやOracle Exadata Database Serviceは、オンプレミス環境からのシームレスな移行と運用を可能にします。 |
| 予測可能な高性能と安定性 | ベアメタルインスタンスや高帯域ネットワークにより、仮想化のオーバーヘッドが少なく、ピーク時でも安定した性能が期待できます。ミッションクリティカルなシステムや、SLA(サービス品質保証)が厳格なワークロードに適しています。 |
| コストパフォーマンス | 特にCPU性能やネットワーク帯域において、同等の性能でAWS EC2と比較してコスト効率が良い場合があります。予算が限られているが、高いコンピュート性能が必要なプロジェクトに適しています。 |
| 特定のワークロードでの最高性能 | データベースのIOPS、HPCの並列処理、最新GPUの利用など、特定の要素で最高レベルのRawパフォーマンスを求める場合にOCIは強みを発揮します。 |
| オンプレミスからの移行 | オンプレミスの物理サーバーに近い構成や、特定のネットワーク要件を持つシステムをクラウドに移行する際に、OCIのベアメタルやVCN(Virtual Cloud Network)の柔軟性が役立ちます。 |
5.2.2 AWS EC2が特に推奨されるケース
以下のような要件を持つ企業やワークロードには、AWS EC2が特に推奨されます。
| 要件カテゴリ | 具体的な推奨理由 |
|---|---|
| 豊富なマネージドサービスとエコシステム | AWSは、EC2以外にもデータベース、ストレージ、AI/ML、IoT、サーバーレスなど、非常に多岐にわたるマネージドサービスを提供しています。これらを組み合わせることで、開発・運用効率を最大化し、クラウドネイティブなアプリケーションを迅速に構築できます。 |
| 多様なインスタンスタイプと柔軟性 | AWS EC2は、数多くのインスタンスタイプを提供しており、CPU、メモリ、ストレージ、ネットワークの組み合わせを非常に細かく調整できます。これにより、特定のワークロードに対して最適なリソースを柔軟に選択し、コスト最適化を図ることが可能です。 |
| クラウドネイティブ・サーバーレス志向 | AWS Lambda、AWS Fargate、Amazon EKSなどのサービスは、サーバーレスやコンテナベースのアーキテクチャを積極的に採用したい企業に適しています。運用負荷を最小限に抑えつつ、高いスケーラビリティを実現できます。 |
| グローバル展開と広範なリージョン | AWSは、世界中に広範なリージョンとアベイラビリティゾーンを展開しており、グローバルビジネスを展開する企業や、災害対策、低レイテンシのユーザーアクセスを重視する場合に大きなメリットがあります。 |
| アジャイル開発と迅速なプロトタイピング | AWSの成熟したツール群と豊富なドキュメント、コミュニティサポートは、迅速なプロトタイピング、テスト、デプロイを可能にし、アジャイル開発プロセスを強力に支援します。 |
6.OCIとAWS EC2、それぞれの強みを活かした選択を
OCIはベアメタル性能と高IOPSストレージで、I/O集約型ワークロードのコストパフォーマンスに優れます。AWS EC2も高性能オプションを提供し、豊富なサービス連携とエコシステムが強みです。選定の鍵は「できる/できない」ではなく、同等性能でのコスト差と既存システムとの統合性。実務ではワークロードの性能要件(IOPS、レイテンシ等)を定量化し、TCOを比較して判断します。TerraformなどのIaCでインフラをコード化しておけば、プロバイダー移行時の再現性も高まります。技術選定は要件・性能・コストの3軸で冷静に評価しましょう。