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AWS認定 機械学習 – 専門知識(MLS-C01) 取得するまでにやったこと

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20220124_screenshot_01_MLS.png

はじめに

DX 技術本部の yu-yama です。

AWS認定 機械学習 – 専門知識(MLS-C01) を取得したので取得までの流れを記します。

受験前の知識

機械学習関連の実務経験は無く、教師あり学習とか教師なし学習とかモデルとか用語を雰囲気で知っているレベル

AWSの資格はCLF以外取得済

学習期間

  • 2カ月半(トータル20時間程度)
    • 内訳
      • 参考書(7H)
      • ↑以外(13H)

学習の流れ

試験ガイドを確認

分野ごとの比重を見て、特に問われるところを確認します。

  • 第 1 分野: データエンジニアリング 20%
  • 第 2 分野: 探索的データ分析 24%
  • 第 3 分野: モデリング 36%
  • 第 4 分野: 機械学習の実装とその運用 20%

試験の詳細を確認

  • 形式:65 問
  • 時間:180 分

合格体験記確認

先人のやったことを確認し、どのような問題が出るか、どのような解き方をするか、どの問題集が良いか、どのような学習の仕方をするかを確認します。

AI 初心者による AWS 認定機械学習ー専門知識ー(MLS-C01)合格の記録(2021 年 03 月合格) - Qiita

AI 学習 ⇒ AWS 機械学習の順番での対応は有効

AWS 認定 機械学習 - 専門知識に合格したので、実践した勉強方法を共有します - Qiita

AWS 認定試験の中で一番 AWS 色が薄い試験だと思いました。問題文に AWS サービスが 1 つも出てこないものが全問題の 1/3 くらいを占めてた感覚

AWS 認定 Machine learning specialty 合格記 | フューチャー技術ブログ

  1. 公式ドキュメントの機械学習のジャンルを読破する
  2. 機械学習 – 試験準備コースのページに従って学習を進めていく

G 検定の教科書読んでもらって、あとは問題解いて解説くらいで充分なような気がする
機械学習について説明するのは、専門家じゃないと無理

AWS 認定 機械学習 合格しました - J のブログ

統計学とかの知識も必要だったり、機械学習アルゴリズムの理解、アルゴリズムの評価、トレーニングデータのチューニングなどなど、今まで経験したことがないジャンル

AWS の機械学習エンジニア認定試験を受けてきた - Qiita

SageMaker のドキュメントを読み込むことをお勧め。これをどこまで熟知しているかで合否が決まる

AWS 認定 Machine Learning – Specialty (MLS-C01) 受験記録 - smile-0yen.dev

これまでに受験したどの試験と比較しても、AWS サービス独自の設問が少なかった。 そのため主観的な難易度は人によって相当ばらつくだろう。高度なネットワーキングと同様だが、より AWS 色が薄い。 強引に AWS に限った側面のみで考えると、データアナリティクスの試験を易しくして SageMaker の設問を少々加えただけという印象。

AWS 認定 機械学習 – 専門知識に合格しました | It works for me

純粋な機械学習の知識を問う問題 5 割、SageMaker が 3 割、データ分析が 2 割、AWS の AI サービスが数問って印象でした。
AWS のサービスに対する理解より機械学習全般の知識がかなり重要でこれまで受けた試験でもかなり異質でした。

機械学習初心者の AWS 認定 機械学習–専門知識(MLS)受験レポート | はなうたつうしんぼ

下記の 3 本立ての学習が必要です。括弧内の%は自分が感じた出題の比率の数字です。

機械学習の基礎知識(40%)
AWS の機械学習関連の各種サービスの機能(30%)
AWS のデータ関連の各種サービスの機能(30%)
機械学習の基礎知識で特に重要なのは過学習への対処、陽性データが少ない場合の対処、学習に時間がかかっている場合の対処といったデータサイエンティストが日常的にぶつかる問題への対処方法です。

この辺りは王道の解決手法(過学習が起きているなら正則化、陽性データが少ないならオーバーサンプリングといったセオリー)を理解できていることが求められます。

後は評価指標、特に混同行列に関しては手を替え品を替え様々な問題形式でしつこいくらいに問われます。

AWS 認定 機械学習 – 専門知識(Machine Learning – Specialty)合格に向けたオレオレ学習ガイドライン - Qiita

kinesis,EMR,Athena,Glueあたりも頻出

なるほど、AWS以前に機械学習のいろはを学ぶ必要がありそう。ということで以下の本を購入。

ディープラーニング G検定 公式テキスト 第2版 を読む

一通り読みました。G検定はディープラーニングの基礎知識を確認する試験で、そのテキストだけあり広く浅~く関連用語を抑えることが出来ました。が、新登場用語が多すぎて読み切るのがなかなか辛かった。

結構時間を費やしてしまいました。試験に受かるだけならさらっと読んで、練習問題を解く段階になってから不明な用語を調べる。という辞書的な使い方をお勧めします。

Exam Readiness: AWS Certified Machine Learning - Specialty (Japanese) 受講

公式の無料デジタルトレーニングです。
最後に模擬試験問題35問が付いていますがこの時点では全然解けませんでした......

ブラックベルト

Amazon SageMaker Basic Session のみ目を通しました。

WEB問題集

60問程度解きました。これくらい解くと、問題の傾向と解答の傾向が掴めてきます。
畳み込みニューラルネットワークとリカレントニューラルネットワークそれぞれのユースケース(画像なのか時系列なのか)とか、モデルの精度を上げるにはどうすれば良いとか、過学習を防ぐためにどうすれば良いとかなど

これまで専門知識の資格(DAS, ANS)は6, 70問程度解いた段階で受験して合格していたので、一旦受けてみることに。

本番

WEB問題集と似たような問題が出たので分かる問題は即答、分からない問題、そもそも知らない用語が解答選択肢にずらりと並ぶ問題は分からない。と判断しサクサク進み、試験時間に余裕を持って終えることが出来ました。
問題&解答文章量も全体を通して少なく感じました。
最後の運命の合否ボタンも、まあこれくらいの感触だったらイけているだろう(ギリかもしれないけど)とドキドキせずに押下。
結果、合格していました。

感想

事前情報通り機械学習の知識を問う問題半分、AWSのサービスの知識を絡めた問題半分だったように感じました。

合格するために

AWSのサービスの知識を絡めた問題はSageMakerのブラックベルト相当の知識データアナリティクスの知識があればいけると思います。機械学習の知識については正直広大かつ深すぎるのである程度捨てる気持ちを持ってWEB問題集に出てくる用語を押さえておけば良いでしょう。

当初、G検定のテキストをフルで読んで機械学習の知識をみっちり付けたうえで+αとしてAWSサービスを絡めた学習を行い実践相当の力を付けようと試みましたが、機械学習の知識が広く深すぎで時間がかかりすぎるため、途中で認定資格を取得する方向1にかじを切りました。

後に続く人に最短での取得方法を伝授するならば、

  1. 試験ガイド を読む
  2. 深層学習教科書 ディープラーニング G検定 公式テキスト をさらっと読む
    • 学習とか、モデルとか、推論とかの用語が分かる程度
  3. SageMaker のブラックベルトを読む
  4. Amazon Polly, Rekognition, Lex それぞれのサービスが何を出来るのかを抑える
  5. WEB問題集を60問程度解く

で足りると考えます。

おわりに

機械学習の実務にあたるとなった場合は、機械学習専門の人とチームを組んでAWSに詳しい人(機械学習関連サービスの基本を押さえている人)として参加する事でうまく回るレベルの知識は付けられたかなと。

  1. APN ALL AWS Certifications Engineer を目指しているため取得を第一目的に

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